[トルコ旅行記27 ] 帰国後/空港PCR検査/自粛/コロナと占い結果

このあたりは海外旅行に行きたくてウズウズしている人たちにとっては知りたい情報だと思うので、書いておきます。

どうしても「この状況だから海外旅行=ダメ」と認識されがちですが、実際行ってみると「意外と行けるかも」という感想です。

到着機内で

帰りの飛行機内では到着(入国)の際、検疫を受けるために必要な質問票が配られました。主に健康状態などを記載するアンケートのようなものなのですが、この質問表を全員が記入しないと機内から下ろしてもらえないというルールがあるらしいです。(質問票の中身はこんな感じ[PDF])

たまに駄々をこねたり、寝たフリをして書かない人がいるらしいのですが、今回は人も少なかったこともあり意外とスムーズに飛行機を降りることができました。マジでみんなありがとう。

羽田空港に到着して

羽田空港に到着すると検疫局のスタッフの方々の指示に従って移動します。

静かな空港内を歩く帰国者たち

 

到着するとこのような段取りが書かれた紙が渡されます。

検査手順の流れ

検疫手順の概要

 

とりあえず必要事項を記入して、列に並びます。

列に並ぶにしけい

 

列に並んでいると、検疫局のスタッフの方が書類に漏れや不備がないか確認しにきてくれます。

ひとりひとり声をかけて、外国人の方には英語で対応していました。

心なしか検疫局のスタッフは美人な方が多いな思いました。なんというか英語で対応する表情が豊かというか…久しぶりに日本人女性を見たからでしょうか。

もしくは、普段海外の方を相手にする接客業などをされていて、そのお仕事が休業しているため一時的に派遣されているのかもしれません。いかんせん、移動に疲れた旅行客に対して親切かつ丁寧に接している様子が非常に好印象でした。

書類に不備がなければ、いよいよPCR検査へと進みます。

 

PCR検査(唾液採取)

 

唾液採集場へ並ぶ列

ここからは写真撮影禁止でしたので、画力2の僕の拙いイラストでお伝えします。

記入した書類を提出し受付で体温を測定したあと、唾液採取セットを渡されます。

小さい漏斗と線が書かれたキャップ付きのプラスチック容器です。下のイラストのように唾液を出して入れるだけです。

唾液採取器具と出し方のイラスト

唾液採取エリアは簡易的なパーテーションで仕切られており、1人1スペースに入り唾液採取タイムに入ります。当たり前ですがマスクをはずして唾液を出していきます。

よだれ採取エリア。簡易的なパーテーションで仕切られています。

 

唾液採取エリアでは目の前に「唾液採取の方法」の説明書きが貼ってあります。

 

唾液採集の説明書き。梅干しとレモンの写真が載っています。

僕が入った個室には梅干しとレモンの写真が一番上に書かれていて、これを見て唾液を出してくださいと書いてありました。(梅干し・レモンの写真がない「よだれハードモード個室」もありました)

僕は唾液を出すことに自信があったので(?)、梅干し・レモンがなくても30秒ほどで基準線を超える唾液を出すことに成功しました。「よだれイージーモード個室」は唾液を出すのが苦手な人に譲ってあげればよかったと思いました。

よだれ採取スペースは区切られているので、自習室のような雰囲気があり、何かこう「自分と向き合い、自分と戦う」みたいな雰囲気が漂っていて、ちょっと楽しかったです。

中には唾液がなかなか基準線に達しない人もいて…

なかなか唾液が出ない人と、それを応援する検疫局のスタッフのイラスト

スタッフの方が一生懸命応援してくださったり、唾液を出したことを労ってくださったり…という心温まる場面も見受けられました。

唾液を出すだけで褒められるなんて…自己肯定感を高めたい、小さな成功体験を蓄積したい…という人は空港での唾液採集から始めてみてはいかがでしょうか?

