[トルコ旅行記25] イスタンブールで占ってきました。

占われてばかりではあれなので、仕入れの最中の行く先々のお店やホテルなどで占いをしてきました。

トルコはイスラム教徒99%の国です。イスラム教のバイブルであるクルアーンの中で「占い禁止」と謳っているので、それを忠実に守ろうとしている人にとって「占い=悪いもの」というリアクションでした。

これは日本も同じですけど、誰もが占いが好きと言うわけではありません。嫌いな人は身をのけぞるように嫌いです。その気持ちもわかります。好き嫌いはあるものの、イスタンブールで「Fal」とか「Fortunetelling」というとほとんどの人が「ああ、占いね」という感じだったので占い自体の認知度は非常に高かったです。

しかし「占います」というと「俺はコーヒー飲めないから占ってもらえないだろ?」と逆に聞かれるぐらい「占い=コーヒー占い」というのが定着していました。

「占いますよ」
「俺、コーヒー飲めないから」

という会話は日本では発生し得ない会話でしょうけれども、トルコでは本当にそれが普通でした。

 

イスタンブールでよく聞かれたこと

 

モンゴルやインドでは「お金は?家族は?病気は?」と根掘り葉掘りいろいろ聞いてくる人が多かったのですが、イスタンブールではけっこうサバサバしている人が多かったです。

ということで占いでは「何か知りたいことはありますか?」という質問に対して「特にない」と答える人が多かったです。男性が多かったからかな…。

1位: 特にない
2位: この先何が起こるか知りたい
3位: 仕事について
4位: 家族について
5位: 恋愛結婚について

占うエリアによって内容は変わると思いますが、今回の旅ではこんな感じでした。他国でダントツに多かった「お金について」という質問がほとんどなかったのが印象的でした。

仕事についても「二号店を出そうと思うんだけど」とか「コロナもあって次に○○をしようと思うんだけど」といった具体的な質問が多かったです。もう半分以上自分で決めているけれど、どうかな…という感じでした。

2位の「この先何が起こるか知りたい」というのは「ぶっちゃけ占われ体験記」でも書きましたが、「いつ何が起こるか知りたい」という人多かったです。それも「目安」として知りたい雰囲気でした。

それに対して「じゃあどうしたらいいの?」というところまでは聞かれませんでした。全体的に「占い」というものとの付き合い方がうまい人が多いのではないかと思いました。

先述したような宗教的背景もあるかもしれませんが「占い」と一線を置きながら付き合っている。そのような雰囲気がありました。自立しているというか。もちろん中にはガッツリ聞いてくる人もいましたから、人それぞれですが、他の国とはまた違った「占い観」があったように感じました。

「いつ何が起こるか?」という質問は本当によく聞かれたので、トルコで占い屋を開業する場合はざっくりでもいいので「時期予測」の知識や技術が必要になりそうです。

 

最近「占ってる感」が出ない

 

こちらの動画でも説明しているのですが、最近手をまじまじと見るわけではないので「ザ・占ってる」という絵が撮れません。

 

今回の旅も「どうやって占ってるんだ?」とよく聞かれましたが、会話内容とその人の姿形があれば占いの材料としては十分なので「普通に会話している」ようにしか見えません。

毎回「Just watching, Just listening to your talk. This is So-jyutsu」という風に説明していました。

「それでなぜ家族のことがわかったんだ?」という聞かれたりもしましたが、説明が難しいんですよね。日本語でもうまく説明できないでいるのに、英語となると…このあたりは何か良い説明を準備する必要があるなと思いました。

 

全然占っているように見えないにしけい
実はこの場面でも占っています

 

いちおうスーツケースを買ったお店では店長さんの手相を見させてもらいましたが、やはりこの人も「コーヒーは飲まなくていいのか?」と聞いてきました。

 

 

もしかしたらトルコには一定数コーヒーが苦手な人がいて、それでも占いは受けてみたい…という人がいるのかもしれません。

家の間取りの話などをするとポカンとして、「家と占いは何が関係するんだ」という人が多かったです。風水や家相の認知度は低いようでした。やはり地理的にも西洋文化が根底にあるようでした。タロットと西洋占星術の認知度はかなり高かったです。

とりあえずコーヒー占いの仕組みは解読できたので、せっかくなので講座をやってみようかなと思います。ルールがあってないようなものなので、連想ゲームの部分は個人ローカライズしやすいように抽象概念からお伝えする予定です。

「ヨーロッパとアジアの文化が交わる場所」と思っていましたが、占いに関してはガッツリ「西洋寄り」でした。そりゃローマ帝国だったしな…という感想です。となると「東西の占い文化が半々ぐらいで混ざっているエリア」はもっと東側になりそうです。

トルコ国内でもまた違いがあるでしょうし、また行ってみたい国が増えました。やっぱり1つ知ると、知らないことがいっぱい増えますね。

つづく!

[トルコ旅行記26] イスタンブール市街地からバスでイスタンブール空港(IST)バスへ向かう場合

 

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書いている

西田 圭一郎 (にしけい)

1987年富山市生まれ。化学系工学修士。商社の開発営業職を辞めて、占いとWeb開発などを生業にしています。趣味は読書と旅とポケモン。文章を書くことが好きです。三児の父。詳しくはこちらから。

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