モンゴルの草原にはところどころ不自然な石が存在します。
RPGのセーブポイントみたいに、何かの目印のようにも見えました。
現地の遊牧民の話だと、これらの石は4000年以上前に作られた「お墓」なのだとか。
4000年って全く想像つかないけれど
4000年以上経った今でも「お墓」というものを作り続けていることを考えると、やっぱりどうもお墓にはチカラがあるような気がしてなりません。
墓相を勉強する身としては、感動せざるを得ない光景と情報でした。
偉い人のお墓ほど、山の高いところに葬られたらしいのですが
山の中腹あたりにお墓が集中しているあたり、僕が学んできた吉相墓の位置の考え方と一致しているため鳥肌が立ちました。
山頂では風や日差しが強いため石の風化が早いのかもしれません。
「墓石が残ること」がやはり重要なのかもしれません。
もはや誰のお墓かも分からない石の塊にしか見えませんが、そこには明らかに「人間の意思」がありました。
現在のモンゴルのお墓事情
ソ連に支配される前はモンゴルでは鳥葬がメインだったそうですが、ロシアの影響で土葬が主流になりつつあったのだとか。
最近は土地や経済上の都合で火葬が増えてきているみたいです。
モンゴルは日本のように、家族で一緒のお墓に入るわけではないそうです。
お墓は個人個人で入るみたいです。どこにお墓を建てるかなどは、シャーマンが決める場合もあるのだとか。
なんだかお仕事内容だけ見てると、僕もシャーマンと変わらないなぁ…。
やっぱり、墓相(陰宅風水)大事なんだね。
にしけい