【日本でも生かせる】遊牧民がゲルで快適に暮らす上での知恵と工夫

 

ゲルに泊まったり、遊牧民のお宅訪問をして感じた日本でも使える遊牧民たちの知恵や発想をご紹介。

 

濡れたら乾かす

 

とにかく柔軟に生きる。

これが遊牧民のメインコンセプトにある気がします。

雨が降って濡れたのなら乾かせばいいじゃん。ということで

 

雨に濡れたゲルは、シートを半分むき出しにして、乾かす。

シンプルで無理しない。この自然なスタイルいいですよね。

 

日本はどちらかというと「水に強い家を作る」という発想が強いと思うのですが

遊牧民は水に濡れる前提で「乾かせる家」という発想です。

 

「こうなりたくない」と防衛策を考えることも大事ですけど

「こうなってしまったらどうするか」を考えてみると、新たなブレイクスルーが生まれるかもしれません。

 

テレビも見られる

 

アンテナを付けてテレビも見られるようにしています。

遊牧民のカスタマイズ根性はスマホケースに心血を注ぐ日本人にも通じるところが。

 

ソーラーパネル設置したり、風車作ったり

とにかく自分たちで生活環境を作っちゃおうという積極的な姿勢がとても好きです。

 

ちなみにこの家では、テレビが好きすぎるせいか

本来は最も尊い仏壇などが置かれる北にテレビが設置され、仏壇は少しズラされていました。

 

家とか部屋ってそこに住む人たちの「好きなもの」が分かりやすく表れるから面白いですよね。

 

足りなきゃ足せばいい2つ繋げて増築できる

 

ゲル1個じゃなくて2個つなげれば、奥行きがあるおうちに早変わり。

とにかくモンゴルの遊牧民たちはとにかく発想が柔軟。このシンプルさ凄く好きです。

実際日本の家屋もこれぐらい柔軟でいいんじゃないでしょうか。

「家族の増減に合わせてサイズが変わる家」ってこれからの時代、必要になりそうですけど。

 

寒さでトイレは近くなるけど、トイレは遠い

 

遊牧民たちが住むゲルの中にトイレはありません。

ゲルから離れたところに小屋のようなものを立てて、ボットン便所を作るか、適当に草原の中で用を足します。

家相でも「トイレ」の場所は結構重要で、本当は家の中に作らない方がいいという流派もあります。

日本も江戸時代は家の外にわざわざ厠を作ったぐらいですから、家相的には理にかなっているかもしれません。

 

ウォッカを飲んで天の川を見ながらの立ちションは格別でした。

 

大きめの番犬がいる

 

だいたいどこの家にも番犬として大きな犬がいました。

 

わんちゃんは、羊を追いたてたり、来客を知らせたりと大活躍。

いろんな国で試しているC3をするまでもなく、スリスリと寄ってくる子が多くて

昔飼っていたラブラドールのウインディくんを思い出し、少しセンチメンタルになりました。

 

とにかくどこからともなくワンちゃんが現れるのでちょっと怖いこともありましたが、基本的には穏やかな子が多かったです。

 

モンゴルの犬は大半が「バンハル」と名付けられているそうで(日本でいうポチ)

どこの家に行っても「バンハル」と呼べばだいたいワンちゃんが寄ってきます。

名前を一緒にするって、一見すると「無個性」で寂しい感じがしますが

会社の役職とかイチイチ覚えるのがめんどくさいので社長から主任まで全員「リーダー」でいいんじゃないかな。間違っていないでしょ。

 

税金は家畜の数で決まるらしいけど…

 

モンゴルも税金は「資産」の価値で決めるとのこと。

この資産には羊やヤギといった家畜も含まれるため、村役場や税務署の人たちが資産を確認しても必ず「少なめ」に報告するらしいです。

 

税務署の確認のときだけ適当に放牧して、本当に「少な目」に見せる人もいるとかいないとか。

節税対策でマンション買う人いますけど、資産を流動化させるっていうのはいいですね。

 

諸行無常を受け入れている強さ

 

遊牧民の人々の暮らしには

「変化することが当たり前」という考え方が根底にあるんですよね。

だからと言って投げやりになっているわけではなくて

変化を受け入れ、きっちり対応していく力強い姿勢が垣間見えました。

たまに「あいつは中学時代はあんなヤツじゃなかった」と、変化したことを不思議がる人がいますけど

むしろ変わらない方が不自然だし、過去のキャラとか経歴とか捨ててドンドン自分がやりやすいように変わる方が自然なのではないでしょうか。

諸行無常を受け入れている強さを、遊牧民たちから感じました。

 

にしけい

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