質問「手相で妊娠する時期や生まれる子供の数はわかりますか?」
答:わかりますが、見る人や参考にしているソースによると思います。
手相本・手相について書かれている記事・手相を解説している動画の99%以上の情報がゴミ情報です。ゴミ情報というのは「役に立たない情報」ということです。
↓なぜ手相はゴミ情報が多いかを解説しています。
これまでは書籍だけだったのですが、最近は動画コンテンツが増えてきて「役に立つ情報」の割合が薄まっている印象です。「手相についての役に立たない情報」というのは「インプットとアウトプットが固定化されている」ものです。
固定化されている情報というのは、一面的な見方しかしていない情報です。
「○○だったら吉」とか「○○だったら仕事がうまくいく」とかです。その中に「○○だったら子供が○人生まれる」とか「○○なら子宝を授かる」といったものも含まれます。
まず吉凶を断ずるには「特定の方向性」を設定しなくてはなりません。この設定条件によっては吉凶の捉え方は大きく変わります。「抗がん剤治療は良いか?」という質問に対して条件や病状が変われば賛否は変わります。「尊厳死は正しいか?」みたいな議論になっていきます。
「ペットボトルは凶だと聞いたのですが、ダメですか?」みたいな一面的でざっくりした質問がたまに来ますが、条件や視点が変わればどうとでも捉えることができますので、答えられません。特に相は相対的なので他の要素との兼ね合いによって180度変わったりするので、何とも言えなかったりします。
— にしけい/Nishikei (@nishikei_) July 29, 2020
とは言いながらもやっぱり一般的に流布している情報は「ペットボトルは凶」というような一面的な見方でしか論じていないものが多いのも確か。
「(この条件や立場では)凶」なのに、凶の部分しか書いていないもしくは受取手が凶の部分だけピックアップするパターンもある。— にしけい/Nishikei (@nishikei_) July 29, 2020
次に「○○なら子供が○人です」というのも、固定された見方になります。
これはデータを集めていただければすぐにわかると思いますが、当たりません。たまたま当たることもあって「当たった人の情報」のみを都合よく収集してそれにしがみついている人も見受けられますが「当たらなかった人の情報」をきちんと合わせてフラットに見ていくと「当たらない場合」の方が多いです。
「手相で妊娠する時期や生まれる子供の数を教えてください」という質問を受けて、一生懸命「何か言わなきゃ」と思って「金星丘が〜」とか「小指の下の〜」といったことを言おうとしていた、言っている占い師さん。
本当にそれで大丈夫ですか?
それでいいと思って言っていますか?
冷や汗かいたりしませんか?
僕も上述したような情報源をもとに一生懸命「何か言おうと」していた時期があったので、気持ちはよくわかります。
しかし、その「冷や汗をかいた経験」があるなら「次に進まなければならない時期」にきていると思います。99%以上のゴミ情報から得た「知識」を捨てるときなのです。
Aを極めるならA以外を
じゃあどうしたらわかるようになるか?
それは手相を一度離れることです。他の占い、もしくは占い以外の要素から「妊娠」や「子ども」についても考える必要があります。
僕は気学や墓相や易を学びデータを集めるようになってから、さらに手相の経験則がブラッシュアップされました。
特に墓相が妊娠や子宝と強く関連していることは、有名なようで意外と知っている人が少なく、そこまで吟味している占い師さんが少ないです。
先祖とか親との関係性がわかるのであれば、因果関係を確認するためにも過去帳や家系図の話になってくる気がするけど、それは僕が墓相脳になってるだけなのか。生年月日から根っこの様子が分かるのであれば便利だと思うんだけど、お墓との相関まで確認してる人あんまりいなさそう。もう少し調べてみるか
— にしけい/Nishikei (@nishikei_) July 18, 2020
見てもらう側の立場としては
手相占い師さんから「生まれるよ」「あんた妊娠できないね」といったこと言われて一喜一憂したとき、必ず「なぜですか?」と聞いてください。
一喜のときや納得できたときはしなくても良いかもしれませんが、一憂したときは特に「なぜですか?」と質問してください。
手相の場合、一面的な見方から論じている情報ソースを元に断じている可能性が高いので、受け売りのデタラメである可能性が高いです。
「なぜですか?」と聞いて返ってきた答えをメモしてください。専門用語を使う人もいると思います。で、その用語を家に帰って検索してみてください。
すぐにその言葉が出てくるようでしたら、99%テキトーである可能性が高いです。ごまかしたり、逆ギレしたり、納得のいく答えが返ってこない場合もデタラメだと思って大丈夫です。
なぜ、わざわざ「妊娠」や「子宝」というテーマをピックアップしたかというと「あの占い師さんのところに占ってもらって子どもができないと言われた!」と傷つく人や「ひどいことを言われた」という悲しい声をたまに聞くからです。
非常にデリケートなテーマだからこそ慎重かつ多角的に吟味しなくてはなりません。自信がないのであれば「わかりません」「占えません」というのも誠意だと思います。自信があったとしても伝え方や「本当にそれで良いのか?」という自問自答は続ける必要があると思います。
占うテーマ問わず、占い師側もお客様側も情報や言葉を吟味していかなくてはなりません。それが占いをより有効に活用することにつながると思います。
にしけい