○→I

他の国の言語を学ぶと「伝えたいこと」とズレが発生するように、なるべくありのままを伝えようとすると、言葉ではズレというかノイズが出てくる感覚があります。抽象化したり、現象を扱う上で言葉がやや不便になってきたというか。「言葉」と「そのもの」の間として、今のところ「図」が視覚情報として表現できるギリギリのツールかなと考えています。

例えばですが、周易の山水蒙は抽象化していくと、下記の図で全て表現し切ることができます。

 

周易講座三期テキストより

先月から五カ国語を話すぞ!と意気込んでぼちぼち勉強しているのですが、ここにきて言語よりも便利で的確に何かを伝える手段を見出しつつあり、最終的に非言語コミュニケーションに回帰しています。

結局、非言語が最も普遍性が高くて的確なんですね。それで、非言語にするには抽象度を高めていく必要があって、それをやっていると話は通じなくなるけれど、理解し合えるようになると思うんです。

なので、今やっている作業は現代を生きる人と会話するというよりも、何千年前に生きる人、何千年後に生きる人、他の星の存在たちとコミュニケーションを取るための作業なのではないかと考えています。

正直、今日のブログの内容も主張としては「○→I」で終わりなんですね。「○→I」を見たら、ああ、なんだそんな当たり前のことを伝えるためにこんなに情報量が必要なのか…という感じなんです。(専門用語は特定の人たちしかわからない言葉なのですが、それとは真逆の方向性です)

情報の容量が増えること、文字数が増えることは個人的には好きなのですが、そのものを伝えるときは逆に容量も文字数も少ないほうが的確でより多くの人たちに伝わるんですね。

陰陽五行完全言語化ガイドブックという本を昨年書きましたが、それよりも遥かにスマートで的確にそのものを伝えられるのが図や非言語領域なので、ギリギリ視覚情報として認識できるレベルで本を作ろうかなと考えています。

 

にしけい

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書いている

西田 圭一郎 (にしけい)

1987年富山市生まれ。化学系工学修士。商社の開発営業職を辞めて、占いとWeb開発などを生業にしています。趣味は読書と旅とポケモン。文章を書くことが好きです。三児の父。詳しくはこちらから。

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