本当にここは、我ながらボラれたなあと思った。
コビンさんの話ではpayment(支払い)は750ルピーだと(俺が交渉してやる)ということだった。(ガイドブックでは900ルピー)
しかし、途中で写真を勝手に撮って走ってプリントアウトしに行った男がいて。
戻ってきたら「チップで2000ルピーだ!4枚で2000ルピーなら安いだろ!」と喚く。
「いらない」と言って断り続けていたら
今度はゾウ乗りの男が「チップで500ルピー払え!」と言い出して
二人に500ルピーずつ払ってしまった。
「払わないならゾウから下ろさない」
「日本円でもいい」
「お金がないならデジカメを売ればいい」
「俺は朝早くから起きているんだ!損だ!」
とまくしたてられ、パニックになってしまった結果がこれだ。
我ながら英語といい、肝の小ささといい、未熟さを思い知らされた。
帰り際、車に乗り込んだ後もゾウ乗りの男が
「俺はまだPaymentをもらっていない!」と言い出して
すかさずコビンさんがヒンドゥー語で何やらたくさん言い返してくれて、結局それ以上は払わなかった。
お金があればあるほど、気が弱ければ弱いほど取られていく。
そんな世界だと思った。
ゾウの上から見た景色。
子どもたちが手を振り観光客の気持ちを高揚させる。
ダッシュ&プリントアウト男が撮影した楽しそうな1枚。