[家相・地相・墓相] 大衆受けしそうなそれっぽい記事が書ければいいんですけどね…

お仕事なので当たり前なんですけど、年がら年中家の間取りや土地を見ています。それに付随してお墓もよく見ています。自分の人生でこんなに土地建物墓地を見る日がくるなんて思いもしませんでしたが、そのおもしろさ、強烈さに毎回驚かされます。

昔はブログの記事のネタとして「東の方位に欠けがある家は〜」みたいなことを書こうとしていた時期もあったのですが、知れば知るほど書けなくなるんですね。書いてもいいんですけど、誤解を与えかねないので書けないんですね。どうしても「相」というのは「良いところ」と「悪いところ」がセットなんですが、「悪いところ」ばかり目がいってしまうところがありまして。

検索するときって不安や悩みを抱えている場合が多いと思うので、それを下手に助長させる情報を与えてしまうのはどうなのかなと思うと書こうにもかけません。どうしても、家相や地相の記事を書くと「部分的」になってしまうんですね。特定の部分から見た方法、特定の軸によって定められた吉凶になってしまうので、それってどうなのだろうかと思ってしまうんですね。

住む人や状況によって良し悪しは変わりますし、正直その土地や物件をどう活かすか、どう変えていくかのほうが大事だと思うので「あなたの家は悪い家です!」ということになると、逃げ場を失ってしまうというか。そういう不安や恐怖を煽る商法でやりたいならいいんですけど、そういう商法って長続きしないんですね。なので、あまり具体的なことを書けずにいます。すいません。中途半端に知識があるうちは書けるんですけどね、実際の物件をたくさん見るうちに「ブログに書いていいことじゃないよな」という考えが強くなりまして。それで、ぼんやりとしか書けないんですけど、やっぱり地相や家相は強烈に現象に影響してきます。

 

強烈な個

 

土地や家やお墓というのはやはり作り上げるまでにエネルギーや時間がかかっている分メッセージ性が強いですし、そこに住む人への影響力が強いんだろうなと思います。呪力というか。だから今あなたが住んでいる家や部屋はあなたの「個」が強烈に反映されていて「個」はやっぱり「固」なんですよね。記号的・シンボル的なもの[虚]から作られた「個」ではなく、実際にあなたが現実世界で選んでいる(選ばされている)ものから見る「個」なので、揺らぎにくいし、こちらのほうがけっこう強烈なんですよね。だから「自分探し」とか「自己分析」というのであれば、まず家や土地の形を見た方が早いし確実な気がします。灯台下暗し。暗いところにほど本性が隠れています。

それぐらい強烈に「現象」と結びつきの強い家相・地相・墓相なので、やっぱり「変化」させることができたら「現象」も大きく変わってきます。これも観察していておもしろいんですけど、変わる気がない人は変えるためのハードルが全然なくても変えないし、変える気がある人はどんなにハードルがあっても変えるんですね。それで、どちらもその通りが結果(現象)が出てきます。「変えないこと」が悪いわけではないですけど、「あ、なるほど」という感じになるんですね。ケチった分だけチャンスを失う…というのもありますけど、エネルギーを注いだ分だけやっぱり現状が変わってきます。

 

変える人・変えない人

 

この「変える人」と「変えない人」の差は何なのか。これは僕にとっての研究テーマのひとつでもありますが、僕が見ている限り8割ぐらいの人は「変えれば何とかなる」という感じなんですね。日和見的な。どっちにでもなれるというような感じ。で、もう1割は「どう転んでも引きがいい人」で、残りの1割は「何を頑張ってもキツいことを選ぶ人」という感じなんですね。

だから「可変性」という部分で言うと、8割ぐらいの人が「選択次第では良い方にも悪い方にもいける」という感じで、どう転んでも良い方を選ぶ人と、どう転んでも悪い方を選ぶ…という感じなんです。上と下の1割は良くも悪くも口出し無用というか、あんまり意味がないんですね。それはどういうときに感じるかと言うと、過去の引越し歴(物件や土地)を見たら一目瞭然です。家や土地の癖がだいたい同じになってくるんですね。(もちろん違う場合もありますけど)

あとは、特定の時期を境に住む物件の癖が変わったりとか、結婚や出産を期に質が変わる人もいます。なので、家や土地の形はその人の「運」を見る上で非常に良いバロメーターになります。「この日に◯◯をしたらいい」とか「◯◯の方位に散歩すれば」とか細かいテクニック的なものはいっぱいあるんですけど、家や土地は圧倒的にその場所に滞在する時間と頻度が高いので、そういう細かいテクニック的なものを無視して強烈に出てくるんですね。

なので、何が言いたいかと言うと、もし自分の人生をどうにかしたいのであれば、遠くにある幻想を追うよりも、足元にある現実(土地や家)を何とかしたほうが根本的な解決に近づく気がします。そりゃあふわふわしていて「手っ取り早く解決してくれそうっぽいもの」に惹かれる気持ちはわかるんですけどね。結局、局所的だったり「特別なもの」って長続きしないんですよね。ダイエットする!と豪語して1日だけご飯を抜いても意味がなくて、やっぱり日常的に継続できてジワジワ蓄積されるもののほうが大きな効果を上げるんですよね。風山漸。均一なものを積み上げる。家や土地は毎日積み上げる場所ですからね。食べ物と同じぐらい大事だと思います。

僕は月の半分以上はホテルや誰かの家に宿泊していますが、やっぱりホテルの部屋番とか間取りを見ても「今の自分」が出てるなーとよく思います。やっぱりまずは「象意」(何が起きているか)を見た方が的確な気がします。

僕の観察と研究はまだまだ続きます。

にしけい

にしけい (西田圭一郎)

1987年富山生。工学修士。商社の開発営業職を辞めて、占いや相術を生業にしています。三児の父。本と旅とポケモンと文章を書くことが好きです。学生気分が抜けません。詳細はこちらから

にしけい (西田圭一郎)

1987年富山生。工学修士。商社の開発営業職を辞めて、占いや相術を生業にしています。三児の父。本と旅とポケモンと文章を書くことが好きです。学生気分が抜けません。詳細はこちらから

小学生でもすぐに読める風水・地相・家相の本を書きました。読まれた方の頭の片隅に「風水・地相・家相ってこういうことをやっているのか」というイメージが少しでも残れば幸いです。

手相の入門書としてたくさんの方々に読んでいただいる1冊です。

日本で初めて花札を占いのツールとして体系的にまとめた入門本です。気持ちや感情の変化を読み取ることに長けた占いです。

方位作用?吉方位?凶方位?距離…気学の気になることを身をもって実験・検証した記録を綴った1冊です。失敗や家族を巻き込みながらも得られた「気学の本当のところ」をまとめています。

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気学(方位・家相・地相・墓相)はもちろんのこと、易、花札占い、手相、人相、顕現相術など幅広い占いでご活用頂けます。

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