[前記事] バラナシの占い事情(インド旅行記19)
[最初から読む] 出発編(インド旅行記1)
2013年 1月18日 インド時間20:40 ムガルサライ駅
12309ラジャタExp.22:28発に乗るために、駅でシトシト日記を書いております。
「シトシト」というのも、実は今日夕方4時ぐらいにスコールとヒョウが降って街中大騒ぎ!という出来事がありまして。
直径2センチぐらいのヒョウがザーッと降ってきました。当たると結構痛い。
バラナシの人々は「神様が怒ってる!」とか「神様が喜んでる!」とか(どっちなんだよ)言って、オトナも子どもも声をあげてギャーギャー喜んでいました。
実際、バラナシでヒョウが降るのは3年に1回ぐらいだそうで、結構めずらしい光景に出逢えてラッキーでした。
今までずっと穏やかな陽気続きの天候だっただけに、ギャップは大きい。
さてさて、今朝は本当にいろんな気持ちでいっぱいでしたが、やっぱりいろんな人たちと出逢って、情報を集めることで見えてきた人間模様。人々の表情。
誰を信じたらいいかとか、誰の話が本当かなんて、すぐにはわからない。それがインド。
まあどの国もそうなんだろけど、とにかくたくさんの情報を集めて、比較する必要があるね。
いつもは、呉服屋のヴィッキーのところに遊びに行くけど、今日は入ったことのない路地に入ってみた。
そこには、流ちょうに日本語を話す男の子(小学生ぐらい)がいて、話しかけてきた。
いつもなら無視するところだったけれど、あまりにもしっかりした日本語と口調だったので感心してしまい、彼についていろいろ好奇心が湧いた。
彼は11歳で、彼のお兄さんの奥さんが日本人なんだとか。そして、彼女から日本語を習ったらしい。
道理で、他のインド人よりイントネーションがより日本人に近いわけだ。
彼のお店について行ってみた。かなり人間不信気味になっていたけれど、この男の子にはなぜかついて行ってみようと思った。
狭い路地を慣れた足取りで軽やかに進む少年についていった。
歩いている途中、これまでの旅のこと。Step on Paleceというホテルに泊まってるということ。手相を勉強していること。いろいろ話した。
牛のフンが落ちていて「気を付けて!」と、注意を喚起する彼は、とても11歳には見えなかった。
彼の2倍以上生きているのに、自分で何も判断できない自分が恥ずかしくなった。
にしけい
[次記事] バラナシの少年とその家族(インド旅行記21)