多くの問題はとてもシンプルだと考えていまして、それを表現するマトリクスが下のマトリクスになります。
個人的にすごく好きなマトリクスで、ほぼこれで諸問題や自己分析が完了します。(↑300回ぐらいスクショ撮って保存しておいてね🖐️)
生物の進化や仕事の改善など、大体がこの循環に従って起きています。
うまくいっている状態で固定する
↓
状況が変化する
↓
噛み合わなくなる
↓
状況に合わせて変化する
↓
うまくいくようになる
↓
うまくいっている状態で固定する
↓
例えば、1羽のハトがなかなか餌にありつけなかったとします。
餌となるものがまわりにあまりなかったり、ライバルが多かったり…
餌があまり取れない環境に滞在し続けて、餌の取り方などを変化させずに、環境も自分も「固定」したままだと、どうなるでしょうか?
「うまくいかない」&「固定」なので、淘汰されてしまう可能性が高いです(右下の状況です)。
右下から左下の「変化する」側にシフトすると、いずれ「うまくいく」フェーズに入ってきます。
餌が取れなかった鳩が、環境を変えたり、狙う餌を変えたり、自分自身や環境を変化させると左側にシフトしていきます。
うまくいっている状態は無理に自分を変化させる必要はありませんから、固定しても構いません。
しかし、右下のフェーズに入って「うまくいっていない」の度合いが強くなればなるほど、何かしらの変化が求められます。
この変化のときに「どういう方向に変化したら良さそうか」という議論は非常に価値があり、建設的です。
しかし、うまくいっていないけれど「このままでいたい」「自分を変えたくない」という人のための議論は、一時的には解決するかもしれませんが、何度も同じ議論が続き不毛です。
鳩「餌場を変えたくない、食べる餌の種類も変えたくない、新しく餌を取るための知恵も絞りたくない、だけどお腹いっぱいになりたい」
このような鳩がいた場合、お腹が空きすぎて餓死するか、極限まで追い込まれてようやく方針を変えるか…二択になります。
「変化しない」ということは、逆にいうと「そこまで状況は悪くない」のかもしれません。満足ではないけれど、それなりに餌が取れるのかもしれません。でも、そのままの状態を維持しようとすることが得策と言えるでしょうか。
例えば、部屋を出て壁にぶつかったとします。そこで「方向性を変えず」にいたら壁にぶつかり続けることになります。頭をぶつけて「痛たたた・・・」となったら、自然と向きを変えますよね?(当たり前ですけど)
「いや、このままの方向で進み続けていいんだ!」と進んでいたら、余計に頭のたんこぶが増えていきます。
多くのことはシンプルです。
うまくいかないのであれば、方向性を変えればいいのです。自分を変える、環境を変える、やり方を変える。
「うまくいかないこと」を続けていたら、それはうまくいかないままなんです。
何かを変えようとしているときにどう変えていくのか。目的とする方向性に進むにはどのように変えればいいのか。
真っ暗で歩み出すには勇気がいる道にローソクを1つずつ立てるような感じでしょうか。僕のお仕事は、新しい一歩を踏み出す方のお手伝いをすることな気もしています。変化は怖いけれど、踏み出した分結果は変わってきます。
にしけい