「立場」「ポジション」「場」…そして、思い込みや勘違いが入り乱れる人間関係

僕には姉がいて、僕は末っ子長男なのですが、生まれながらに何かしら決まっている「ポジション」というものがあります。入社する前からある程度、部署や配属が決まっているように、生まれてくる前からある程度ポジションが決まっている場合もあります。第一子は最初は親に追従するポジションとして生まれてくる可能性が高いのですが、第二子以降が生まれてくるとポジションに変化が起きます。そう考えると、第一子は早い段階で配置転換やポジションの変更を余儀なくされます。もちろん第二子以降が生まれてもポジションが変わらない場合もありますし、末っ子で生まれながらも後天的に第一子のようなポジションに自然とついてしまう人もいます。

こういった「どのポジションがやりやすいか」みたいなものが、環境や人によって左右されつつも、それが仕事や恋愛などにも影響を与えてくる場合が多いです。僕は末っ子として生まれて、自分が第一子のようにリードしようとする役割に立つ仕事や恋愛ほど空回りして失敗することが多かったですし、生きにくかったので、やっぱり根っからの末っ子ポジションのほうが合っている気がして今に至ります。いつまで経っても顔に迫力や覇気のようなものが出てこないのも、そういう生き方を後押ししているようにも見えます。「俺についてこいよ!俺が守ってやるよ!」というような役割は今世は割と諦めて、それができる人に任せるとして、なるべく生きやすい方法を選び続けた結果が今に至ります。

大事なことはいろんなポジションや役割を試してみることかもしれません。実は僕も「俺はみんなを引っ張るリーダーなんだ!」と盛大に勘違いしていた時期があって、積極的にそういったポジションにつくようにしていた時期もあったのですが、やっぱりやってみると大して良い結果にならなかったんですね。勘違いのおかげで、本来は苦手であろうポジションに挑戦できましたし、それによって「あ、このポジションだめっぽい」ということがわかったので、それはそれでよかったなと思います。

なので、これを読んでいるあなたも家族や組織や集団の中で「特定のポジションや役割」があるかもしれませんが、それが自分の全てと思わず、いろいろ試してみてもいいかもしれませんね。本当は甘えたいし、自由にやりたいし、何も考えずやりたいけれど、まわりに無責任な人が多いから自分が仕方なく「しっかり者ポジション」をやっているという人もいるでしょうけれど、意外と「場」が変わって、「根っからのしっかり者」たちが集まっているような環境になると、ポジション変更ができるようになるかもしれません。

過去の僕もそうでしたが、「理想」「想像」「思い込み」「勘違い」によるポジション選択もあるので、セルフイメージをあまり固めないほうがいいかもしれません。見る人によってはこんな僕でさえ「しっかりしてるわー」と思ってくれる人もいるかもしれませんし、相対的なものだったりするのでアレですけど、恋愛も仕事も健康も割と「場」と「思い込み」によって変わるので、自分にとって何を良しとするかは、もうちょっと変化させる余地があってもいいのかもしれませんね。あなたも立場やポジションを最適化していくと、また違ったものが見えてくるかもしれません。

こんなことを書いておきながら、もしかすると僕も20年後にはアゴヒゲを生やして、近所の子供や孫たちに「よし!みんな!薪割りに行くぞ!ついてこい!」とリーダー的な存在になっているかもしれません。それはそれで役割を柔軟に変化させられているということなので、アリじゃないかなと思います。

いつもこんな末っ子小僧を助けていただいてありがとうございます。そのうちヒゲが生えて覇気が出てきたらみんなを助ける側にまわりますので、そのときはお申し付けください。

にしけい

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書いている

西田 圭一郎 (にしけい)

1987年富山市生まれ。化学系工学修士。商社の開発営業職を辞めて、占いを生業にしています。趣味は読書と旅とポケモン。甘酒と文章を書くことも好きです。三児の父。詳しくはこちらから。

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