【WooCommerceとShopify】WordPressでECサイト構築するならどちらが良い?

占いとWeb制作の共通点
1.やりこみ要素が多すぎること
2.新しい技術や知識を習得すると使ってみたくなること
3.実際に使ってみないと価値を判断できないこと
4.どこかでトレードオフを割り切る

これは占いとかWeb制作に限らず共通するものだと思うんですが、どちらも本当にハマるとキリが無いです。完全に沼です。この1ヶ月ぐらい占いのお仕事をしつつ、過集中と睡眠を繰り返しWebページ制作に没頭していたのですが、本当にこれはヤバいっす。沼です。完全にWeb廃人になっていました。笑

特に今回4の「トレードオフを割り切る」という点についてお話したいと思います。就活とか陶芸とかでも感じたことですけど、「何を軸に絞っていくか」という軸が決まるまでには考えたり・調べたりするのも大事なんですけど、やっぱり検証実験が大事だというお話です。

理系の研究もそうだったんですけど、結局どれだけ手を動かして検証したかどうかなんですよね。Web制作に関してもネット上にすごいたくさん情報が転がっているんですけど、結局のところ「自分で」検証しないと意味がないです。「どんなサイトを作りたいか」は千差万別だからです。誰かが「これはいい」と言っていても、一度自分に落とし込んで検証してみないと自分に合っているかどうかはわかりません。

で、今回の記事は抽象的な一般論タイムはここで終わりになりまして…ここからはWebページについて自分なりに検証した結果を書いていくので、役に立つ人にはめちゃくちゃ役に立つけど…って話になります。

 

ビッグマザーWooCommerceとイケイケギャルShopify

 

いろいろご要望をいただく中でやっぱりネットショップ(ECサイト)を構築して欲しいという声が最近増えています。あとは自分で構築したい人も増えているようで、そんな需要に応える形でオンラインでWordPressネットショップ構築講座も始めました。

「教える」という立場になる以上、やっぱり下手なことは教えられない…ということでいろいろな「最善策」を検証し始めた結果、冒頭で述べたような「Web制作廃人」へと成り果てたのですが…

WordPressでネットショップを構築する上でWooCommerceというプラグインが海外ではよく用いられています。身近でWooCommerce使っている人が案外少なくて…。

ちょっと検索したらすぐに出てきますし、このプラグインを使っていたらだいたい「あーWoocommerce使ってるな…」ってわかるんですけど、国内ユーザーが少ないんですよね。

日本にはBASEとかSTORESとか手軽にそこそこの性能のあるネットショップ作れるサービスも多くて、あんまり自前でやる人って少ないんですよね。だから結局情報収集も海外サイトとか海外移住者のサイトになったりします。

で、見出しでも書いていますが今回このWooCommerceとShopifyという決済EC構築サービスを比較したので書いていきます。どちらもWordpressでECを構築するという機能として同じなのですが、見出しでも表現したようにそれぞれに特徴があります。

 

WooCommerce(ウーコマース)

 

無料で拡張性が高く周辺プラグインも豊富。特にElementorとの相性は最高で、WooCommerceの当初の弱点だったデザインのカスタマイズという面でもかなり克服されつつあります。WooCommerceの懐の深さは母親のようで、親和性が高いプラグインが多いです。しかし、日本の国産テーマとは相性が悪い場合が多い。

というか、日本の国産テーマは無料・有料問わず尖っているものが多くて、ブログやアフィリエイトに特化しているものが評価されがちです。国内だとブログでお小遣い稼ぎしたいという人が多いんでしょうね。だからアクセス数とかSEO対策を謳ったテーマの方が評価されがちだし、そういう情報が多いです。確かにそういう人たちのほうWordpressに対する真剣度みたいなものが高いので多少高い有料テーマにもお金を払うのだと思います。

話がそれてしまいましたが、WooCommerceは国産テーマと相性が悪い場合が多いです。どちらが悪いというわけではないのですが、国内外のいろんなテーマをいじってみると国産有名テーマがピーキーすぎるのでは、という感想です。

WooCommerceは周辺プラグインが多いので、家族に愛されるビッグマザーみたいな印象です。家族の誕生日にはホームパーティを主催し、ミートパイを焼いておもてなしをする老婆のようです。

