[トルコ旅行記23] 1871年から続くコーヒー豆の老舗「KURUKAHVECi MEHMET EFENDi」

10世紀ごろエチオピアでコーヒーが発見されたころ、アラビア半島界隈では「焙煎」はせず、生のコーヒー豆や葉からコーヒーを抽出していました。

それから200年以上経ち、ようやく焙煎されたコーヒーが飲まれるようになります。エチオピアで始まったコーヒーですが、アフリカ大陸から海を超えて中東に入ります。13世紀ごろからイエメンでも焙煎したコーヒーが飲まれるようになりました。

1543年、日本の種子島に漂着したポルトガル人によって「鉄砲」が伝わっていますが、その少し前、1517年ごろイスタンブールにコーヒー豆が持ち込まれました。

イエメン知事オズデミル・パシャが皇帝に「うちの県で今流行ってる最高に美味しいコーヒーっす」と献上したところ、皇帝が「コーヒー最高!」となりトルコ中に広まったと言われています。

当時はお金持ちしか飲めない贈り物だったらしいのですが、すぐに大衆化し嗜好品として広まったそうです。

1554年にはイスタンブール旧市街地エジプシャンバザールがあるエリアTahtakale(タフタカレ)で、カフェ世界1号店Kahvehane(カフヴェハネ)がオープン。これが世界初の「喫茶店」と言われています。

エジプシャンバザール前のにしけい
もちろんエジプシャンバザールも行ったよ

エジプシャンバザールは観光客価格になっているので値切り交渉して「安くしてもらった」としてもたぶんかなり高いです。僕もかなり値切り交渉を試みましたが、やはり地元の人が仕入れるお店の価格までは到底届きませんでした。

「なんでもっと安くならなんいんだ?」と迫ってみたところ「土地代が高ぇからだよ!」と言われ「そっか」と納得して買うのをやめました。が、英語が通じるので普通に観光客としては買い物しやすいのでおすすめです。

エジプシャンバザールはEminönü(エミニョニュ)に近くに船着場もあるし、路面電車Eminönü駅で下りてもOK。

 

1871年から続く伝説のコーヒー店

活気あるエジプシャンバザールを北側から出ると、突然コーヒーのいい〜香りが鼻に入ってきます。これがまた、ちょっと甘めでふくよかな香りです。

伝説でありトルコ定番のコーヒー豆店クルカフヴェジ・メフメト・エフェンディです。(公式ページ/英語)

お店の前に長蛇の列ができています
お店の前に長蛇の列ができています

世界最古のコーヒーの煎れ方としてユネスコ無形文化財にもなっている「トルココーヒー」ですが、16世紀にカフェ1号店ができてから爆発的に喫茶店が増えました。そりゃ皇帝のお墨付きだし、実際にトルココーヒーは美味しい。

当時は基本的に「生豆」の状態で買ってきたコーヒー豆を家で焙煎して楽しむ…というのが主流だったらしいのですが、「まとめて焙煎しまーす」という人たちが現れて、焙煎したコーヒー豆を提供するお店が出てきました。

その中のひとつが「クルカフヴェジ・メフメト・エフェンディ」なのですが、トルココーヒーの伝説であり今も定番でありつづけるお店です。現在はヨーロッパ、アメリカ、アジア、オーストラリアの50か国以上に出荷されているようです。

同社の公式ページにも書かれていますが

Is the only coffee that can be used to predict the future.
Cafedomancy: The use of coffee grounds to cast fortunes.

未来を予言できる唯一のコーヒーです。
カフェドマンシー:コーヒーのカスを使って運勢を占う。

これまでに受けたコーヒー占いのコーヒーはどこも同じ味だったので、おそらくこのお店の豆を使っていると思われます。実際最初に行ったお土産屋さんで占ってもらったときに聞いてもやっぱりここのコーヒー豆を使っていました。

コーヒー占いをする以上、現地のコーヒー豆を使いたいし、本当に現地で一番使われている豆を使ったほうが、より呪力(占いのコンディション)が高まり当たるようになるのではないでしょうか。

お店で高く積み上げられたコーヒー豆の袋
このお店を含めてイスタンブールでも公式店が3店舗しかない

 

コーヒー占いも含めて、この本場のトルココーヒーを日本でもたくさんの人に楽しんで欲しい…

ということで、にしけいの「スーパー仕入れタイム」が始まりました…!

つづく!

にしけい

[トルコ旅行記24] ベルベル人にしけいのトルコスーパー交渉タイム

 

 

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