【お粥のカビで占い・仕込み編】にしけいの粥試し・令和五年

 

粥占(かゆうら、かいうら、よねうら)

粥を用いて1年の吉凶を占う年占である。毎年、日本各地の神社で祭礼として行われる。
多くは小正月に神にあずき粥を献ずるときに行われ、占われる内容はその年の天候や作物の豊凶などである。 (wikipedia より引用)

 

大分県日田市の大原八幡宮で「米占祭」と呼ばれるこの行事は、二月一五日に炊いた小豆粥(飯)を、一ヵ月ほど神前に供え置き、生えたカビの様子から作柄や天変地異を占うものである。

 

大原八幡宮の米占い行事(文化庁)より抜粋

 

カビで占いを行う神社は、北部九州の筑後川流域と下流域の平野や背振山の東から南に広がる平野部に分布している。

この行事は、 「粥占(かゆうら) 「粥占祭」 「粥祭」 「粥試し」 「お粥開き」などと様々に呼ばれており、 「カビ占い」と呼ばれることはない。 

柳田国男監修『民俗学事典』 (東京堂出版)などを繰ってみると、 「粥占」の項目には、カビを占うというやり方は書かれていない。

「粥占」とは、小豆粥を炊いている鍋の中に竹、葦、茅などの筒状のものを入れて炊き、空洞部分に入った米、小豆の粒により占うもの。また、粥棒(ヌルデなど)に切り目を入れ、そこに挟まった粥粒の多少で判断する。 」と記してあるのみである。

この占い方法は「筒粥」 「管粥」行事などと言われ、多少やり方を異にしながら、長野県の諏訪大社を初めとして、全国的に行われている。 大原八幡宮の米占い行事(文化庁)より引用

 

世界的にもかなり珍しい日本特有の占い

 

研究仲間の綾羽氏(@AyabaneK)との情報意見交換の結果、「お粥(米)占いは下記のような流れで成立したのでは?」と推測しております。

 

1.土器の性能が悪いのでお米を炊くのではなく全てお粥状になっていた

2.神に捧げるお供物もご飯ではなくお粥だった

3.粥占いを行う神社の近くには必ず酒所がある

4.酒、味噌などの発酵技術(菌)の開発に粥占いが絡んでいた可能性が高い

5.伝承と観測という2つの目的から始められたのかな?
・うまくいった再現をするための儀式化→粥占い <再現性の伝承>
・発酵条件などの検査目的→儀式化→粥占い <観測>

 

占いを「根拠がないもの」「霊感とか怪しい」といった理由で嫌煙する方もいるのですが、観測・経験則ベースから派生したものだと考えて頂くと「科学」や「医療」と出発点は同じなんですね。

「見えないものと対話する」という点では科学や医療と同じですし、占いについて掘り下げて調べていくと科学や医療と混在している点もあります。

何でもそうなのですが、文字や数(デジタル)は実現象(アナログ)が根底にあります。アナログというと非常に原始的で粗野なイメージを持たれるかもしれませんが、科学も医療も占いも根本には「アナログだったころ」があるわけで、根拠や理論というものはかなり後になって付け足されるような形で発生しています。

なので、根拠を掘り下げていくと実は「曖昧なもの」「根拠のないもの」に到達するのですが、それは現代を席巻している科学も医療も同じなんですね。最初はみんな赤ちゃんだったわけです。

粥占いは無形文化財にも指定されていますが、世界的に見ても「カビ」を使った占いはかなり珍しいです。

上述したように日本各地で行われているのですが、各地で「検証結果」が蓄積され伝承され独自の「経験則」へと発展しています。というわけで、僕も1人の占いに携わる者として、粥占いの検証結果を蓄積してみようと思います。

 

仕込み

 

とにかく見よう見真似に出来る範囲で粥占いを仕込んでいきます。上述したように、地域ごとに「やり方」が違うので「正解」も自分で模索していくしかありません。

 

米炊き

 

まず、米を炊いていきます。粥になるように少し柔らかめに炊きます。

 

 

今回は三重県産コシヒカリ・2022年の新米を使いました。

 

 

小豆を入れていきます。これは愛知県豊山町の小豆です。ホームセンターカインズで購入しました。

 

 

何が正解なのか全くわかりませんが、初年度の今回は豆を100グラムほど使いました。

 

 

 

強火で加熱して、沸騰したら弱火に…

このあたりは何の変哲もないただのクッキングにしか見えませんが、これも占っている最中なんです。

 

 

気持ち柔らかめに炊きましたが豆が水を吸ったので、結構普通に炊けてしまいました…

 

 

 

粥占フィールドの形成

 

