ギザの自称ガイドVSにしけい(エジプト旅行記6)

カイロの市街地からギザの大ピラミッドを目指します。

Uberでタハリール広場あたりからピラミッドの入場口まで、700円ぐらい。20分ぐらいで到着しました。

 

エジプトはとにかく昼は暑いので、8時か9時ぐらいには目的地に到着しておきたいところ。

チケットセンター前のギリギリまで車で入ってもらいます。

 

チケットを購入します。このときもまわりには「物売り」「ラクダ」「ガイド」「タクシー」といった客引きたちが所狭しと集まってきます。

 

 

 

チケットの看板が見えにくくて、とりあえず公園内の入場チケットだけ買います。

中に入ってとりあえず散策してみるかと、歩き出した瞬間一人の赤いジャンパーを着た「自称ガイド」が駆け寄ってきます。

ガイドが言うには公園内の入場チケットだけではピラミッドの中に入れないと言います。

「俺に400エジポン渡せば、買ってきてあげるよ!」と言ってお金を要求してきます。

エジプトでは「渡したお金」や「お釣り」はまず返ってこないと思ってください。

「チケット売り場まで戻って自分で買う!」と言っても「俺が取り次いでやるよ!」自称ガイドは自分があたかも仕切っているかのようについてきます。いやいや、さっき自分で買ったし、買い方わかるから。

おそらくさっき入場チケットしか購入していないところ目撃されていたのでしょう…僕としたことがミスをしてしまいました。

とりあえず一番大きなクフ王の入場チケットを購入すると、なぜかその自称ガイドが僕のチケットを取り上げて「クフ王の墓まで案内するよ!」と前を歩き始めました。

 

自分のペースでいろいろ写真を撮ったり、いろいろ見て回りたい自分としてはガイドは不要です。

「あれはスフィンクスだよ!」と自称ガイドは興奮気味に紹介します。

 

 

いやいや、言われなくてもそれぐらい分かるから。ってか、スフィンクス思ったよりガッカリ感あるぞ…

ガイドは勝手に僕の前を歩いて案内してる感を醸し出しますが、google mapもあるし、なくてもクフ王のピラミッドは「一番大きいピラミッド」なんですから、すぐに分かります。まず迷うことがない…迷えるほうがすごいことです。

 

 

途中でチケットを取り返して、現地の人とおしゃべりしたり、一緒に写真を撮りまくっていたら「いくぞ!こっちなんだ!」と自称ガイドは仕切ってる感を出してきます。

エジプト人はとにかく話しかけてくる&日本人が珍しいので、今回の旅は写真を撮ってくれる人がたくさんいて助かりました。三脚や道具を使わなくても写真が撮れたので、非常に満足です。あと、みんな写真が好きなせいか撮るのもうまい。

 

 

 

あまりにもマイペースにやっていたせいか、クフ王のお墓のところに到着するころには自称ガイドの男は泣きそうになりながら「もう俺が必要ないなら、ここからは自分で行ってくれ」と言ってきました。

「いやいや、最初から僕はガイドは必要ないよ!頼んでない!」というと「ここまで案内したんだからチップをよこせ」と言ってきました。予想通りの展開でした。

「チップをくれ!いくらか金をくれ!」と言ってきたので「私はあなたにガイドを頼んでいない!」と言い返し、この応酬が何度か続きました。このあたりの交渉トラブルはインドやモロッコで揉まれてきたので、へっちゃらです。

「いくらでもいい!チップをくれ!」というので、最終的に5エジポン(約35円)渡そうとしたら「そんなの無いのと同じだ!」と言ってブチ切れて帰っていきました。

仕事を依頼したのであれば、それに対価を払うのは当然です。こちらから仕事を依頼して、期待以上の仕事をしてくれたと感じたのであれば気前良く+αのお金も払います。お金を払うことが嫌なわけではありません。

しかし「必要ない」と何度も言っているのに勝手についてきてお金を取ろうとする(見返りを求める)のは絶対に許せません。

このような行為は本当世界中から嫌われると思います。観光はエジプトの大きな産業です。目先の利益を求める一部の人間がイメージを悪くしているのは不憫でなりません。

 

インド最強説

 

エジプトに何度も行っている人が言うには、2019年ぐらいからエジプト人の客引きも少しマイルドになったらしいです。

実際、物売り・ラクダや馬車の客引きは比較的あっさり引き下がってくれたように感じました。

無視したり、曖昧な態度をとると「聞こえていなかったのか」と言わんばかりにより大きな声を張り上げて「1ダラー」「ラクダ」と声をかけてくるので、しっかり相手の目を見て「いらない」と言ったほうが効果的でした。

何もしなくても「察してくれる」「嫌だと言うことが伝わるだろう」というのは通用せず、きっちり意思表示したほうが諦めてくれることが多かったです。

世界三大うざい国に入るエジプトですが、正直インドのほうが50倍ぐらいうざいし、しつこいなと思いました。

エジプトはこそこそ変に合法的にお金を取ろうとする感じなんですけど、インドは堂々と合法とか関係なくお金を取ろうとする感じです。どっちもダメなんですけど、質が違うんですね。サバサバしているインドと少し湿っぽい粘着質な感じのエジプトです。

 

というわけで、いよいよクフ王のお墓に入っていきます!!

つづく!

 

にしけい

にしけい (西田圭一郎)

1987年富山生。工学修士。商社の開発営業職を辞めて、占いや相術を生業にしています。三児の父。本と旅とポケモンと文章を書くことが好きです。学生気分が抜けません。詳細はこちらから

にしけい (西田圭一郎)

1987年富山生。工学修士。商社の開発営業職を辞めて、占いや相術を生業にしています。三児の父。本と旅とポケモンと文章を書くことが好きです。学生気分が抜けません。詳細はこちらから

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