【Nature】ヒトの手はチンパンジーの手より原始的かもしれない

今日はちょっと気になった記事をご紹介。

ヒトの手は、人差し指に対する親指の長さの比率が高い。

これは、ヒトと類人猿が最も大きく異なっている形質の1つで、ヒトが繁栄した理由の1つとされることが多い。しかし、ヒトの手の進化の過程については複数の学説が競合している。

今回、Sergio Almecijaたちは、ヒト、生きている類人猿、類人猿の化石、ヒトの祖先種(Ardipithecus ramidus、Australopithecus sedibaなど)の化石について、手のプロポーションを測定して、手の段階的進化について解明を進めた。

今回の研究では、チンパンジーとオランウータンにおいて指の伸長の収斂(しゅうれん)進化が最近になって起こり、ヒトとヒトの祖先種、ゴリラの場合には比較的わずかな変化しか生じなかったことが明らかになった。

収斂進化…複数の異なるグループの生物が、同様の生態的地位についたときに、系統に関わらず身体的特徴が似通った姿に進化する現象。(wikipedia)

 

今回の研究結果は、ヒトが、他の手先の器用な類人猿との収斂進化によって、人差し指に対する親指の長さの比率が高い手を得たという仮説を裏付けている。

また、この研究結果は、チンパンジーのような手がチンパンジーとヒトの最終共通祖先の出発点であったという仮説に疑問を投げ掛けている。”

 

僕らの祖先はチンパンジーではない?

 

今回の研究結果では、ヒトはチンパンジーとは違った生物から進化した可能性があると述べていますから、この図は「間違い」と言えるかもしれません。

 

そもそもチンパンジーとヒトの間の生物はどこにいるのだろうか

 

僕は、上の図を見た小学生のころから、何か違和感を感じていました。

チンパンジーとヒトは存在しているのに、その間の生物はどこへ行ってしまったのか。

チンパンジーがいないなら分かるんです。最も知能が低いため淘汰されてしまったと説明がつくんです。

でも、チンパンジーも存在しています。

チンパンジーが進化し、より人間に近いというのであれば、チンパンジーよりも知能が高く生き残る可能性は高いはずです。

なのに、そのような生物はどこにもいません。

これって不思議ですよね。

 

チンパンジーや類人猿に近いヒト

 

僕が勝手にいきついた答えは

野蛮で粗暴な性質をもつヒトは、チンパンジーとヒトの間の生物であり

さらに言及すると

誰しもがチンパンジーやサルの要素をもっており、理性という名のベールに包み隠されているだけはないかということです。

 

つまり、この文章を書いている僕も読んでいるあなたもチンパンジーや類人猿の性質をもっているということです。

全くにしけいは失礼なヤツです。このような暴論がまさに類人猿の要素と言えるかもしれません。

 

 

指が短い人は、サル寄りの手

 

手(手相)でも、ヒトの”チンパンジーらしさ”について言及されております。

 

ドイツの生理学者Cars. C, Gは、精神と肉体の関係について様々な研究を行った中で

手のひらは、もっとも原始的な部分(進化していない部位)であり

知能が高くなるにつれ手のひらから指が発達したと考え、指が短い人は性格的にも遺伝的にもサルに近い特徴と持っていると結論づけています。

 

また、冒頭の論文で挙げられている「親指」ですが、妊娠2ヶ月目の胎児は既に親指をもっており、同時期に心臓・肝臓・脊髄そして脳が発生します。

生まれたあとも親指の可動領域と乳幼児の知能に相関があることがわかっており、親指は知能や進化の度合いを見るための尺度と言っても過言ではないでしょう。

さらに、親指の長さ・太さは生殖器の大きさや精力・積極性とも比例しております。

第一関節と第二関節のバランスによってもその意味は異なりますが、いずれにしても親指は知能をはじめ生命活動維持に不可欠な要素を表していると言えます。

 

それにしても

 

ヒトはチンパンジーから進化していないとすると、元々どのような姿形をした生物だったのでしょうか。

人間は豚とチンパンジーの子どもが進化したとする論文もあれば、宇宙人が収斂進化したという説もありますが、実際のところよくわかっていません。

1億2500万年前の地層から発見されたエオマイアが僕たちの祖先なのでしょうか?

僕たち人類って一体、何者なんでしょうか。親指を引っ張って伸ばしながら考えてみます。

 

にしけい

にしけい (西田圭一郎)

1987年富山生。工学修士。商社の開発営業職を辞めて、占いや相術を生業にしています。三児の父。本と旅とポケモンと文章を書くことが好きです。学生気分が抜けません。詳細はこちらから

にしけい (西田圭一郎)

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