大人気、人間以外の手相鑑定シリーズということで、今回は有名な渋谷・ハチ公の手相と人相を占ってみました!
銀座三越のライオンを占うことができたので、たぶんいけるだろうと調子に乗った僕は早速渋谷駅へ向かいました。
渋谷駅、ハチ公前へ到着しました。
さっそく彼の手相を見ようと近づいたのですが、黄色い帽子をかぶっている無料で写真撮影しますよおじいさんに
「列に並んでください」と注意されました。
半年ほど前にきたときはたまたまだったのかわかりませんが、こんな黄色いおじいさんいなかったのですが
インバウンドのおかげもあってか外国人観光客が多く、謎の黄色のおじいさんが出現していて正直驚きました。
なんかこういうのって観光客同士が「写真撮ってください」とか声かけあって撮るものなのでは?むしろ混雑してない?
写真撮りますおじいさんに写真撮ってもらいたいわけじゃなくて、僕はハチ公の手相と人相を見にきたのですから
「並んでください」と言われハイソウデスカと並ばないのがにしけいです。
グローバル環境で発揮される謎の高コミュ力
というわけで、近くにいた外国人男性観光客に話しかけ、写真撮影を依頼。
お互い撮影し、FBで友達になって写真を交換する作戦に出ました。(海外ではいつもこのやり方です)
なぜか海外や外国人相手だと謎の高コミュ力を発揮します。
黄色いおじいさんの目を盗んで、ハチ公に近づいて手の写真を撮影します。
鴨書店さんで買った書籍が入った袋を腕にぶら下げ、必死にハチ公の手を撮影するにしけいを撮影してくれたスペイン人のミゲル。
観光客が減って手を見る機会を伺う、にしけい。完全に不審者です。
ハチ公の背面と自撮りを試みるにしけい。ミゲルとにしけい、どちらが観光客なのか全くわかりません。
「Please take picture of me」という指示だけを残し、立ち止まるわけではなくハチ公のまわりをウロウロし自撮りを始める日本人をミゲルはきちんと根気強く撮影し続けてくれたのです。
ミゲルとにしけい、どちらが観光客なのか全くわかりません。
ひと通り撮り終えて、じっくり手相を占いたかったのですが、黄色おじいさんや他の外国人観光客たちの目もあったので、今回は対面鑑定ではなく写真鑑定で進めます。
ハチ公の手相
今回は、ハチ公の手相から見ていきます。
ははぁ、なるほど…
そういうことですね…
全体的に丸い手をしており、吸引力の強い手をしています。手の出し方がかなり控えめで、手と腕の角度も慎重に1歩ずつ出すタイプです。
忠犬ハチ公と呼ばれるだけあって、かなり堅物な性格をしています。
それでいて吸引系の丸さが絶妙に効いているので、頑固さ意志の強さが伺え知れます。
「石の上にも三年」を実践するその一途さが手に表れています。
ローカルからグローバルへ
wikipediaによるとハチ公は1989年5月に方位転居をしているようです。
再建当時は駅前広場の中央に鎮座していた忠犬ハチ公像であるが、1989年(平成元年)5月に駅前広場が拡張された際に移動され、同時にそれまでの北向きから東向き(ハチ公口方向)に修正され、駅の出口の方向へハチの顔が向く形となった。また、像の台座の高さも像に触れやすい高さに変更された。
もともと中央にあったということは少し、西側へ移動したのでしょうか。
1989年5月というと年盤は二黒土星中宮で、もし本当に西へ移動していたとしたら「四緑」が同会しています。
象意だけ見れば「ととのう」「丸く収まる」「遠方との取引」といった具合でしょうか。
北向きから東向きに変わっている点からも、ハチ公はこの方位転居でさらなる認知度と知名度を得たようです。
東方位は「評判が良くなる」「新たな展開が始まる」方位ですから、外国人に囲まれるハチ公の様子を見る限り、方位転居はうまくいったようですね。
こういう真面目な手をした方なら、積極的に人間関係を展開させられる方位転居を狙うのはアリだと思います。
堅実にベースを作り上げていますから、それを横展開するとそのまま良好な人間関係を広げることができます。
ハチ公さんの方位転居から伝わってくるメッセージ。
それは「グローバルを制するにはまずローカルを制する」ということなのだと思います。
外の世界を目指すにはまず足元を固めよ…と、ハチ公さんはおっしゃっているわけです。これは耳が痛いですな…。
黄色いおじいさんの注意を聞かず、外国人と仲良くなって写真や情報のやりとりをする僕にとってハチ公先輩のメッセージ、とっても心に沁みました。気づきをありがとうございます。
僕が手相を見てアドバイスをするはずが、逆に教わることになるなんて…。
ハチ公の人相
ハチ公さんの人相で一番特徴的なところは「左耳が折れている」ところです。
左右にはそれぞれ意味があり、どちらかというと左は「情報」を右は「感情」を察知しやすいです。
ハチ公さんは右耳がピンと立っていますので、右耳で情報をキャッチしやすいというわけです。
つまり、ハチ公さんは人々の喜び、悲しみ、苦しみ、怒り…といった感情を強く感じ取っていらっしゃるのです。もしかしたら、ちょっとエンパス体質なのかもしれません。
ここでも手の丸み(吸引系=収集力)が効いています。手相と人相はつながってきますから、当然のことといえば当然なのだと思います。
ハチ公さん、秋田犬だけあって、なんというか「昭和の男」というような熱い人間味のある犬だったのですね。
チャラチャラと外国人観光客に話しかけて写真を撮ってもらう僕とは大違いです。
結論:
ハチ公の手相と人相を占ったら、ハチ公は想像以上に人間だった。
にしけい