ヤゴ捕食セミナー(岐阜県笠松町「トンボ池」で捕れたものを食べてみました)

前回の記事で「セミセミナー」中止と「ヤゴ捕食セミナー」への変更のお知らせをしました。

【応募者ゼロ】セミ・セミナー中止のお知らせ。

【何かが変わる】セミセミナーから、【何かが変わる】ヤゴセミナーに変更になったところで、お客さん集まらないんじゃないのか、というご意見も頂いたのですが

共同主催者の美容研究家忍者みやゆうさんが、なんと2人の参加者を捕まえてきてくれました。しかも女性2人です。さすが平成の忍者です。

僕なんかはヤゴを捕まえる前に参加者を捕まえるセミナーを受けた方がいいのではないかという声が聞こえてきそうですが。

この知らせを聞いた時、正直心配だったんですよね。

ヤゴを取るだけならまだしも、それを「食べる」わけですから、もしかして何か趣旨を勘違いしているのではないか…と。

過去に僕はYoga教室と勘違いして某カルト系宗教団体に入りそうになっていた経験から

今回参加表明をしてくださった方々がYagoセミナーをYogaセミナーと勘違いしてきたのではないかという懸念がありましたが

ちゃんと皆さんYagoセミナーだと認知してきてくださっていました。

それを認知しているということは、おそらくちょっと変わった人たちなのだろうな…と思っていたらやっぱり変わった方達でした。

国内外でカメラマンをされているやじさんという女性と、国内外をフラフラしているちづみさん(ノマド)という女性でした。

忍者と国内外を出入りしている女性二人と精神世界と現実世界を出入りしている僕を乗せた車は、岐阜県に向かいました。

今回ヤゴを獲る!と意気込んで情報収集をした結果、岐阜県笠松町に「トンボ池」というものがある、という情報をキャッチしたのです。

 

 

にしけいの今日のヤゴ運占い☆

 

と、その前に。

今回出発前に『ヤゴを捕まえて食べることができるか?』を易とタロットで占ってみました。

 

ヤゴ運はまずまず…むしろあまりよろしくないようです…。

これはまたもや【何かが変わる】セミナーになりそうな予感です…。

ヤゴはトンボの幼体ということもあり、単純にトンボがいるならヤゴもいるのでは?という安直な素人考えでトンボ池にきたわけですが…

何も取れず、撮れ高のない写真ばかりになりトンボ返りし、予想が外れ、まさに「トンボの鉢巻」になってしまうのではないか…

検索してさっき見知ったトンボことわざを披露しているうちに、一行はトンボ池に到着しました。

 

池の水全部抜くで話題になってたみたい

到着してみると、本当にトンボ推し全開の公園でした。

 

到着早々トンボを捕獲しました。これは幸先がいいです。

 

ちょっと検索すると出てくるのですが、このトンボ池はどうやらテレビの「池の水を全部抜く」という企画で最近取り上げられていたようです。

スタッフ不足で「池の水ぜんぶ抜く」大問題に発展

トンボ池の水ぜんぶ抜く大作戦〜2018.02.18岐阜県羽島郡笠松町〜

テレビ局は困ったらとりあえず池の水抜いておけば数字取れるだろみたいなところあるからなぁ…。

 

早速ヤゴ探しに

 

そんな噂のトンボ池に到着した我々は早速、タモで池の水をすくいます。

 

 

お!

おお!

 

 

 

これは、ミナミヌマエビじゃないですか!!

 

ミナミヌマエビといえば…

過去に飼っていた金魚と混泳させて一時期飼育していた時期がありました。

まさかこんなところで野生のミナミヌマエビに再会できるとは…

アクアリウムを始めたころ、水を作るのが下手でミナミヌマエビが水槽から脱走していた…という苦い思い出が蘇ると同時に

エビたちが水槽に馴染んできて、抱卵したときの喜びを思い出しました…。

ミナミヌマエビが卵を抱えて僕は頭を抱える

【金魚】ピンポンパールはレッドチェリーシュリンプからたべる

 

 

ミナミヌマエビすくい放題

 

ヤゴ捕食セミナーだったにも関わらず

いとも簡単にミナミヌマエビが取れるので、一行は興奮と熱狂に包まれました。

 

 

 

いやいや、今回の目的はあくまで「ヤゴ」であり、こんなことにうつつを抜かしていてはいけません。

ここは「トンボ池」なのです。「エビ池」ではありません。

そしてこれは「Yagoセミナー」です。

【何かが変わる】のはもう許されません…。

 

魚もオタマジャクシも

気を取り直してヤゴを捕獲しようと40度近くの炎天下の中、タモをすくい続けます…。

しかしすくえどもすくえども、エビだらけです…。

オイカワの仲間?っぽい魚と大型のオタマジャクシも途中でゲットしましたが

いやいや、我々が取りに来たのは「ヤゴ」なのです…。

 

1時間ほど捕獲作業をしたところで、僕は朝の「ヤゴ占い」を思い出していました…。

まずい、このままだと「熱中症」や「スマホ水没」になる人が出て

せっかくの楽しいヤゴセミナーが台無しになってしまう…。

 

トンボの尻を冷やすようなソワソワとした気持ちが湧き起こりました。

 

ひとまず調理タイム

ここは休憩も兼ねて、ひとまず捕獲できたミナミヌマエビや魚を食べてみることにしました。

(ホームセンターで買った980円のミニBBQとライターで火がつく炭。これは便利でした)

 

忍者はすでに熱中症で、木陰で寝ています。ここまで忍ばない忍びも初めて見ました。

 

その間に、手早く火を起こしフライパンに油をしいて、いざ調理です!