今回は新潟件三条市にあるパール金属株式会社の寿司桶を粥占フィールドとして使用してみます。

「かゆうらないフィールド」というと長くなるので、今後は「K・フィールド」と呼びます。

 

本来はSUSHI PARTY(スシパーティ)に使われるものらしいですが、今回はK・フィールドとして使います。

直径27cmのK・フィールドが果たして適切なのか、材料や産地の要素もスクリーニングしていく必要があります。基礎研究は本当に地味ですが、こういった複数のパラメータのスクリーニングによって「最適解」が少しずつ分かってきます。

 

スーパーペタペタタイム

 

K・フィールドをしゃもじで形成していたのですが、完全に均一化を図るために手を使いました。

 

 

この工程によって、僕の手についていた何かしらのフォーチュンパワー(菌)たちがK・フィールドに注入されます。

基本的に僕は赤ちゃんなので、何でも触ってみたくなります。

この好奇心任せのスーパーペタペタタイムが吉と出るか凶と出るか…

 

そりゃこうなります

 

 

何を占うの?

 

大事なことをお伝えし忘れていました。

占いには「何を占うか?」という「占的(せんてき)」があります。

粥占では、農業・天気・災害などが占われることが多いのですが、今回は「2023年の日本経済」を占っていきます。

ここから「国生みフェーズ」に移りますが、47都道府県ごとに「2023年の景気はどうなるか?」を占ってみたいと思います。

具体的には各都道府県の「歳入の伸び率」や「観光客数」や「転入数」といったところでしょうか。

 

 

国生みフェーズ

 

ということで、各都道府県を表す札をK・フィールドに配置していきます。

まず、竹の楊枝に都道府県名を書いていきます。

 

 

 

47都道府県に漏れがないか確認します…

 

 

各都道府県の札をK・フィールドに配置していきます…

 

 

何度か配置し直して模索しましたが、大まかに北から南に横並びに立てていく配置で落ち着きました。

この配置も何が最適解なのかわかりませんが、今年はこれでやっていきます。

 

 

 

粥占神への祈願

 

K・フィールドが完成したので、さらに占的を念じ込めていきます…

 

 

写真では、特殊なお子様ランチを食べさせられる罰ゲームを受けた浪人生のようにしか見えませんが、粥占神(かゆうらしん)にお願いしているところです。決して「いただきます」ではありません。

 

K・フィールドの保護

 

海外で大きな魚を釣ったおじさんが自慢げに投稿する写真のように虫かごを見せつけていますが、生成したK・フィールドをこのケースに入れて1ヶ月間保管していきます。

 

なぜ虫かごひとつでそこまでドヤれるのか…

 

乾燥を防ぐためにサランラップをかけて、完成です!

 

 

あとは1ヶ月待つだけ!!!

どうなるのか、非常に楽しみです!!!

 

 

粥占祭りのお知らせ

 

さて、この記事を読んでいるあなたは「また、にしけいが何か始めたぞ」ぐらいに思われているかもしれませんが…

なぜわざわざ記事にしたかというと、あなたにもこの「粥占い」に参加して欲しいからです。

大分県日田市の大原八幡宮では毎年、カビが生えたKフィールドを一般の方々にも見てもらい、集まった5名に意見を述べてもらい、それを占断者がまとめるようです。

 

大原八幡宮の米占い行事(文化庁)より引用

 

こういった集まった人でやんややんやと意見を述べ合うというのは、占いとしても非常におもしろいんですね。

複数の意見の共通点を集約していくというのは、2つの機能があると考えています。

 

1.検査精度の向上

2.占いは多くの人を巻き込んだ方が当たる説の実践

 

2は共通認識による集団呪術のような効果もあるんじゃなかなと考えています。「みんなの思い込みパワー」を使い「そうなっていく」雰囲気を作り、それが現実化していきます。

せっかくなので、K・フィールド正月フォルムをオンラインでお披露目するので

これを皆さんに見ていただき「福井のところが盛り上がってる」「愛媛のあたりが青くなってる」といった具合で率直なご意見を述べていただきたいのです。

これを僕にしけいが意見を取りまとめまして、日本経済を占ってみます。

 

Kフィールドを形成してから1ヶ月後の2023年の1月1日の15:00に「ライス・サンクチュアリ」にK・フィールドを動画にてお披露目いたしますので、「ご意見箱」にご投稿ください。

Twitterでハッシュタグ#粥占い2023と付けてご意見を述べて頂いてもOKです。

 

 

皆様のご参加お待ちしております!!!

 

にしけい

 

 

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西田 圭一郎

1987年富山市生まれ。工学修士。 商社の開発営業職を辞めて、占いや相術を生業にしています。本と旅とポケモンと文章を書くことが好きです。黒も好きです。どの国に行ってもスチューデント扱いされます。詳しくはこちらから。

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