「焼きたてのミートパイはいかがかしら?」とやさしく声をかけるのですが、それを無視するのが日本国産テーマです。「うるせぇなババア!俺は速さが命なんだよ!」と言わんばかりにWooCommerceおばあちゃんの厚意を跳ね除けます。

しかし、国産テーマくんが言うのも一理あります。なぜならWooCommerceおばあちゃんは周辺プラグインも含めてインストールすればするほどサイトスピードが重くなりますから、SEO的にはマイナス評価です。

国産テーマだけに目を向けているとそんな実感は湧かないのですが、海外テーマも含めて評価してみると本当に国産テーマは「アクセスされなきゃ意味ねぇんだよ!」という意志が伝わってきます。

関連記事:国産最速と言われるテーマTHE THORとWooCommerceは相性が悪い?

WooCommerceプチまとめ

・親和性の高いテーマやプラグインが豊富
・日本のテーマとは相性微妙なものが多い
・油断するとサイトが重くなる
→アメリカのビッグマザー的なイメージ

 

Shopify(ショッピファイ)

 

僕のようなオタクを目の敵にする陽キャラリア充女子がShopifyちゃんです。ロッカールームで「どいてよ!うすのろ!デートに遅れたらどうしてくれるの!」とメガネをかけた冴えないオタクを突き飛ばし学校を飛び出すと、オープンカーに乗った年上の彼氏が迎えに来ています。Shopifyちゃんを死語を使ってひとことで表現するなら「イケイケギャル」です。とにかく今勢いがあります。それもそのはず「磐石の牙城を築いたAmazonを落とす企業」とさえ言われていますから、イケイケです。

Shopifyの良いところはとにかく簡単です。お金を払えばカスタマイズ性そこそこでECサイトを構築できます。あとは支払い方法が多岐にわたり、ECに必要な機能はほとんど揃っています。WooCommerceおばあちゃんも多機能なのですが、いかんせんプラグインを足せば足すほどサイトが重くなりますから、サイトスピード確保という点ではギャルのほうに軍配が上がります。ただやはりまだまだ若いこともあり機能拡張をするためのアプリが微妙です。

ある程度踏み込んだことをしようとすると「月額20ドルから」というような表示が出てくるアプリが多く、WooCommerceで無料で達成できていた機能がShopifyはがっつりお金を取ります。非常にビジネスライクというか、ちょっとガメついところがあります。無料アプリもあることはあるのですが、目的の機能を達成するためにはハードルが複数あります。

ShopifyはShopify内でブログやプロフィールページなども構築できて、Wordpressのようなこともできて「Wordpressから独立してやろう」という意志がありありと伝わってきますが、現段階では中途半端感がいなめません。もちろん「何を」「どの程度」やるかによりますが。月々9ドルでECを手軽に構築できる上に、手数料も安い独自の決済方法もあるので、魅力と言えば魅力です。おばあちゃんが席巻しているWordpressにはあえて近づかないようにしているようにも見えますが、これからサイトを構築する人は選択肢に加えるのはありだと思います。

Shopifyプチまとめ

・手軽で安価でEC構築可
・Wordpress側に速度負担が少ない
・踏み込んだことをしようとするとハードル(課金)がある

→独立心の強いイケイケギャル

 

何を選ぶか?

 

本当にこればっかりは「何を選ぶか?」というトレードオフなので、「どちらが良いか?」はご自身で決めてください。この2つ以外にもネットショップを構築する手段はたくさんあります。WordPressネットショップ構築講座はマンツーマンで相談に乗り、その方に合った方法をご提案していますが、本当に何をどうしたいかによってルートは千差万別です。このあたりは占いとよく似ていて、まず「どうしたいか」が明確な方がそれに対する指針も明確になりやすいです。

またいろいろ試してみてわかったことがあれば書いていきます。

にしけい

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書いている

西田 圭一郎 (にしけい)

1987年富山市生まれ。化学系工学修士。商社の開発営業職を辞めて、占いとWeb開発などを生業にしています。趣味は読書と旅とポケモン。文章を書くことが好きです。三児の父。詳しくはこちらから。

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