自己肯定感はマイナスではなければ過剰に高める必要はないのかも

「自己肯定感を高めよう」という風潮がありますけど、僕は自己肯定感は「マイナスではなければいい」と考えています。僕自身、自信がない、迷惑ばかりかける、自分は消えた方がいい…と思っていた時期がありました。いわゆる「自己肯定感が低い」時期です。しかし、自己肯定感がかなり低くなったときに「あ、でも、自己肯定感が低くても誰も得しないな」と思ったタイミングがありました。

「自分はうまくいかない」「自分は醜い」「自分は価値がない」といったような自己肯定感が低い発言をするとまわりが気を遣います。腫れ物に触るような状態になりますし、雰囲気が悪くなります。「なぐさめ」の言葉を誰かが気を遣いながら言ったり、形式上の優しい言葉が発生しますが、それで現状は全く変わりません。

自分を否定するような思考を繰り返しても現状は全く変わらないし、むしろ「自分は最低だ」という認識が強くなるので、「できないイメージ」を強めるだけなんですね。そうなってくると「できない自分」の悪循環が生まれ始めます。自己肯定感が低い状態を続けていても、うまくいかない状況は続くし、それでまわりに余計迷惑をかけるし、悪循環しか生まれないんですね。全然誰もハッピーになりません。自己肯定感が低い状態も、それをまわりに表明することも、誰もプラスにならないんですね。

そうなってくると「自己肯定感を高めよう」ということになってくるのですが、僕はマイナスの自己肯定感を無理にプラスにもっていく必要はないと思っていて、マイナスではなければゼロでいいと考えています。

「自己肯定感を高めよう」というと「自分って最高!天才だぜー!なんでもできるぜ!」という状態を理想としているようにも見えますが、それはそれでなんか違う気がしていまして。フラットに自己肯定感が低くもなく高くもない…ぐらいの感じでいいと思います。

自己肯定感が低いと誰も得しませんが、じゃあアゲアゲにするというのもなんかおかしなことになるんですね。なので「自己肯定感を高める」というよりも「自己肯定感を下げない」ことのほうが大事だと思います。

自己肯定感が低い人にとって、プラスにもっていくのってすごいきついことだったりすると思うんですよね。だから、まずは「プラスでもなく、マイナスでもない」というゆるい状態にもっていくことができれば、いいんじゃないかなと思っています。

にしけい

にしけい (西田圭一郎)

1987年富山生。工学修士。商社の開発営業職を辞めて、占いや相術を生業にしています。三児の父。本と旅とポケモンと文章を書くことが好きです。学生気分が抜けません。詳細はこちらから

にしけい (西田圭一郎)

1987年富山生。工学修士。商社の開発営業職を辞めて、占いや相術を生業にしています。三児の父。本と旅とポケモンと文章を書くことが好きです。学生気分が抜けません。詳細はこちらから

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