にしけい ポン

【勝手に歌詞翻訳シリーズ】Castle of glass / Linkin Park

 

最近、ipodをランダム再生していて、たまたまイヤホンから流れてきたLinkin ParkのCastle of glassに心を打たれたので、ちょっと歌詞をご紹介。

初めて聞いたのが2012年だから、まだ大学院のころ。

英語がうまく聞き取れなかったことと、Linkinはゴリゴリの激しい感じが好きだったから、あんまり聞いていなかったけど

今になって改めて聞くと、いろいろ考えが浮かんでくる1曲。

一見、めちゃくちゃ悲しい歌詞なんだけど、聞く人の心理状態によってはとても前向きな曲にも聞こえる。ちょっと聖書的な歌詞。

 

参照:リンキン・パーク、新曲“キャッスル・オブ・グラス”は悲しい曲じゃないと語る

 

「いい音楽とか文学って、受け取り手によって姿形を変えるよね」の典型例だと思う。

アルバムが出た当初は戦争から帰ってきた兵士を題材に作られたんじゃないかって話題になってたけど、やっぱりPVのイメージが強いのかな。

僕個人としてはまた違った世界が頭の中に広がったので、訳にそのまま反映してみます。

 

Castle of glass

ガラスの城

 

Take me down to the river bend

私をあの川のほとりに連れて行ってくれ

Take me down to the fighting end

私にもう戦わせないでくれ

Wash the poison from off my skin

私の体から忌まわしい汚れを落として欲しい

Show me how to be whole again

あの頃の何も知らなかった自分にもどるにはどうしたらいいのか教えてくれないか

 

 

Fly me up on a silver wing

銀の翼で私を飛ばしてくれ

 

Past the black where the sirens sing

サイレンが鳴り響くあの場所を越えて

 

Warm me up in a nova’s glow

大きな変化を起こす新星の光であたためて欲しい

 

And drop me down to the dream below

夢のような平和なところに私をそっと降ろして欲しい

 

 

‘Cause I’m only a crack in this castle of glass

私はガラスの城を壊す可能性がある小さな亀裂、破壊因子にすぎない

 

Hardly anything there for you to see

そこにいては気づくことはないだろう

 

For you to see

あなたたちには見つけられない

 

Bring me home in a blinding dream,
Through the secrets that I have seen

私が知ってしまった数々の秘密はもういい、私があるべき場所へと連れて行ってくれ

 

Wash the sorrow from off my skin
And show me how to be whole again

私の肌に沁みついた悲哀を洗い落して

あの頃の何も知らなかった自分にもどるにはどうしたらいいのか教えてくれないか

‘Cause I’m only a crack in this castle of glass
Hardly anything there for you to see
For you to see

私はガラスの城にあるちっぽけなひとつの亀裂、破壊因子

そこにいては気づくことはないだろう

あなたたちには見つけられない

 

‘Cause I’m only a crack in this castle of glass
Hardly anything else I need to be

私は大きなガラスの城を破壊する、小さな亀裂

私はそれ以外に何者でもない

 

‘Cause I’m only a crack in this castle of glass
Hardly anything there for you to see
For you to see
For you to see

私はただのガラスの城に入った小さなヒビ割れ

あなたたちには見つけられない

決して気づくことはないでしょう

あなたたちには…

 

——————————–

 

イメージ的にはやっぱり戦争に疲れた兵士に近いんだけど、とにかくこの歌詞の私はボロボロで疲れ果てている。

終始、受け身で「何とかして欲しい」状態。

 

テスト期間の学生から、汗水垂らして働くサラリーマンから、彼氏にフラれて傷心中の女の子まで…

戦争じゃなくても傷ついてダメージを受けている人たちはたくさんいると思います。

 

実際に「家に帰らせてくれよ…」とか「こんな組織の実態、知らなきゃよかった…」とか、そんな状況ってたくさんありますよね。

 

それで、急に孤独感を感じて「誰も分かってくれるわけないよな…」

なんてボヤいてみたり。この曲はただただ暗い曲…

 

に、見えるんですが

 

 

個人的には

「この組織(常識)をぶっ壊して、革命を起こしてやる…あなたたちは気づかないでしょうけど、今に見てろよ!」ぐらい前向きな歌詞にも受け取れるんですよね。

自分で自分のことを「Cause」なんて言って、自分は何かが起こる原因になりうる存在だと言っているわけですから。

「ただ傷心中」なだけではなくて、実は何かやってやろうっていう気が満々なんじゃないかなと思ってしまいます。

日本語でタイトルを付けるとしたら「七転び八起き」って言ったら、急に曲がダサくなっちゃうね。リンキンさんごめんなさい。

これは何度も言うように完全に僕の解釈です。

聞く人、読む人によって180度受け止め方が変わるので、是非歌詞を読みながら聞いてみてください。

 

 

Take me down to the river bend
Take me down to the fighting end
Wash the poison from off my skin
Show me how to be whole again

Fly me up on a silver wing
Past the black where the sirens sing
Warm me up in a nova’s glow
And drop me down to the dream below

‘Cause I’m only a crack in this castle of glass
Hardly anything there for you to see
For you to see

Bring me home in a blinding dream,
Through the secrets that I have seen
Wash the sorrow from off my skin
And show me how to be whole again

‘Cause I’m only a crack in this castle of glass
Hardly anything there for you to see
For you to see

‘Cause I’m only a crack in this castle of glass
Hardly anything else I need to be

‘Cause I’m only a crack in this castle of glass
Hardly anything there for you to see
For you to see
For you to see

 

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西田 圭一郎

1987年富山市生まれ。化学系工学修士。商社の開発営業職を辞めて、占いとWeb開発などを生業にしています。趣味は読書と旅とポケモン。文章を書くことが好きです。三児の父。詳しくはこちらから。

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