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▶︎八丈島で亀卜(亀を使った占い)はされていたのか?(中之郷・樫立エリアのパワースポット?)
八丈島の南攻めをしていた僕は謎のスポットを見つけました。
ポットホール
観光で八丈島を訪れる人の中でも、ここまで行く人は意外と少ないかもしれないスポット。
それが「ポットホール」です。
なぜ行く人が少ないと思ったかと言うと、実際に行ってみたら、僕以外誰もいなかったからです。笑
まず「ポットホールって何?」ってなりますよね。僕もなりました。よくわからなさすぎて逆に興味を持ちました。
ポットホールという名前自体がまずよくわかりませんし、空港で手に入れたパンフレットに載っていることは載っているんですが、詳細情報が載っていません。まず、場所がよくわからないんですね。
調べてみると、八丈一周道の中之郷方面から底土方面に向かう途中であるんですけど、これがまたわかりにくい…
初見で夕方や夜に行ったら、なかなか見つからないと思います…
わかりにくい看板から横道に入るとそこからさらにクネクネ道が2.6km続きます…
走っている途中で霧が濃くなってきました…帰りは突然の雨に降られ視界が悪いです。
対向車が全くいなかったのでよかったのですが、クネクネ道のアップダウンと霧と突発的な雨はなかなかハードルが高いです。何もかもが「行きにくい場所」であり、到達した先にある「ポットホール」もよくわかりません。笑
この「こん沢線」の「こん」もどういう意味なのかわかりません。
翡翠がよく採取できる場所を「入コン沢」と呼んだりするらしいのですが、翡翠の「ヒ」の字も出てきません。
混沢?紺沢?困沢?昏沢?キツネのコン?
(結局最後までわからなかったので、どなたかご存知の方情報を求めます🙇)
進めば進むほどスマホの電波が入らなくなってきます。最終的にポットホールに到達した時点でdocomo回線がかろうじて1つ棒が立っていました。au回線は途絶えました。
ポットホールって何なの?
ようやくポットホールのスタート地点に到着しました…
看板があります…!ようやくポットホールが何なのかわかりそうです!!
八丈三原山の東側に広がる甌穴群(おうけつぐん)は、長い年月をかけ、様々な要因(地質・水量・傾斜など)から生み出されたもので、日本国内においてもこのような甌穴群は類を見ない。学術的にも非常に価値のあるものなので、今後も大切に保護されていくべきである。
町天然記念物 八丈町末吉こん沢
あ、ああ〜、お、おうけつぐんね〜…
たしかに、こんなおうけつぐんは、あれよね、日頃、みることないよね〜
これは保護したほうがいいよね〜うんうん、そうそう、すごい価値あるよね…
がんばって運転してここまできたかいがあったわ〜…
って
結局何なの!
島の人に失礼を承知で書きますが…
1.空港のパンフレットの「パワースポット」に載せるならちゃんと場所まで載せて欲しいです…
2.ポットホールって何なの?町の人もわかってるの?どう価値があるの?
3.木の看板が雑すぎる
4.アップダウンとクネクネ道と霧と雨
5.「こん沢」の「こん」って何なの?
4はしょうがないとして、それ以外はなんかもうちょっとこうやりようがあるような…
もしかして、ここは入ってはいけないスポット?それとも入っては欲しくないものが隠されているの?何なの?
こういった「よくわからない」「雨」「霧」「未知」「曖昧」「中途半端」という現象は全て九星の一白水星(坎)、「水」の象意です。
そして「ポットホール」で「穴」ですから、やっぱりこれも一白っぽい。めちゃくちゃ水の現象が偏った場所です。
水の気を補給したい人は、疑心暗鬼になりながら、1人でポットホールを目指せば、より水の気が強まるのでオススメです。笑
wiki先生教えて!
甌穴(おうけつ)とは河底や河岸の岩石面上にできる円形の穴。ポットホール(pot hole)、またはかめ穴(かめあな)ともいう。
河底や河岸の表面が硬い場合、表面に割れ目などの弱い部分があるとそこが水流による侵食のためにくぼみとなる。このくぼみの中に礫(れき)が入ると渦流によってその礫が回転し丸みを帯びた円形の穴に拡大する。その後川底が侵食の影響で下がり、甌穴のできた場所は水面より高くなる。その結果、甌穴が地表に見られるようになる。
穴の直径、深さとも数センチメートルのものから数メートルのものまでその姿はさまざまである。底に磨耗した小石が残っているものもある。有名な甌穴として寝覚の床や長瀞渓谷(ながとろけいこく)の岩畳がある。また甌穴は、昔その場所を川が流れていたことを示す、重要な手がかりとなる。
簡単に言うと、岩の柔らかいところやくぼみに小さな石が入り込んで、内部から回転して穴を大きくしていった場所です。
心理学で「フットインザドアー」ってありますよね。小さなお願いをしてから、お願いを聞いてもらったら少しずつお願い事を大きくしていくあれです。あれの石版がポットホールかな?え?違う?
内部に入り込んで穴を大きくしていくわけですから、ポットホールされる側からしたら結構怖いですよね。
さらに奥に行くと、いろんな形のポットホールが見られるらしいのですが、サンダルとTシャツで来てしまったので、今回は退散です。中途半端ですが、この中途半端さも水っぽいです。沢登りをする人は装備を整えて進んでくださいね。
来るのはちょっと大変ですが、とても神秘的で気持ちの良い場所ですし、本当に「水の現象」だらけの場所なので、占いか何かで「水の気が必要だ!」となったら、行ってみてください。
せっかく素敵な場所なのに「ポットホール」だとなんか「ホットケーキ」みたいで抜けた感じがあるので
厨二病心をくすぐる「水神の秘境(シークレットマーキュリー)」とか「妖霧の森(フェアリーフォレスト)」とか、なんかそういう名前なら僕のような人が全国から集まると思います。
そういうインスピレーションを掻き立てられる場所でもあるので、アイディアに煮詰まった人にもいいかも?
にしけい