【ただただ好きなことを書く記事】ムック(MUCC)

※なるべく伝わるように書きますが、ただただ好きなことを書くので、あしからず。

「ガチャピンの相方?」と何度聞かれたかわかりませんが、ムックというバンドが好きで好きで、あの、今日はにしけいのムックに対する想いをただただ書いていこうというとても気持ち悪い内容になります。

 

 

ムックって何だ?

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ボーカルの達瑯、ギターコーラスのミヤ、ベースのYUKKE、ドラムのSATOちの4人で演奏しているバンドです。ジャンルを尋ねられるとよくわかりません。

ヴィジュアル系なのか、パンクなのか、ヘビメタなのか、クラブ系なのか、そういったことも含めて後述しますが、一言で言えば僕が好きなバンドです。

 

ムックってどんな感じ?

 

「どんな感じの曲?」って聞かれると、これもまた難しい質問です。

達瑯のちょっとかすれていて、何言ってるかわかんないことも多い歌詞と、哀愁のある声とセクシーさも好きだし。ミヤのピアノ弾いたり、DJやったりそういう器用さもカッコいいし。

YUKKEの「ファズ」のウッドベース弾くときのユラユラ感とか、自分が作曲したときに三連符でベース際立たせてくるあたりも好きだし。SATOちのただただドラムが好きで仕方がないみたいなところも好きだし自分で書いてて本当に何が言いたいのかわからないんだけど

一言で言えば僕が好きなバンドです。

 

ムックとの出逢い〜プロローグ〜

 

昔、千葉県で働いてたときに佐倉市の国立歴史民俗博物館を見に行ったことがありまして。

日本の風俗や流行に関するものが時代順に展示されているんだけど。ちょうど日本の鎖国が解けたぐらいから急に展示物の色数が増えて。

それまではグレーとか黒とかモノトーン系の展示物が多かったんだけど、異国の文化が入ってきた影響でパーッと目をひくような派手な色遣いのものが視界に入ってきて。

「ああ、やっぱり引きこもっていちゃダメだな」とブツブツ言いながら見てたんですが。

ちょうど高校2年ぐらいの頃、そういう精神的鎖国が一気に解かれた時期がありまして(「高校デビュー」なんて言われもしたんですが…)

そういう多感な時期に新しいジャンルの音楽を開拓しようとTSUTAYAに行きまくっていたんですよね。

 

ムックとの出逢い2

 

僕は姉の影響でRIP SLYMEとか聞いていました。

友だちの影響でエミネムとかKICK THE CAN CREWとかケツメイシとかも聞いていましたし

母の影響でnobodyknows+とかSOULD OUTとか聞いていました。

姉が大学生になって中二病をこじらせベースにハマっていたころ、その影響を受けてガゼットをよく聴いていました。

そのころ「ヴィジュアル系もいいな」と思い始めて、なんとなくヴィジュアル系のコーナーにも手を伸ばし始めたんです。

そこで何気なく手に取って聞いた「6」というアルバムがムックとの出逢いです。

 

アルバム「6」

 

「6」というミニアルバムに入っていた「春、風のふいた日」っていう曲にとても衝撃を受けました。

かっこよすぎる。なんだこれは。

当時、タカセという音楽通の同級生がやたらと「捨て曲なしのアルバムだ」って言葉を使っていて、僕も思わず言いました。「捨て曲なしのアルバムだ」って。

でも実際は「春、風のふいた日」ばっかり聴いてました。すみません。他の曲もとても好きなんですが、この曲の駆け抜けるような中毒性は異常でした。

ダダダダッと勢いよく入るイントロ、ちょっと哀愁のあるギターのメロディ。

そこから歌いだされる「悲しい知らせ…」という歌詞。

「友だちが変わっちゃった…もうあの頃のアイツじゃねぇよ…」っていうちょっと悲しい歌詞で、温かいイメージの「春風」という詞が逆に冷たい印象を際立たせていて。鎖国を解いたばかりのにしけい少年は大きな衝撃を受けました。

 

ちょっと反社会的な歌詞、大衆文化を風刺する感じ

 

