あなたも僕も植物や動物の死骸を食べて排泄して二酸化炭素吐いて生きてる

好きなことを書き続けているこのブログですが、基本的に僕は過去に書いた記事を改変したり消去したりしません。

理由はひとつで「立体感」がなくなるからです。

美しいところ、素晴らしいところ、自慢できるところ、誇れるところ、いわゆる「いいところ」だけを紹介するのは逆にペラペラになります。

自分で過去の記事を読んで「恥ずかしいな」とか「うわ、誤字脱字ばっかりじゃん」と思うこともあります。「このときはこれにハマっていたな〜」と思い出すこともあれば、何気なく読み返して自分でクスっと笑ってしまう記事もあります。

「恥ずかしいな」「もうこの考え方とは違うしな」と思ってもそれを残しておくことは「欠点」を見せることにもなります。「稚拙」「未熟」「不足」こういった部分を自分自身感じることも多々あります。

しかし、これらがあることで「立体感」が出ます。「にしけい」という存在の実体性が強くなります。ネットだからこそ、顔が見えないからこそこの「立体感」は大事です。

いいところとか自慢だけ書きたい気持ちも分かりますし、過去に苦労したとか生い立ちがどうだったとか苦労話を書きたい気持ちもなんとなくわからなくもないですけど、そこはどっちもあった方がいいんじゃないかなと思いますし

「すごい」と感じるか「ダサい」と感じるかは読んだ人が決めるので、どっちでもいいかなと思いますが「いいところ」と「わるいところ」両方あって「広がり」が生まれるので、あまり他人のことを気にせず書いた方がいいのではないかと思います。

記事を消したり、良いところだけを切り取ろうとする人の心理としては「こういうところ見せたくない」とか「ここは許せない」みたいな潔癖っぽいところがあると思うんですよね。

カッコつけたいというか、見栄っ張りというか。

 

否定や切り離すことは簡単なんですよね

自分の情けないところとか、ダメなところとか、汚いところとか、いっぱいあるじゃないですか。小学生のころ姉貴を本気で殺そうと思って包丁を持ち出した話とか、実家の壁を頭突きで破壊することにハマっていた時期があったとか、そういう今思えば恥ずかしいことって大小合わせていっぱいあるじゃないですか。

僕にとってはこのブログはそういう側面があって、黒歴史というか、肛門を全世界に公開しているような羞恥心を感じる記事もあります。でも、記事を消しません。

なぜか?

それは他人の行動を受け入れることにつながっているからです。

占いのお仕事、ご相談を受けていると、本当にいろんなご相談があります。

浮気とか不倫とか誰かを呪いたいとか、あれを奪いたいとか、これを手に入れたいとか、一般的な倫理に照らし合わせると「だめ」な話もあります。でもそれをわかった上でその人なりに悩んでいたりするわけで。

そこで僕が「そんなことダメだ!」なんて言ってしまうのは、なんかただ「法律」とか「一般常識」という尺度のみで状況を判断していることになり「僕じゃなくても言えること」だと思いますし、おそらくそういった悩みを抱える人たちは「僕以外の人にだめだと言われてきた」し「倫理的にはだめだ」と自分で気づいていると思います。

「なんで結婚してる人を好きになるの?やめておきなよ」
「そんなことしたら世間的に終わるよ」
「みんなが悲しむようなことやめなよ」

否定するのは簡単なんですよね。止めるように「言う」のも簡単です。

でも、止まらないからご相談にこられるわけですし、否定されたくてこられているわけではないはずです。

誰かの相談に乗るというお仕事は「清濁併せ吞む」というか、欠点や不足した点も受け入れないと前に進めないんですよね。

もちろん表面的なテキトーな正論を言って終わる人もいると思いますし、無難に流す人もいると思います。

でも踏み込まないと解決しない問題とか、気づけないことっていっぱいあります。言葉にして初めて気づくこともあるし、誰かに言葉にしてもらって初めて気づく感情もあります。

恥ずかしいと感じる記事を消さない理由が「他人を受け入れるため」っていうとめちゃくちゃおこがましいんですけど、なんというか僕自身潔癖で完璧主義な人には相談したくないなと思うので、不完全さを残しています。

あなたも僕も他の動植物の死骸を食べて排泄して二酸化炭素を吐いて、雑菌だらけのスマホをもって、毛穴にはたくさんよくわからない菌がいるわけです。

吉凶とか、良し悪しとか、正しいとか間違っているとか、そういうことは正直どうでも良くて、悩んでいることも含めて自分の気持ちに素直になろうとしている純粋な人ほど美しいのではないかと思います。

 

といった具合に

ブログの記事をリライトしたり消去したりするのがめんどうなだけなのを正当化しようとする美しくない人間、それが僕にしけいです。

お目汚し失礼いたしました。

にしけい

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