3つの相術を使ってカルマ(潜在意識)を読み解いていく方法

強烈な潜在意識を突きつけた結果が相に表れます。最近はこれを使って「カルマ」のようなものを読み解けることがわかってきました。

「カルマ(業)」というものが本当にあるかどうかわかりませんが、便宜上説明しやすいように「カルマ」という言葉を使わせていただきます。

僕がもっとも好きな相術である「手相」と「家相」に加えて「九星盤」(特に日盤・時盤)まで読み解いていくことで、この人物が生まれ持った潜在的なクセと表層的なクセがキッチリと出てきます。

この読み解く作業が非常に面白いんですよね…

不幸や不運はどこから生まれるか?

3つの相術を使う手法で潜在意識と表層意識を読み解いていくと、おもしろいぐらいほとんどの人たちが「思い通り」に生きていることがわかります。

「結婚したいのですが、パートナーが結婚する気がありません」とか

「仕事で個人プレーが多いせいか、なかなか評価されません」とか

潜在意識通りの結果が必ずもたらされます。

で、このときに表層意識(頭・思考・言葉)が、その状況を好ましく思わないと「不運」や「不幸」と感じてしまうようです。

例えば、相や盤で見た時に「家庭をもつ気がないな」ということがわかったとします。それでも、まわりの目や「親に孫を見せたい」といった表層意識的な欲求があると、潜在意識の「家庭をもつ気がない」という欲求が引き寄せる状況を好ましく思えないのです。

相術は非常に現実的な占いです。

現実に起こっている「現象」から、潜在意識を探ります。占いというか現象学というか、アートに近いものを感じるときもあります。一度この「強烈に真実をつきつけてくる感じ」を味わうと面白くてしょうがなくなります。

ダビデ像でも知られる偉大な芸術家ミケランジェロが

“私は大理石の中に天使を見た。そして天使を自由にするために彫ったのだ” “人間の魂がその肉体の内に宿るように彫刻作品のあるべき姿はその石塊の内にあらかじめ現れている”

といった言葉を残しているように、物体や肉体は意思をもっています。存在している、形ある時点で魂があるのです。くどいようですが、相術はこれを読み取り感じ取ることが真髄にあると思います。

(西田圭一郎/原始相術-真形長形理論-より)

 

潜在意識(カルマのようなもの)から読み取った願望と、表面的な願望に大きなギャップがあると、そこに「不運」や「不幸」を感じるようです。

日盤・時盤のクセは生後〜幼少期に過ごした家相のクセと一致してきて、手相のとある部分にそのクセが表れることがわかってきました。そして社会的な表層意識のクセはやはり年盤・月盤に表れます。

ここで表層意識のクセというと、非常になんというか安直な表現になってしまって申し訳ないのですが、本当のところを言うと「お墓」「物質」(一般的にいうと)「未来の結果」からの影響が表層的な相を形作っているようです。

別の言い方をすると、地球的というか、エントロピーの高い状態からの素粒子が「今」にぶつかって形作られているというか。

「表層意識」なんて言っちゃうと非常に薄っぺらい感じがするのであまり言いたくないのですが、便宜上この表現を使っています。なんというか「物質(相)」が作り出した世界からの情報なんですよね。

時間には「今」しかないのですが、エネルギーの方向性としてはあっちからこっちへ、こっちからあっちへいっての循環が生まれているんです。それの「あっちからこっちへ」の方のエネルギー方向といった感じです。

ちゃんと説明するとしたら、「超有形からの粒子情報」という言葉が適切でしょうか。

1.意思→相(超無形からの粒子情報/こっちからあっち)
2.相→意思(超有形からの粒子情報/あっちからこっち)

という二つの方向性が「今」を作っているわけですが、表層意識は2の方に値します。

この1と2の方向性のギャップに人は「悩み」を抱えるようです。

「病気になりたい」という1の方向性と「健康でありたい」という2の方向性。この相反する方向性がより不運を作り出します。

 

素直に、余計なものを削ぎ落とす

なんかにしけいがまたわけわからないことを言い出したぞと思われているかもしませんが

結局のところ「素直に、余計な情報やとらわれを削ぎ落とす」ことで、1の方向性に2の方向性をアジャスト(調整)した方が非常に楽です。

2の方向性に1を合わせるという手法もありますが、これはエネルギーや時間が大きくかかるため、生きている間に「幸運」を感じにくいかもしれません。

もちろん、2を1にもっていくパワーをもっている人も中にはいますが、やはり1の方向性に2を合わせた方が断然楽です。

結局何が言いたいかと言うと

ほとんどの人間がやりたいことをやっている状態なので、その「現実」を認めて、1の方向性を受け入れてあげることです。

頭や口では「結婚したい」と言っていても、恋人も作らないし、出会いの場にも行かないという「現実」があるのであれば、本当は結婚したいとは思っていないのです。それを認めてあげる。受け入れてあげることです。

他者の目や、社会がどうとかはどうでもいいんです。

素直にやりたいことをやっている「今」を認めてあげる。それがカルマと表層意識を結びつけるきっかけになるのです。

「あの人にLINEの返事しなきゃな」と考えていても「返事していない」ということは、本当はそこまでしたくないのです。そういうときは素直に返事しなくていいのです。そういう感じです。

にしけい

 

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書いている

西田 圭一郎 (にしけい)

1987年富山市生まれ。化学系工学修士。商社の開発営業職を辞めて、占いとWeb開発などを生業にしています。趣味は読書と旅とポケモン。文章を書くことが好きです。三児の父。詳しくはこちらから。

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