アルバム「6」の中には、そういう「社会はクソだ!」みたいな歌詞の曲が多くて。風刺画を見ているような感覚。

井上陽水とか吉田拓郎とかそのあたりの人たちのエッセンスも入っているのかなと思います。

あとは、イエモンかな。吉井さんの歌い方にもちょっと似ているような気がします。でも、よくよく聴いていると全然別物です。

そういうちょっとひねくれた見方するところが素直すぎたにしけい少年にとって黒船だったのかもしれない。

 

「密室系」と呼ばれていたことを知らなった

 

「デビュー当時からのファンです」という夢烏(ムッカー、ムックファンの意)の方には、この記事は見るに堪えないかもしれません。情報に誤りがあったら素直に謝ります。

ただ、僕はムックが好きで好きで書いていて、ムックに関しては「データ派ファン」というよりも「思い出派ファン」なので、正確な情報はwikipediaなどを参照してください。

僕がはじめてムックを聞いた「6」よりも前に何枚かアルバムが出ていたらしく、もっともっと暗い曲が多かったようです。

それは、そのあとAmazonで過去のアルバムを買って聞き直してはじめて知ったことなんですが。

「遺書」というタイトルの曲なんかモロに暗い曲で。部屋の隅っこで膝を抱えて聴いていたら、体がろうそくのように溶けていきそうなぐらいです。

ただ、そんな暗い曲の中にも何かこう力強さみたいなものがあって。マイナスから這い上がろうとする人間の美しさみたいなものを曲から感じるんですよね。(ラブサイケデリコとか洋楽になりますが、エヴァネッセンスとかにも通じる点が)

しかも、中毒性があって、一度ハマると何度も聴いてしまう。他のアーティストの曲もいろいろつまみぐいしたりするんですが、最終的にムックに帰ってくるんですよ。そして、聴くたびに新しい発見があるんです。

 

曲調や歌詞の変化

 

最近はアルバムごとに本当に曲調や雰囲気が違います。

ゴリゴリのメタル系のアルバムもあれば、最近はクラブ・テクノっぽい曲も増えてきました。

「死にたい」と歌っていたころからは想像できないんですが、最近は「結婚ソング」なんかも歌っていたり。本当に同じバンドなのかなって感じです。昔からのファンにとってはそれが許せないのかもしれません。

「昔の方が好きだった」っていう方もいます。確かに新しいアルバム聴くたびに最初は戸惑うんですよね。「何だこれ、ムックどうしちゃったんだ」って。でも、3周ぐらいしたあたりから「あ、やっぱりムックだ」って馴染むんですよ。不思議なことに。

 

変化しないために変化し続ける「4」のバンド

 

ちょっと話が脱線しますが、先日数秘術の個人レッスンを受けてきたんです。

数字の「4」には「継続・維持」といった意味があるんですが、これを「マンネリ・停滞」という意味で紹介している本もあるらしいです。

でも、その先生が言うには本来的には「4」は「試行錯誤、変化し続ける」という意味があるらしいです。本当に全く同じことをしていては逆にその状態を維持できない。「現状維持は退歩なり」ってやつですね。

 「紅白歌合戦」という番組がとても好例だと思います。毎年出演するアーティストが変わるから、続いています。

あれがもし、毎年同じアーティストだったらみんな飽きてしまって視聴率は低下。あんな長寿番組にはならないと思います。

「今年は誰が出るのかな?どうなるのかな?」っていう「変化」を期待するから、年末に他局が手を変え品を変え番組を作る中でも「紅白」は続きます。

ムックのアルバムやツアーにはそういう面白さがあります。

「そうきたか…」みたいな。でも軸の部分はブレていなくて。変化はあるんだけど「やっぱりムックだな」って思ってしまう。それが一番ムックが好きな理由かもしれません。

 

売り込み方とかそのあたり

 

僕は芸能界のことはよくわかりません。

ムックも事務所が変わったり、プロモーションの仕方が明らかに前と変わったなって思うこともありました。

アニメのOP曲やED曲と絡ませたり、にこにこ動画に出たり。ムックの良さをたくさんの人たちに知って欲しい反面、「あまり有名にならないで欲しい」みたいな気持ちもあったりします。

