所作ひとつひとつが芸になる

 

結論:

情熱があれば、それが自然とエンターテイメントになる。

 

以下、その理由:

先日、尊敬する師匠がお客さんを鑑定する様子を改めて間近で見させてもらう機会があった。

ポンポンといろいろ言い当てて、占いを信じていなかったお客さんの表情が見る見る変わる…

緊張していたお客さんの表情が朗らかになる…そして「もっと知りたい!」という空気が流れる。

おそらく、自分が鑑定している最中とはまた違った空気が流れていたと思う。

自分が占っている最中はどんな様子なのか、今度機会があったらビデオで録画してみようと思ったぐらい。

師匠の言葉と目には力があった。

おそらく、ここまでたどり着くまでにとてつもない研究、努力、何よりも情熱があったはずだ。

 

 

過去にあったニガイ経験:

それは、美容研究家マジシャンみやゆうさんと流しで、居酒屋や飲食店を回っていたとき。

テーブルを盛り上げるみやゆうさん。すごい。マジックとトークで有無を言わさず盛り上げてしまうその空気すごい。

それに比べ(今思えば比べちゃだめなんだけど)、僕の占いはあくまで「受け」のスタイル。気になることがあったら、きてくださいスタイル。でも今はこれがほぼ正解だと思ってる。

マジックと占いは天と地ほど違う職種。

しかし、当時は華やかなマジックを真似て

「エンターテイメントな手相占い」を作ろうとしていた。自分。今思えばコッケイな話。

スケッチブックに「この線があれば○○」みたいな、わかりやすい芸にしようと考えて興味を惹こうとしていた。

エンターテイメント・テソウ・ショーを作ろうとしていた

 

 

しかし、師匠の鑑定の様子を改めて見させてもらって確信した。

 

 

実力・技術があれば、しゃべっているだけで自然にエンターテイメントになる人々を魅了できる。そして、それを獲得しうる熱意が求心力につながる。

 

落語は同じ話なのに、何度聞いても面白い。同じところで笑ってしまう。

 

サラリーマンの営業先で話すお客さん。自分が好きなことをただ夢中で話しているだけなのに、聞き入ってしまう。

農家のおじさんが、畑や野菜について語るとき。そこは畑ではなくステージになる。

その目、間、言葉のチョイス、テンポ。そして、話の内容。とても面白い。

 

彼らの共通点:

実に生き生きしている。生命力を感じる。

元気、パワーがもらえる。赤子のような、子どものようなシンプルで自然なエネルギー。

人を惹きつけるためにデザイノイドされた技術、収斂進化した芸。

おそらく、ヒトはそこに惹かれる。集まる。魅了される。

 

 

今年の下半期のスローガン

「モア シンプル モア パッション」

 

にしけい

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書いている

西田 圭一郎 (にしけい)

1987年富山市生まれ。化学系工学修士。商社の開発営業職を辞めて、占いとWeb開発などを生業にしています。趣味は読書と旅とポケモン。文章を書くことが好きです。三児の父。詳しくはこちらから。

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