二黒と五黄と八白の違いと「まわりの人たち」から気づく警告すべきメッセージ(顕現相術)

1.象意講座のために改めてテキストを作り直しています。似たようなタイトルの講座をしますが、開講するたびにテキストを作り直しているので、文字通り二度と同じ講座を開講することができません。そのときどきで考えが改良されるし、受講される方によって講座の内容を毎回変えています。テキストの内容も含めてライブ感を楽しんでもらえたらといつも考えています。

2.今週末にある第2回目の「八白」についてテキストを作り直しているのですが、作り直して改めて言語化してみると思わぬ発見があります。八白について作り直しているのですが、今回は「五黄」について発見がありました。八白と五黄と二黒は比較的似ている要素があり、たびたび「違いは何ですか?」というご質問を頂きます。そのため、この三つの比較について説明を推敲する機会が多いのです。

3.二黒・八白・五黄の違いを簡単に説明するとしたら、二黒はオウム返し、八白はしりとり・マジカルバナナ、五黄は支離滅裂な言葉の羅列…という例えがわかりやすいなと思います。

4.二黒は小学校の算数をずっと続けているような状態。簡単なことを繰り返している状態。一度聞いた言葉をそのまま猿真似して返すようなオウム返し。”成長性”という観点から見ると、それは希薄もしくはゼロに近いかもしれません。慣れたことをこなすような状態ですから、楽といえば楽ですし、安定や安心はありますが成長性は弱いです。

5.八白はベースの要素を残しつつ変化させます。算数を理解したら、それを踏まえて数学、幾何学…と変化させていきます。はじめて”成長”や”蓄積”が起こるわけです。積分的。既存技術の応用・転用が八白のフェーズといえます。科学者の思考に近いかもしれません。たくさんのリファー(参考文献)を踏まえた上で新規性を主張するわけですから、研究や探求というのは八白の範囲に組み込んでも良いかもしれません。「さらに1個のせる」状態ですから、しりとりやマジカルバナナでも良いのですが「覚えてしりとり」と言ってもいいかもしれません。

6.五黄は二黒・八白とも違い、全く別のものに変化してしまいます。脈絡がないのです。論理性がないというか。線ではなく点になるというか。ストーリーにならないので、ゲームや漫画などではバグっているように見えるかもしれません。要するに飛び飛びで支離滅裂になります。それが時にはドラマやランダム性を生み出すことにつながるのですが、蓄積がありませんから成長もありません。

7.ここからが本題です。これらを踏まえた上で現象を見ていきます。あなたのまわりに二黒・八白・五黄、どのような人物が多いでしょうか。どれが良い、悪いというわけではなく、それぞれに「機能」があります。もし、まわりに支離滅裂・論理性の欠如・意味不明な言説が多い人物がいたら、五黄的な現象が起きていると見てください。その点では五黄は一白に似ています。「よくわからない」という人物に近いかもしれません。そのような人物が要所要所で出てきた場合「五黄」になっていきますので「これまでのあなた」と全く別人へと変化する時期になります。良くも悪くもワープしますから「今までの自分」とはかけ離れたところにいくような流れになるでしょう。

8.何度も言うように全てが「機能」なので、良し悪しは決めないでください。しかし、蓄積や成長がないというのは生きにくいかもしれませんね。違う漫画の1ページを読んで、また違う漫画の1ページを読むような状態ですから、少々疲れてしまうかもしれません。体力や気力があるうちは刺激的で良いのですが、それがなくなった状態で「支離滅裂」で「脈絡がない」というのは少々精神的にきついものがあるかもしれません。

9.個人的にはワープ(点的思考)も嫌いではないですし、時には「発想の転換」として必要だと思います。しかし、どうも生物や人類の歴史を振り返ってみると、一気に「ワープすること」よりも「蓄積・進化」のほうが生存戦略として生き残りやすいようです。あなたも誰かの子孫であるように、先祖代々の蓄積があって「あなた」が存在しているからです。

にしけい

 

にしけい (西田圭一郎)

1987年富山生。工学修士。商社の開発営業職を辞めて、占いや相術を生業にしています。三児の父。本と旅とポケモンと文章を書くことが好きです。学生気分が抜けません。詳細はこちらから

にしけい (西田圭一郎)

1987年富山生。工学修士。商社の開発営業職を辞めて、占いや相術を生業にしています。三児の父。本と旅とポケモンと文章を書くことが好きです。学生気分が抜けません。詳細はこちらから

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