説明にも書いてあったように唾液は少ないより多い方が良さそうですので、海外旅行に行く方は唾液を出す練習もしておくといいかもしれませんね。

 

体調や状況の確認

唾液を出すという一仕事を終えたあとに、簡単な問診や「どうやって帰る?」という面談がありました。

「送迎してもらう」を選択していても「誰に迎えにきてもらうか?」など細かいところは聞かれていないようでした。(そうじゃないパターンもあるかもなので、あしからず)

僕は「歩いて帰ります」という項目にチェックしたので「そうですか、じゃあ大丈夫ですね」という感じでした。荷物総重量30キロをひきずって15キロ夜道を歩くんですが、このあたりは「大丈夫ですか?」みたいなツッコミが入りませんでした。

もし、送迎してくれる人もいない、歩く気力もない…という場合は有料ですが専用の車をチャーターできるようで、海外から日本に仕事できていたエージェント風の男性は、出国後出口の窓口でチャーターしていました。

国内線トランジットが使えないので、このあたりは国際線が飛んでいる空港から遠くに住んでいる人はキツいかもしれません。ただし、自粛専用のホテルもあるようなので、2週間そこで滞在する…という手もありです。お金はかかりますが、ホテルで仕事ができるのであれば、生活には問題なさそうです。

出国直前の2020年10月初旬の段階では「特定の国からの帰国者で仕事で渡航した人」に限り、陰性だった場合2週間自粛縛りを緩和する方向で政府が動いていたのですが、帰国段階(2020年10月20日)では緩和の実施はされていなかったので、陰性でも2週間自粛ルールが適用されました。

空港近辺に住んでいる人は歩いて帰れますし、知り合いがいて迎えにきてもらえるのであれば「公共交通機関不使用ルール」はハードルが低いと思います。

 

検査結果待ち

検査結果が出た人はモニターに番号が表示されます。僕はこのとき300番だったのですが、試験結果を待つ受験生のような気持ちでした…。

検査結果が出た人を表示するモニター

 

僕の唾液はどうだったのか…?

良質な唾液だったか…?

唾液の出し方に不備はなかったか…?

検査対象が自分の唾液なので、試験内容を振り返るように、自分の唾液に思いを巡らせます…

PCR検査以外に、何かこう他の健康状態のデータも採ってもらえたら、ちょっとオマケ的で嬉しいな…と思いました。(最近健康オタクになっているので、変な欲が出ました)

結果待ちのあいだはトイレも行けますし、ジュースも買えますし、充電もネットもOKなので、他の人たちもわりと好きなように検査結果を待っているようでした。

 

PCR検査の結果

 

さて、気になるPCR検査の結果ですが…

 

陰性でした!! っしゃーーー!!!

症状も何もなかったですし、占った結果問題ないと出ていたので不安はなかったのですが、やっぱりこうして「陰性結果」が出ると思わずガッツポーズを取ってしまいました。

 

陰性だったことも嬉しかったのですが、自分の占いが当たったこともあって、嬉しさはひとしおでした!

今回の旅は自分の占いの予測が「本当に当たるのか?」を検証するための修行の旅でもあったので、非常に収穫の多い旅となりました。

 

検査にかかった時間

僕の場合は、飛行機が着陸してから唾液検査を経て出口に出るまで1時間半ぐらいかかりました。

唾液検査の結果が出るまで僕は比較的早い方で30分ぐらいで結果が出ましたが、唾液力が弱く唾液量が少ない人はけっこう時間がかかっている様子でした。(僕よりも先に唾液採集が終わっていても、結果が出るのが後の人もいました)

飲食店で「あの客のほうがあとに注文してるのに、なんで俺のほうが運ばれてくるのが遅いんだ!」みたいなクレームをいう人がたまにいますが、唾液の世界ではそのようなクレームは一切通用しません。唾液検査には個人差があるようなので、急いでいても落ち着いて穏やかに検査結果を待ちましょう。

 

羽田から渋谷まで歩いて帰る

googleマップで見ると、羽田から渋谷まで16kmを歩いて帰ります。

羽田空港から渋谷駅まで16kmを示す地図

 

名古屋から東京まで400km歩いて引っ越した僕にとって、ちゃんと舗装されて比較的平坦な道を歩くのは余裕でした。

結局、家に到着したのは深夜2時ごろで、さすがに倒れ込むように寝ました…

家についてから-自粛

到着して翌朝、さっそく厚生労働省の公式LINEアカウントを友達登録しました。

毎日LINEで「熱や風邪の症状はないですか?」という質問に答えるだけなので、電話がかかってきたり、検疫局の人が尋ねてきたりすることはなかったです。(陽性だったらあるのかも?症状があると答えたらあるのかも?)

