正直今回の「陰陽五行完全言語化ガイドブック」は2ページ目に全て凝縮されています。それぐらいシンプルです。で、ここに書かれていることが「すぐにわかった」という人ほどわかっているかどうか怪しいと思っています。今回の本は、すごくタイトル決めに迷った背景があります。タイトルに結構強い言葉を使っています。それゆえ、このタイトルに釣られてなのか、普段僕の書籍を読まない人も購入されています。毎回タイトルを決めるのには一苦労するのですが、今回はちょっと強めの言葉で煽りすぎた感があって、そういう強い言葉に反応しちゃった感がある人もたくさんいた感じがありました。
強い言葉に釣られる状態の人というのは何かを盲信したり言葉に対して過剰反応する傾向があるので、思い込みや執着が強い状態にある場合が多いんですね。簡単に言うと「虎の威を借る狐」というか、他の洗脳を受けている状態です。なので、本書の内容とはめちゃくちゃ相性が悪いんですね。なので、その前段階として「混化分化理論」で固定観念を壊してもらって、それで壊れきれなかったら、この本は読まないほうがいいなと思っているぐらいなんです。なんでもそうですが「合う合わない」とか「タイミング」みたいなものがありますから、混化分化理論を読んで「何か違った」「よくわからなかった」という感じなら、陰陽五行完全言語化ガイドブックは読まない方がいいと思います。これはお互いのミスマッチを防ぐためです。僕は「対峙」や「対立」することにあまりメリットがないと思っています。なので、ミスマッチを避けるためにも混化分化をとにかく先に読んで欲しいです。
冒頭にも書いていますが、本書は「すぐにわかった!これはすごい!」というものではなく、ここに書かれていることをベースに自分なりに勉強したり、言語化を試みる中で「ああああああ…」とじわじわ納得できてくる本です。そのときの興奮や恍惚は言葉では言い表せないもので、自分だけの秘密にしておきたいぐらいとっておきの体験になると思います。そして、それが占いの分野だけではなく、他の分野でも「あああああ、これのことかぁああ」となるはずです。遅効性があるんですね。で、それが1週間後なのか、1年後なのか、20年後なのかは人によると思います。でも、「1+1=2」ぐらいシンプルな内容なので2ページ目に書かれている表は一度読めば「頭の中には必ず残っている」はずです。頭の中に必ず入っているからこそ、何かの拍子に呼び起こる可能性が高いのです。本書は時間や空間を超えた挑戦状のようなものでもあります。最初は「は?」「どういうこと?」「これで終わり?」と思われるかもしれませんし、全く理解できないかもしれません。
ここに書かれている内容をベースに、自分なりに模索してもらう1冊です。僕が「これはこういうことだよ」と説明をして、読者の方の楽しみを奪うような野暮なことはできません。なので、タイトルの「ガイドブック」はある意味、適切なのかもしれません。本書を読んで怒り出す人もいるかもしれませんが、そのリアクションは一番何も分かっていないし、分かろうとしていない反応かもしれません。踏み絵というか、その人を映し出す鏡みたいな1冊だと思います。
混化分化を読んでくださった方で、ご興味が湧いた方、挑戦してみたいという方がいたら、お問い合わせフォームから陰陽五行完全言語化ガイドブックの注文を申請ください。10件ぐらいまとまったら、増刷して販売しようと思います。冊数が少ないので、その際は少々値上げしての販売となります。ご了承ください。
にしけい