スペインモロッコ旅行記23〜フェズ旧市街地での買え買え攻撃〜

 

 

セラミック工場から車で10分ほど、またもや迷路のように入り組んだ街に戻って来ました。

ここからまた「買え買え」の売り込みお店まわりコースが始まります。

自分も営業をしているから分かりますけど、買え買えってオーラを出されるほどお客さんは買いたくないと思ってしまいます。もちろんそれでも売り込む人はうまく売り込みますが。

 

セラミック工場の次は絨毯、カーペットです…!!

出た!王道パターン!
カーペット屋さん

 

高級絨毯というものは、申し訳ないのですが僕は本当に全く興味がないモノです。たぶんお金に余裕があっても買いません。猫に小判、にしけいに高級絨毯です。

 

それでもミントティーを出してくれたり、一生懸命説明してくれたので話は聞きます。モロッコのミントがたっぷり入ったあったかいお茶は本当に美味しいです。帰国したらさっそくミントの栽培を考えています。

ここでも「ファティマ」「ベルベル」「目と手」というキーワードが出て来ます。

模様はこれらにちなんだものが多いらしいです。お前が言うなというツッコミが入りそうですが、イスラム教徒はなぜそんなに手にこだわるのでしょうか。

ちょっと調べてみましたが、wikipediaの説明文も「本当にそうなのかな」と思ってしまいます。

手の指の本数なのか、手のフォルムなのか、知能の象徴としての手なのか…それともムハンマドも僕と同じように手にとても興味があったからなのか…

 

もしそうだったらタイムマシンで過去に戻って質問してみたい…一緒にミントティー飲みながら、手の話がしたい…

もちろん絨毯屋でも何も買わずに出て来ました…いや、本当に申し訳ない。

 

 

 

次はジェラバが欲しいと思ったので呉服屋さんに案内してもらいました。


ジェラバはこういうネズミ小僧みたいな民族衣装です。

機能性と怪しさが相まって、占いをする際の仕事着に使おうかと考えていました。

事前にそこそこかっこいいジェラバを2000円で買っていた人のブログを読んでいたのでそれぐらいで買えると考えていました。

そして出来れば「手のマークがついたジェラバ」が欲しいと考えて、それがあれば買おうと思いました。

 

ジェラバはなかったもののカフタンという半袖バージョンならありました。

いろんな5色ぐらいあって、気に入った色を選べと言われすぐさま試着させられました…

 

 

 

小学生の頃ドラクエモンスターズでモンスターの配合にめちゃくちゃハマりましたが、もしかしたらこのモンスターもまほうつかいとマドハンドの配合で生まれたのかもしれません。


「いくらなの?」 と聞いてみると

「Student Price ! 550DH!」という、2つのワードのうち2つとも突っ込まなければならない返答がおじさんの口から元気よく出て来たのです。

どの店に行っても何も言っていないのに僕が学生前提で「Student Price」と得意げに値段を提示して来ます。
ちなみにこの衣装、布はすごい安物感があって手の絵も印刷です。

しまむらで500円で売られていたら買うかもしれないと思い「50ディルハム!」と伝えるとブチギレられたので、そのままそそくさと退散してきました。
どうせ買うなら気に入ったデザインでより良いものを長く使い続けたいので…ね。
ガイドさんにも「アナタ、この値段は、アタマイカれてマスヨ、本当にクレイジーネ」と呆れられました。

が、この後


レストランでタジン鍋のチキンを食べている最中に呉服屋の部下っぽい男性がわざわざ何枚かもってきて「100DH!」と押し付けてきました。
自分的にはもう欲しい熱が冷めていたので、いりませんと答えて帰ってもらいました。

 

これから海外で初めて買い物をされる方は普段スーパーで買い物するような金銭感覚でいいと思います。

 

日本円に直して、その値段で日本で購入するかどうかです。もちろん現地でしか手に入らないものもありますから、価値と価格は日本での感覚と違って正解ですが。

そもそも飛行機代などで仕入れコストがかかっていると考えると、日本で何重にもマージンが乗せられた価格とそう変わらないと思うのです。

国や地域や買うものによって異なると思いますが、こういった消耗品であれば日本で買い物する感覚で値段を見積もっても十分価格は見合ってくると僕は思います。

 

それでも海外に来たという高揚感と限定感で値段は釣りあがってしまうですが…もちろん現地の発展への貢献という意味でも高く買うのも悪くないですけどね…。

 

まだまだ続きます!!

にしけい

 

スペインモロッコ旅行記24〜迷宮都市フェズで占ってきました〜

にしけい (西田圭一郎)

1987年富山生。工学修士。商社の開発営業職を辞めて、占いや相術を生業にしています。三児の父。本と旅とポケモンと文章を書くことが好きです。学生気分が抜けません。詳細はこちらから

にしけい (西田圭一郎)

1987年富山生。工学修士。商社の開発営業職を辞めて、占いや相術を生業にしています。三児の父。本と旅とポケモンと文章を書くことが好きです。学生気分が抜けません。詳細はこちらから

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