たぶん好きすぎると、自分だけが知っていたいという独占欲が湧くんでしょうね。

いかんなあと思い「おススメのアーティスト教えて!」と聞かれるとムックのアルバムを貸すんですよ。

1週間ほどすると「(良さが)よくわかんなかった…」って返ってくることも多くて「それでいいんだよ…おかえり…」と思ってしまったり。この複雑な心境…どうしたら伝わるだろうか…。

理科の実験で班ごとに1台顕微鏡が与えられて、うまくミジンコが見えるように自分でプレパラートの位置とピントを調節できたときに他の班員に交代せずに1人でミジンコを眺めていたいと願ってしまう気持ちに似ているかな。

 「顕微鏡独り占め心理」と勝手に呼びます。やっぱり密室系だなぁ。

 

ムックのライブについて

 

最近は頻度は減ったものの、ライブにも結構行っています。

やっぱり生のムックはCDとは違う良さがあります…。

はじめて生で「蘭鋳」という曲を聴いたときは頭の中が真っ白になったなあ…。

「球体」ツアーは3回参戦しましたし、名古屋に来るときはチケットが取れる限り参加しています。

まだ実家で暮らしていたころ、あまりにも大きな声でムックを歌うもんだから、母と姉が曲を覚えてしまって。だから、ムックのライブに行くときは1人か姉or母と行くことが多いです。姉がファンクラブに入ってチケットを取ってくれたりも…。

 

名古屋とムックのライブについて

 

ムックは名古屋にくると「名古屋は男のファンが多いねー」と褒めて(?)くれます。

確かにムックのファンは女性が8割ぐらい。最近は男性ファンも増えてきた感じもするけど、やっぱり少数派かも。

ムックのファンの年齢層は20~40代ぐらいなのかな。中高生は他のヴィジュアル系バンドに比べて少ない気がします。ヴィジュアル系の中でも、ちょっと硬派なイメージ。

いつだったかのライブで「名古屋は男性が多いから嬉しいねー」とボーカルの達瑯が、男性客をステージに引き上げたことがありました。あのときはさすがに嫉妬したなあ。

いやいや、本当ね、たぶんムックへの想いは僕の方が凄いですから…って内心狂乱狂唱でした。

 

ムックへの声援について

 

僕はムックのライブで「ムックー!」と叫ぶことがあります。

(こんな男の野太い声に声援を送られても…と思われるかもしれませんが)

まわりのファンの方たちには笑われたんですが、ほとんどのファンはメンバーの固有名詞で声援を送ります。

「達瑯ー!」とか「YUKKE-!」と声をかける。

確かにそれぞれ個性があって好きだし、ひとりひとりの名前を呼びたい気持ちわよくわかります。

けれど、僕が好きなのはムックとして演奏している4人全員であって、その4人が作り上げている音楽や雰囲気が好きなんです。

あとはそれを支えているスタッフの皆さん。その方たちにも愛を込めて「ムックー!」と叫ぶようにしています。少しも変なことはないと思ってやっています。

 

 最後に・・・

 

ここまで読んでくださった方ありがとうございます。ムックについて伝わったかどうかはわかりませんが、ムックに対する僕の気もちと気持ち悪さは伝わったのではないかと思います。

夢烏(ムッカー)歴もまだ10年にも満たないミーハームッカーと呼ばれそうですが、これからもムックを聴き続け、応援したいと思います。というか、聴いちゃうんだろうなと思います。

今後占い師として活動していく中で、生でムックメンバーの手相をじっくり見させてもらえる機会があったらなあ…という淡い期待を胸に秘めTHE ENDとさせていただきます。

(本当はおススメの曲とか1曲ずつ紹介したかったんですが、またの機会に)

にしけい

にしけい (西田圭一郎)

1987年富山生。工学修士。商社の開発営業職を辞めて、占いや相術を生業にしています。三児の父。本と旅とポケモンと文章を書くことが好きです。学生気分が抜けません。詳細はこちらから

にしけい (西田圭一郎)

1987年富山生。工学修士。商社の開発営業職を辞めて、占いや相術を生業にしています。三児の父。本と旅とポケモンと文章を書くことが好きです。学生気分が抜けません。詳細はこちらから

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