陽気な街で僕はパリピの仲間入りを…(ニュージランド旅行記2)

オークランドの街並みは眩しかった。太陽の日差しだけじゃなくて、人々が「自分」を露出して街を縦横無尽に行き交っていた。若く活気のあるエネルギッシュな街。

我がもの顔で横断歩道をスケボーで走り抜ける若者。

こぼれおちそうな若さを露出させブランドバッグを眺める若い女性たち。

刺々しいタトゥーと隆々とした健康な肉体を見せつけながら荷物を運ぶ船乗り風の男。

 

突き抜ける青い空。温暖な気候。

この街にずっと住んでいたら、僕も彼らのようなパリピになれるのだろうか。

日本の寒空の下で膀胱に悩まされ陰鬱としていた僕でもこの街に滞在すれば

舌を出しながら小指と人指し指をつきたてた挑発的な写真をインスタにアップできるようになるだろうか。

きっとなれるはずだ。

僕はこの街の陽気に触れてパリピになる。そう心に決めた。

 

スマホを眺めながら歩いていた僕はもう卒業だ…

 

僕はパリピになる…

 

 

だからもう下を向いて歩かない…!

 

空を見上げるんだ!

 

 

 

 

空を見上げるとそびえ立つ、高層マンション…

 

 

 

パリけい(パリピにしけい)は、ボーッと高層マンションを眺めたあと…

 

スーッと、ポケットからスマホを取り出した…

 

 

■メモ帳

・南半球では赤道の位置が北半球とは逆で太陽が北を通って沈む。

・家相の象意は南北逆転するのだろうか。

・その場合やはり北半球とは逆で北の部屋の方が離の作用が働くのだろうか。

 

 

僕は…

オークランドにきても、パリけいにはなれなかったのだ…

初めから分かっていたはずなのに…

 

Shit…..!!!!

 

僕は悔しくて、悔しくて、泣き叫ぶ…

こともなく、僕は無表情で街や建造物の構造を観察しメモをとり続けた…

 

つづく

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