手相教室を始めてから2年。
先日始まった10期生で、生徒さんの人数が30名を越えました。本当にありがたいことです。
今回は、第1回目からお話している「手相占い上達のコツ」をご紹介します。
3つの「シ」を疑う
僕は生徒のみなさんにまず「3つのシ」を疑うようにと言っております。
1.「書」(ショ)を疑う
僕は自分の勉強のために占いをしてもらいにいくこともありますし、自然と同業者の情報が集まります。
そんな中で「鵜呑み系占い師」が本当に多いこと、多いこと。
【占い師がこっそり教える占い師の選び方2】情報を鵜呑みにして考えることをやめた「カーズ系占い師」に注意
僕が手相の勉強で最初にやったことは
「本当に本に書かれている内容が当たっているかどうか」の検証でした。
まずは、本や書籍を疑います。
2.「師」を疑う
おかしな話なんですが、手相教室では「僕が話すことを疑ってください」と忠告しています。
自信がないわけではありません。しかし、僕も人間です。完璧ではありません。
僕自身が見つけた法則や手相の知識を疑ってもらった方が、僕自身のスキルアップにもつながります。
生徒さんたちには「なるべく、僕の発言に対して”それはなぜですか?”と質問してください」と口酸っぱく言っております。
先生や師匠がいるのであれば、尊敬するのと同じぐらい疑う必要があります。
3.「史」を疑う
歴史・過去の常識や通説を疑ってください。
歴史があるということは確かに何かしら「続いてきた理由」があるはずです。
しかし「歴史があるから」といって必ずしもそれが正しいとは限りません。
過去の常識や当たり前が本当かどうか疑ってください。
得られる3つの「シン」
書、師、史を疑うことで得られる3つの「シン」があります。
1.「真」が得られます。
「真実」ですね。
疑って得られたモノが真実かどうかは分りませんが、より真実に近づくことが出来ます。
疑うことで「真実」「真理」に近づく可能性が生まれます。
2.「新」が得られます。
新たな説、新たな考えです。
新しいことが全て正しいとは限りませんが
古い時代の占い書籍を読んでいると「時代錯誤な表現」がけっこうあります。
疑うことで、そういったズレも補正された新しい発想が生まれます。
3.「信」が得られます。
自分で見つけた新たな法則・考えは「自信」をもって話すことができます。
自分で確認したわけですから、言葉に重みが出ます。話に深みが出ます。
「疑って、考えて、悩む」ことを楽しんで!
手相占いがうまくなりたいのであれば
本やネット上の情報を鵜呑みにするのではなく
その情報を疑って「本当にそれが正しいのか」を検証しまくってください。
こうすることであなたにしかできない、唯一無二の手相術が生まれます。
にしけい