【吸収効率高める】箱を空っぽにする「リセット作業」をしてからインプットを

 

下記の記事でも同じようなことを書いていますが…

【参考記事】習熟度や理解度は発信者といかに「同化」できるかにかかっているのかも

 

 

「今までのキャリア」というものを生かそうとする人たちって結構います。

占い師でも「過去の◯◯のキャリアを活かして占い師をしています(占い師になりたいです)」という人がいます。

でも、これって正直悪手だと思っていまして。その理由として…

 

1. 既得知識や経験が学習(吸収)の妨げになることが多い。
2. リユースしようとしている時点で労力をケチってる。
3. 実際やってみると既得スキルと結びつきがあるようでなかったりする場合が多い。
4. 結びつきがあると思い込んでいるのは妄想だったりする。

 

これ他人(ひと)のことを言っているようですが、自分も痛い目を見たことがあります…特に2なんですね。ケチると全然だめなんですよ。だいたいこうやってケチろうとしているときって消極的なんです。自信がないときだったり、体調や精神面で良くない時だったりします。

3と4なのですが「論理的だと思っている行動」って一番危険なんですね。「科学的」はあっても「論理的」って妄想に近かったりします。僕は組織に所属せずやっているので、「うまくいかないこと」が生活に直結します。時間や労力は有限ですから、限られたリソースの中で1つでも成功を選び取りたいのですが…。

実はこの「うまくやりたい」という考えが非常に危険なんですね。おもしろいですよ。うまくやろうとすればするほどうまくいかなくなるんです。

おそらくですけど「失敗したくない」という気持ちが強いおりこうさんな人ほど組織の中で働いていたほうがいいと思います。徹底的に組織の中で生きる戦略をとった方がいいと思います。しかし、いざ自分で勝負すると決めたのであれば「既得スキル」や「既得成功体験」は捨てて、リセット回数を増やしたほうがいいと思います。

「辻褄」や「一貫性」というのも頭で考えて出てくるものではありません。「自分の行動には一貫性がある」と自評するのではなく、おそらく誰かから「あの人の行動は一貫性がある」と評されるものだと思いますし、死ぬまで一貫性がある行動だったかなんて議論できません。極論「あなたが生き残るために選んだこと」という筋さえ通っていれば、どんな手段でも行動でも一貫性があります。なので「辻褄」「一貫性」「論理性」といったものにこだわらないほうがいいです。

講座などをやっていても「占いとか全く知らないんですけど…」と言って参加される方のほうが飲み込みが早い場合が多いです。赤ちゃんのように空っぽの容器で授業を受けられるのでどんどん入ってくるんですね。

逆に箱の中にガラクタやこだわりや執着がたくさん入っていると、新しいことを詰め込もうとしても入ってこないんですね。「あ、これ同じようなものがあるから入れなくていいや」とか「箱の中のこれと近いってことか」と勝手に取捨選択をするので同じ授業を受けていても全然入ってこないんですね。新しく出てきたものを箱の中のガラクタと比較したり、天秤にかけたりするので、話を聞いていない場合が多いんですね。

箱の中を空っぽにするには、忘れる・執着を捨てる…ということなんですけど、これはやろうと思えば30秒で出来ます。「自分が大事にしてきたもの」なんて要らないんですね。それは過去の自分なので、新しいことを学ぼうとする上では不要なんです。そういった旬を過ぎたものをいつまでも大事に箱に入れておくと新しいものが入ってこなくなります。

「意味」「理由」「辻褄」というのも箱の中身を動かしたくない時に出てくる後付けの言葉なので、新しい何かを吸収したいときは一度どっかに捨てて箱を空っぽにしましょう。あと睡眠が足りていないときも頭の中に脳みそのゴミが溜まるので、やっぱりよく寝たほうがいいと思います。

というわけで、まだ午前10時ですが、寝ます!!

おやすみ!!

にしけい

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書いている

西田 圭一郎 (にしけい)

1987年富山市生まれ。化学系工学修士。商社の開発営業職を辞めて、占いとWeb開発などを生業にしています。趣味は読書と旅とポケモン。文章を書くことが好きです。三児の父。詳しくはこちらから。

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