占いは「言い訳」にするにはちょうどいい? ~実数とXのハザマで~

1.背景

 

僕、にしけいは手相を科学的に考察・解明し学問にしたいと考えています。

 

2.発端

 

数学・生理学・物理学・量子力学・解剖学…etcに精通し宗教や占いなどにも詳しいおじさんの言葉。

 

①「占いや宗教は言い訳の材料にするにはちょうどいいんですよ」

 

②「手相を科学的に解明しようとすると失敗します」

 

③「神や宗教や占いは、非科学であり実数ではなくX(エックス)みたいなもんですよ」

 

④「どんな人がやっても同じ結果を得られるのが学問で、一定の人しかその結果を得られないものは技術なんです」

 

 

3.言葉たちに刺される

 

おじさん攻めるね。初対面なのに攻めてくるねえ。

意外と打たれ弱いにしけい。

自分の中の大事な部分を攻められると、心にくるよね。

自分がやろうとしていることを全て破壊されたような感覚に陥る。

大航海のために大海原に出ていきなりイカダごと台風で吹き飛ばされる。

4.イカダの再構築(吟味)

 

占いというものに本気で向き合う以上、目を背けていてはいけない。

おじさんの鋭い指摘を吟味する。

3日ぐらいウンウンうなる。2キロほど痩せる。

ここでへこたれているようでは、にしけいくん、君はそれまでの人間だったのだよ。

 繰り返す自問自答。噛み砕く。ゆっくり飲み込む。

 

 

①占いや宗教は言い訳の材料にするにはちょうどいい

 

これは一理あると思います。

自分でも占いを勉強していて、「占いから出てきた根拠」に救われることがあります。

納得することでクヨクヨする時間を短縮できるし、次の一歩が力強くなる。

しかし、僕は現実のみを見ていたら死んでしまう人がほとんどなんじゃないかなと思います。

 

②手相を科学的に解明しようとすると失敗します

この言葉を受けた次の日も、僕の手の線たちは変化していました。

変化が起きている以上、そこには変化する原因があります。

手相は非科学ではなく、未科学だと思います。

ただ、それを証明するための知識や説得材料が自分にはまだ弱い。

この科学に染まったおじさんを納得させるためには、自分も科学の勉強をやり直す必要がある。

「やり直したら無理だってわかりますよ」とまで言われましたが

いや、それはわからないでしょ。

③神や宗教や占いは、非科学であり実数ではなくX(エックス)みたいなもんですよ

 現実だけを見て人は生きられるか。

 身近なものを考えてみる。

 「目には見えない、曖昧なもの」が人間を繁栄・進歩させてきたのでは?

 「いつでも誰とでもおしゃべりできたらいいなぁ」というXがあって、それに向かって動いたから携帯電話やスマホが出来た。

 

「あの人と付き合いたいなぁ」と想像し、「付き合えたらなぁ」と仮定し原動力を得て

それを達成するために「どうやったら付き合えるかなぁ」と想定する。

ここまでに実数は自分と相手の存在のみ(相手の存在も実数か怪しい場合も)。

でも、Xが人を動かし「告白」して、同棲して…といった現実になる。

プラシーボ効果とかノシーボ効果が存在するように

極端なことを言うと、Xでも人は死ぬし、Xでも人は生き返る。

ただし、Xばかりに傾倒していてはいけない。現実を見ることも重要。バランス大事。

 

④どんな人がやっても同じ結果を得られるのが学問で、一定の人しかその結果を得られないものは技術

 

これは確かに納得。ただ、学生時代に研究やっていて思ったことは

誰かの論文のSupporting Infomationとか読みながら実験しても

「この収率本当かなー」とかはちょくちょくあったし、「科学と技術は紙一重なのでは?」と思うところもあります。

今自分がやっている「手相を読み解く」ということは、間違いなく技術。

手相はある程度体系化されて本もたくさん出版されていますが、どの著者も肝要なところは隠しているご様子(それは、当たり前で自然なこと)。

自分が見つけた法則とかルールってとってもかわいくて大事にしたいところなんだけ、もっと公開していく必要がありそうですね。

 

公開の仕方も大事。これは大きな課題です。

 

 

5.今後の課題および目標

 

僕、にしけいは手相を科学的に考察・解明し学問にしたいと考えています。

 

6. 参考名言

 

自分が出したアイデアを、少なくとも一回は人に笑われるようでなければ、独創的な発想をしているとは言えない。

(ビル・ゲイツ)

 

 

挫折を経験した事がない者は、何も新しい事に挑戦したことが無いということだ。

(アルベルト・アインシュタイン)

 

 

 

最近、アイディア研究ノートの消費が著しくて、木の神様に怒られそうです。

 

本を出版したら、植林しよう。

 

にしけい

 

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西田 圭一郎

1987年富山市生まれ。化学系工学修士。商社の開発営業職を辞めて、占いとWeb開発などを生業にしています。趣味は読書と旅とポケモン。文章を書くことが好きです。三児の父。詳しくはこちらから。

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