外圧と純度と雑感

最近頭の中で考えていることメモ。

 

外圧がかかる講座をやりたい

 

実践はなぜ上達するかというと外圧がかかるからだと思う。緊張感という圧がかかることでダイヤモンドのように純度が高くなっていく。言葉も思考も削ぎ落とされる。無料有料問わず緊張感がないとズルズルと下手になっていく。外圧をいかにかけるか。圧力鍋で玄米炊いてて思いました。抜き差しならぬ状況になると「できないこと」ができるようになるってけっこういっぱいあるんですね。そういう圧力がかかりまくる講座をやりたいんですけど、これまた希望者が少なさそうなので、今の所経深会の月1回の勉強会がそれに近い状態かなーと考えてます。授業で自分にベクトルが向くと逃げ出したり、ごまかしたりする人もいるんですけど、それってエゴが入ってるからなんですよね。エゴって何かを学ぶ上で一番邪魔なんだよなとつくづく思います。

オンラインや動画講座だとどうしても外圧がかかりにくいので、昨年末に限定5名で行った花札の実践講座みたいな感じで、きっちり「場」を用意する踏み込んだ講座をやりたいなと思っています。ちょっと甘やかしすぎたのかもしれないと反省してます。とは言いながらも動画で見直せるのは、それはそれでいいんですよね。客観的に自分を見つめ直す機会にもなるので。

 

どう純度を上げるか

 

「言語化できないものを言語化させる」というのは僕としてはけっこう挑戦です。そのひとつが書籍の執筆です。言葉にならないものをいかに言葉にするか。そのためにはどうしても伝えるべきことを削ぎ落として凝縮する必要があります。外圧の話とも通じるのですが、細かい具体的なことを書いたり、見栄を張って「自分の知識をひけらかすための本」になると、全然読者に伝わらない薄っぺらい本になります。ページ数は増えて物理的なボリュームは増すのですが、中身が薄っぺらくなっていきます。おそらくこれからより非言語領域(別に共有しなくてもいいやという世界)に入っていくので、そうなったときに「言葉」ってノイズでしかなくなるんですね。よりホリスティックになると、本も書きにくくなるし、講座もどう説明すればいいかわからなくなってしまいます。(既にそうですが)

そうなってくると「教える」というよりも、見て盗んでもらう感じになるのですが、占いというものはお客さんの個人情報もあるので「見せる」ということができないんですね。あとは「見る人」というノイズが占いの場に加わるので、やっぱりちょっと純度が下がると思うんですよね。そうなってくると、たぶん一番の勉強は占ってもらうことだなという考えにいきつき、僕自身いろんな人に占ってもらいにいくのですが、いかんせん僕自身大して悩みがないので、そこも純度が下がる要因になるんだよなと考えています。(占う人のスタンスや感覚を伺い知ることはできますが)

 

オンライン喫茶ポン

 

ここ6年で「教える」ということをたくさんやってきましたが、教えるなんておこがましいし、果たして本当に役に立つのだろうかという葛藤が強まりつつあります。先述したように「盗む」とか「感じ取る」ほうが学び得るものが大きい気がします。月1回のオンライン喫茶ポンは結構僕にとって真剣勝負の場なんですけど、若干ノイズが入り気味になってきているので、これはこれでどうしようかなと考えています。そろそろ次のフェーズに進むべきときかもしれないなと思ってます。視聴者も参加者も僕も緊張感を高めるという上では、一番手軽なのはオンライン喫茶ポンの有料化もしくは参加人数を絞るって感じかなーと思ってます。

 

 

反省と試行錯誤

 

日々反省と試行錯誤です。

 

油断するとエゴが入ったり、楽しようとしたりします。そういった行動はそのときはいいのですが、やはり後々問題になったり苦労する火種になります。一番の敵は「楽しようとすること」「ケチること」だと思います。本当にこれが厄介。だいたいうまくいかないことのほとんどがケチったときです。僕の短い人生はどうも楽しようとすると「めっちゃダメになる」バイナリーオプションがかかっているようなんですよね。ちょっとの堕落がすごいマイナスになる。だから、油断できないんですね。本当に困ったものです。このバイナリーオプションはみなさんに当てはまるかわかりませんし、走り続けることが万人にとって正解とは思いません。しかし、僕はたぶん走り続けないとダメになるっぽいです。変化し続けていないと、負債が増える。そんな感じなのです。燃費が良いのか悪いのかわからない人生ですが、自分がもっている性質なのでこれをうまく使ってやっていくしかないなと思ってます。

取り止めもない文章になってしまいましたが、そろそろ次の駅で降りるのでこれぐらいにしておきます。

にしけい

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書いている

西田 圭一郎

1987年富山市生まれ。工学修士。 商社の開発営業職を辞めて、占いや相術を生業にしています。本と旅とポケモンと文章を書くことが好きです。黒も好きです。どの国に行ってもスチューデント扱いされます。詳しくはこちらから。

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