 

ミナミヌマエビを食べる

まずは一番ハードルが低そうなミナミヌマエビを食べてみます。

まさか名前までつけて可愛がって飼育していたミナミヌマエビを食べることになるとは…人生何があるかわかからないものです。

 

とれたての新鮮なミナミヌマエビを水で洗い、灼熱の油の中へ…。

透明なエビの体が桜色に変わります…このあたりは普通のエビと変わりません…。

 

参加者のみなさまも「エビは余裕でしょ」という雰囲気。

今回はシンプルにアジシオをかけて、いざ実食!

 

ミナミヌマエビの味

 

 

ん…

 

 

ん??

 

泥の味が口の広がります…

 

ぬぁああああああ!
何このクサいカッパえびせんはあああああ!

 

ミナミヌマエビの味は、最初食べた時はカッパえびせんのようなエビの香ばしさが広がるのですが

噛んでいるうちに泥臭さが口の中に粘りつくように残ります…。

「最初はよくて、あとでダメになる」という味の評価に

付き合って半年もするとワガママを言うようになる彼氏を今後「ミナミヌマエビ系男子」と呼称してもよいのではないかと思ったのですが

この味を知っている人が少なすぎるため、すぐに脳内裁判で敗訴となりました。

 

ミナミヌマエビがなんとか食べられることがわかったところで

熱中症にやられていたこの男がまたもやヤバイことを言い出します。

 

 

 

「じゃあ、(オタマ)ジャクシいきましょうか!」

 

 

ここから地獄のオタマジャクシクッキングタイムが始まります…

 

〜【閲覧注意】オタマジャクシの素揚げ調理場面〜

 

出来上がりました…

 

オタマジャクシの素揚げです。

お腹のグルグルのところが飛び出してかなり見た目はグロテスクな感じになっていますが…

食べる前に一斉にスマホで「オタマジャクシ 毒」で調べ始めます。

たぶん大丈夫そうです。

そして、ジャクシ様をいただくジャンケンタイムです。

 

もちろん勝った人から食べられます。

 

僕の番が来ました…

オタマジャクシのお味のほどはいかに…?

 

【食レポ】オタマジャクシの素揚げ

 

下手な食レポを要約すると…

・オタマジャクシのシッポの方は焼き鳥の皮のようにカリカリでいける

・オタマジャクシの内臓のグルグルは苦味と臭みが強い

 

ということでした。

甘露煮とかで食べている地域もあるそうです。

 

ヤゴセミナーまとめ

というわけで

【何かが変わる】ヤゴ捕食セミナー

占い通り、ヤゴが全く獲れず

ミナミヌマエビを食べ

オタマジャクシを食べ

「まぁ今年は貴重な経験ができたし、ヤゴは来年にしようか」ということになり解散しました。

 

本当に尻切れトンボになってしまい申し訳ないです。

来年はがんばります。

 

今回感じたこと

・いつも当たり前のように食べている食べ物がいかに食べやすいように、何も考えずに食べても平気なようにコントロールされているかに気づきました。本当に感謝せねばなりません。

・お腹は減っているはずなのに、オタマジャクシを食べようとしたときに体が拒絶反応を起こしました。人間は何をもって「空腹」と感じるのか。「お腹が減る」と感じているのは「体」ではなく心なのではないか。そして我々は普段何を食べているのだろうか。もしかすると情報を食べているのではないだろうか。

・このような企画に嫌な顔もせず付き合ってくださった皆さまに感謝すると同時に、何でも「いいよ!やってみるか!」とノリのいい人にはドンドンおもしろい話が入ってくるのだなぁと再認識しました。やる前から拒否する人にはそれ以上おもしろい話は入ってきません。

・池は海や川と違い「水の流れ」がありません。生物たちの排泄物が滞留しやすいせいか食料としては臭みや苦味がありました。人間も同じで、ずっと池のように同じ場所にとどまっていては、思考や肉体が汚れていくのかもしれません。やはり動くこと、循環の流れがある場所に身をさらすことが大事なのだなと痛感しました。

(素敵なお写真提供:やじさん、調理お手伝い:ちづみさん、助っ人:べーすけくん、スペシャルサンクス:みやゆうさん)

にしけい

にしけい (西田圭一郎)

1987年富山生。工学修士。商社の開発営業職を辞めて、占いや相術を生業にしています。三児の父。本と旅とポケモンと文章を書くことが好きです。学生気分が抜けません。詳細はこちらから

にしけい (西田圭一郎)

1987年富山生。工学修士。商社の開発営業職を辞めて、占いや相術を生業にしています。三児の父。本と旅とポケモンと文章を書くことが好きです。学生気分が抜けません。詳細はこちらから

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