LINEの登録紐付けしない、もしくはLINEをしていない場合は記載した番号に電話がかかってくるようですが、電話ガイダンスに従って番号を押してアンケートに答えれば良いようです。

2週間自粛をやってみて

実際に自粛をやってみて素直に書いてみます

・会社員、自営業問わず、テレワークなどで完全に直接接触がなくても成立する働き方をしているのであれば、帰国しても2週間自粛はけっこう余裕。

・逆に強制的にテレワークや電子化を進めたい人はこれを機に海外へ行ってみるのもありかも。

・厚生労働省のお達しでは「不要不急の外出は控えてください」であり「自粛命令」ではないので食糧調達とかのためにコンビニとかは普通に行ける。

・公共交通機関は使えないけど、徒歩・自転車はOKなので「ローカル」で仕事を完結できている人ほど、実は海外に行けるチャンスなのかも。ローカルに強い人ほど、グローバルにいける…という不思議な状況。

・僕は都内在住なので電車を使えないのはキツいかな…と想定していたのですが、普段から徒歩に慣れているのでこのあたりは余裕でした。自家用車をもっている人とか、送迎してくれる家族がいるなら「公共交通機関禁止」はそこまでハードルは高くないと思います。

 

結論

普段からまわりと良好なコミュニケーションを取れている人であれば、仕事・移動の面で問題なし。

コミュニケーションを取れていなくても、徒歩・自転車・自家用車といった機動力があれば生活には問題なし。(仕事はどうかはわかりませんけど)

デメリットとしては、行く場所によっては入れない場所とか、通常営業とは異なるルールが適用されているところもあるので、このあたりはよく確認していったほうが良さそうです。

メリットはこれまでの記事でもたびたび触れていますが、観光地が空いているのと、観光客が少ないので手厚いサービスが受けられるかも?という点です。

この記事を読んで「こんなときに海外に行くなんて!」と憤慨する人もいるかもしれませんが、僕はきちんと日本とトルコそれぞれの国から出されているルールや規則を守って行動しています。それぞれの国が提案している「現在考えうる最善の対策」を守っているわけですから何もズルいことも悪いこともしていません。

 

占いの結果

2020年2月ごろから一連のコロナに対する僕自身の考えをオンラインサロンや過去のメルマガなどで発信してきました。

で、今回の旅も立卦して占っていますが、かなり立卦通りの結果になりました。(これについては周易講座あたりで解説したいと思います)

やはり占いは自分が知りたいという「好奇心」が強いテーマほどきっちり答えを返してくれるようです。それが確信に変わった旅でもありました。そして旧来から謳われる常識や誰かが作ったルールを鵜呑みにするということは本当に危険だなと改めて実感できる旅でもありました。

 

今後もいろいろなことが起こると思います。それに応じてルールや常識が大きく変わることもあると思います。これまでの常識が通用しないこともあるでしょう。

でも、それでも「希望」や「やりたいこと」を簡単に諦めて切り捨てるのではなく、その中でも「できる方法」があります。可能性があります。誰かが「できない」と笑うかもしれません。でもそれは真実でも事実ではないかもしれません。

常識や旧来からあるルールを疑い、柔軟に考え、様々な可能性を模索する。

変化が激しい世界を楽しく生きていくには、何よりもこう言った「柔軟性」と「いかに楽しむか」が問われるのではないかと思います。

にしけい

[トルコ旅行記28] 思ったこと・まとめ

 

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書いている

西田 圭一郎 (にしけい)

1987年富山市生まれ。化学系工学修士。商社の開発営業職を辞めて、占いとWeb開発などを生業にしています。趣味は読書と旅とポケモン。文章を書くことが好きです。三児の父。詳しくはこちらから。

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