「何をやってもおもしろくない、つまらない」という人は結局のところ「未知」へ「挑戦」してないだけなんですよね。
「おもしろくない」「つまらない」という状態は刺激が得られていない状態です。
目の前(面)が明るくなる(白くなる)から、面白いのです。いないいないばぁと一緒です。一度、顔を隠して真っ暗にすることで「明るさ」を感じられるのです。
ギャップがあるから「明るさ」を感じられるのです。
つまり「おもしろい」と感じるには「暗さ」が必要なのです。ずっと蛍光灯がチカチカつきっぱなしの明るい部屋では「明るくなったぁ〜」という実感が得られにくいのです。
夜があるから、朝に感謝できる。冬があるから春を喜べる。
この「暗さ」というのは何なのか。それは「未知」です。知らない世界。体験経験したことのない世界です。
「これをやると自分がどうなってしまうのか…」とドキドキしてしまうようなこと。言い換えるなら「挑戦」です。
この「未知」が深ければ深いほど「明るくなったとき」のギャップが大きいので自分が見ている世界を「おもしろく」感じられるのです。
「未知」の反対である「既知」は「傲慢さ」を生み出します。
慣れていること、知っていること、同じようなことばかりやっていると次第に謙虚さが失われていきます。
「いごこちのよいずっとあかるい世界」に慣れてしまうと、謙虚さが失われていくと同時に「おもしろい世界」は遠ざかっていきます。「慣れ」は「面白い」と対義語とも言えます。
この「慣れ」というのは「面白くない世界」を生み出すと同時に「学習効率の悪さ」も生み出していきます。慣れたことばかりやっていると頭が悪くなっていくのです。
お腹が減っているから「おいしい…!!!」と感じられるように、「ありがたい…!!!」と心から感じられると学習効率は高まっていきます。脳にすいすい入っていきます。
「勉強しても頭に入らない」という人、学習効率が悪い人は「謙虚さ」が欠如していることがほとんどです。
学習しないと「何かを得た」という達成感が得られないので、余計学ばなくなりアホループが始まります。ハムスターのまわしぐるまのごとく、このアホループ(学ばないループ)に入ると、わかりやすく老けます。年齢関係なく老けるのです。
つまり「未知への挑戦」をやめると、面白い世界が遠ざかると同時に、傲慢さからくる「アホループ」が始まり、老化が始まっていきます。
「傲慢さ」と「つまらない毎日」は同時にやってきます。
自分にベクトルを向けたくないので、現実逃避のために他人の人生や他人の行動にばかり目がいくようになり、他人に対して攻撃的になります。そして、人が離れていきさらに刺激が減るので「おもしろくないループ」が加速します。
逆に「未知への挑戦」がちょっとでも入ると、そこに「暗さ」が生まれます。そして明るくなった瞬間「おもしろさ」と「学び」が得られます。そしてそれが楽しくなって「学習&楽しいループ」に入ります。さらに新しいことを知りたくなるのでいろんな世界に首を突っ込むようになり、どんどんおもしろさがエスカレートしていきます。
あなたのこの1週間は下の図で、どのフェーズを過ごす時間が長かったですか?
どれぐらい「未知」はありましたか?
どれぐらい「知らないこと」はありましたか?
もし、そのきっかけが得たい人は、右下の「 C」のフェーズをやってみてください。
まったく興味がない、知らない、予期せぬことです。想像しなかったことなのであなたの人生の中では「事故」や「事件」に近いかもしれません。
全く知らないお店に入るとか、全然興味がなさそうな分野の本を買ってみるとか「線ではつながらない」ことです。点です。ポンと発生するようなものです。
この「ポン」がないと「似たような毎日」が訪れます。
あなたの時間はあなたの時間です。あなたの人生はあなたの人生です。僕は知りませんし、親も社会も会社も関係ありません。あなたしかどうにかできません。
何かに振り回されて生きるのも、自分の人生を生きるのもあなたの自由です。
他者に時間やエネルギーを使うのか、自分のために使うのか。
「未知へ挑戦する」ことは、ベクトルを自分に向けるきっかけにもなるはずです。
「詰まらない」というのは、文字通り詰まらないわけですから、ある意味「ハードルがない状態」というわけです。
「詰まらない」と感じられるようになったのであれば、次のフェーズへと進むチャンスでもあります。
飛び込むのを躊躇して気が詰まってしまうような「未知の世界」へ飛び込む。たったそれだけなのです。
にしけい