全部嘘ならみんな優しくなれるのかも

 

インスタとかTwitterを眺めていると、人間の憎しみや嫉妬心を壊すには「全部嘘にする」という前提破壊が有効なのではないかと思い始めました。

エイプリルフールって嘘だからみんな楽しめるんですよね。映画も漫画も全部フィクション(虚構)だから、楽しめるんですよね。

ゴジラやウルトラマンが本当だと信じていたら、日本なんて怖くて住めませんし、街を破壊する怪獣たちに怒りが湧くかもしれません。

例えば、Aさんが「この高級ステーキ美味しい〜♪」と、美味しそうな写真をともに投稿していたとします。

この写真を見て嫉妬・憎しみ・嫌悪感を抱く人は「Aさんが高級ステーキを食べていることは事実だ」と認識しているはずなんです。ノンフィクションだという前提があるんですよ。

でも、仮に僕がブログで「今日は橋本環奈さんとデートです」と書いたとすると、それは「嘘だ」という認識になり、違った感情が出ると思うんですね。嫉妬というよりも「何言ってんだw」っていう嘲笑が出るかもしれません。

他の記事でも何度か触れているかもしれませんが、人が対立したりいがみ合うときに必ず存在しているのが「立場」というものなんです。

立場というものがなければ、本来は人間は対立することはないのではないかと、僕はなんとなく信じていまして。

例えば、橋本環奈さんとデートできる人・できない人という「立場」が明確・確定的なものになると、嫉妬や反感が生まれます。しかし、この立場が「曖昧」だったり、そうではなさそうだぞ…というときは「立場」が生じにくいんですね。

要するに、誰かを憎んだり、嫌ったりするときって「一面的な思い込み」が必ず存在しているんですけど、この思い込みを破壊することができればみんな優しくなれるはずなんですね。

嘘だけつけるツイッターや妄想のみを投稿するインスタグラムがあれば、もうちょっと優しい世界が作れるんじゃないかなーと思ったりします。

「それは事実だ」という思い込みが消失すれば、少し余裕が出てくるはずなんですよね。

嘘って2種類あって、分化するための嘘と、混化するための嘘があって、後者のほうが「創造性」「親和」を生み出すんじゃないかなーと思っています。

 

この文章も僕にしけいが書いているとは限りません…もしかしたらエルフ族の末裔として生まれ一族の復興を願う美少女エルフが日本語を学び、書いているかもしれません。

「我が一族が凋落の途を辿った要因は部族内の闘諍…人間たちにも争うことが如何に愚行なのか気づいて欲しくてこのブログを借用しております…」

と、美少女エルフが涙ぐみながら記事を書いているかもしれません…。

 

エァルウェン・グローリエル

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書いている

西田 圭一郎 (にしけい)

1987年富山市生まれ。化学系工学修士。商社の開発営業職を辞めて、占いとWeb開発などを生業にしています。趣味は読書と旅とポケモン。文章を書くことが好きです。三児の父。詳しくはこちらから。

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