僕が心底惚れ込んだ「愛すべき異常な本」のお取り扱いがスタートしました。

本書籍はお取り扱いを終了しました。

 

素直に描かれた象の絵。僕はそういう絵が好きです。その人が見た象、その人が考えた象。丁寧に描かれていなくてもいい。わかりやすく描かれていなくていい。そういう絵が僕の世界を広げてくれる。少しでも象を知る手がかりになる。僕はそういう絵に価値があると思います。

「象の絵を自由に描いてみてください(′◡‵)」「象について語りたいです(˶ᵔ ᵕ ᵔ˶)」より引用

 

最近の自分は「自分の経験則」というか無意識が蓄積したデータや判断をもとに占っているように感じます。知識じゃないんですね。なので、講座や書く本も無意識ベースになります。それでいて特化した内容になるので「わかりにくくて」「経験則ベース」になります。

今回ご紹介したい本は「知識や知見」を自分なりに尖らせて掘り下げていった結果、書かれた本です。

 

陰陽五行の原理解明-八卦・象数・五行・人の心- /下田弓元著

 

この本との出会いは占い書籍専門の書店でした。何気なく手に取り購入し読み始めたのですが、その内容の突き抜け方に当時の僕は衝撃を受けました。何だこの本は。ヤバい。おもしろい。今の自分には理解できない部分もあるけれど、とにかく面白い。夢中で本にかじりつきました。

とにかく占い書籍は「わかりやすく」「知識体系」を書かれた本で溢れています。氾濫していると言っても過言ではありません。その理由は「1.古典のコピペ」「2.普及のために作られている」という2点が大きいでしょう。

古典のコピペは程度に差はありますが、言葉や表現を変えただけの本が非常に多いです。ある程度体系立てられた学問は参考文献の上に蓄積されていきます。修論を書く時にアホみたいに有機合成の論文を読み漁りましたが、占いも学問ではないものの「過去の知識体系」をベースに新規性を見出していきます。「にんじん」という原料を使ってどうアレンジした料理を作っていくかという話なので、同じにんじんを使っている以上「似たところ」が出てきたり「同じ発想」が生まれてきても不思議ではありません。

なので「あいつはパクった」とか「自分のやりかたを模倣された」と主張する人もいますが、正直もともとの占い自体いろんな要素がゴッタ煮のように混じって生まれていますし、「著作者」の線引きはあるようでありません。あとは本として出してしまった以上もうそれは潔く手放したほうがいいでしょう。先人たちがそうしてきてくれたように。

前置きが長くなりましたが、この本は氾濫する占い本を「普通の本」として考えるなら「異常な本」の部類に入ると思います。わかりやすいか、わかりにくいかで言えば「わかりにくい」です。読む人を選ぶ本だと思います。

 

本書はBの青点、僕の著書はCの緑点が多い。Aは飽和状態。

 

しかし、五行や易に対する純粋で素朴な疑問に対して真正面から向き合おうとする姿勢がこの本にはあります。先人たちの言葉を鵜呑み、コピペするのではなく「対話した結果」をまとめている本なのです。誰かの言葉は真似できますが、対話した結果は真似できません。しかし、僕はそういう本にこそ価値があると思っています。

この本は一見すると実用性が全くないように見えます。読む人が読めば「こんなことを考えて何が楽しいの、意味あるの?」と思うかもしれません。しかし、それは非常にインスタントな考えです。この本はジワジワあとから効いてきます。何度も読み返したり、ふと思い出したように読んでみると新しい発見があります。「すぐに」「簡単に」効果や結果を求める人には向いていないかもしれません。しかし、すぐに簡単に手に入るものは価値がありません。量産できますので安くなります。薄っぺらくなります。この本は思い返したように何度も読み返すことで真価を発揮する1冊だと思います。

数多くの占いの本を読んできましたが「本当におもしろい」と思える本は数冊で、著者の方が生きていて接触できるパターンは極々僅かです。僕が薦める本なので読む人を選ぶかもしれませんが、僕が心底惚れ込んだ数冊の本の中の1冊です。新しいタイプの「異常な本」が本書店に加わること、非常に嬉しく光栄に感じます。

最初は抵抗がありおもしろいと感じられないかもしれませんが、何度もこの本と対話してご自身の成長を感じる「道知るべ」となれば幸いです。挑むつもりで何度も読んでほしいと思います。

にしけい

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書いている

西田 圭一郎

1987年富山市生まれ。工学修士。 商社の開発営業職を辞めて、占いや相術を生業にしています。本と旅とポケモンと文章を書くことが好きです。黒も好きです。どの国に行ってもスチューデント扱いされます。詳しくはこちらから。

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