以前から、こそこそと知り合いや人伝に頼まれて電子書籍を作るお手伝いをしていましたが、あらためてオープンなメニューとして公開したいと思います。
魚を渡すよりも釣り方を教えた方がいいと考えている派なので、本当は自分で作れたほうがよいと考えた結果「eBookテックキャンプ」を始めたのですが、案外「電子書籍作りますよー本出版できますよー」とお伝えしたところ「じゃあ作ってください」というお声もけっこう多いんですよね。
あとは、下記の記事にも書いたのですが、自分自身が本を書いて出して著者になれるなんて夢に思っていなかった…という方がけっこういまして。
私の人生や考えを本にするなんて…アイスランド人は10人に1人が出版してるよ!
https://nishikei.jp/koikumo/50377/
10年ほど前から自費出版や電子書籍作りに取り組んできた僕から見ると「本を書いて出すのって普通じゃん」という感じなのですが、それが普通ではないことに改めて気づきまして、サービス化に至ったわけです。
単純に本にすると喜んでもらえる
これは電子書籍作りを始めたころから思うことなのですが、自分の経験や知識が本になると、みなさん意外と喜んでくださるんですね。
ご自身が話されたことをもとに本を作っているのに、そのご本人がその本を読み直して「勉強になった!」「新しい発見があった!」と目を輝かせて喜ばれるんですね。
もしかすると、誰かに文章化してもらうことで、客観視できるようになり、自分自身の中で整理ができるのかもしれません。書籍化は何かこうセラピー的な側面も兼ね備えているのではないかなとよく思います。
あとは、自分の仕事や経験がひとつの形になることで、「区切り」「ひと段落」と感じる方も多く、本にしたあとにさらに精力的にその仕事に取り組む姿勢を示す方も多いです。確かに、自分がやってきたことってなかなか可視化したり、客観的に見つめ直す機会があんまりなかったりしますからね…。小学校の通信簿や成績表のように評価を視覚化することが簡単ならいいんですけど、実際はそうじゃなかったりしますからね。
日々の暮らしは連続的なので、出来上がった本をお渡しすると、「節目」のように感じられる方も多いです。あとは思わぬところから「読んだよー」「あの本おもしろかったよー!」と反響があるそうで、「内面を知ってもらえている気がする」「自分を心の底から理解してくれている人がいることを確認できた」といったお声もいただきます。
僕自身も勉強になる
最近Youtubeで始めたインタビュー形式のポッドキャストもそうなのですが、本を作るにあたってインタビュー(雑談)をするという行為(取材)はすごく勉強になるんですね。それと同時にどの部分を切り取ったらよりおもしろくなりそうか、よく伝わりそうかなどを考えるのも楽しいです。
「自分は何も成し遂げていない」「本にするようなネタもない」「自分は何も残さず死んでいくんだ」と、少し自暴自棄になっている方も、意外と1時間ほどお茶をすると最終的に「これ、本に書いてみます!」と前向きになる方も多くて、自分の中にある普通じゃない部分に気づけるだけでも、自信につながるようです。
占いのお仕事でも基本的にその人物の背景や特異点を模索して、それを言語化する場面がけっこうあるので、その延長という感じなんですよね。
まだまだ、詰め切れていないところもありますし、僕一人ではイラストや翻訳に限界があるので、他の方に依頼することもありますが、今後も創作サポート・ブックスワンをよろしくお願い申し上げます。
にしけい