“手相発祥の地”と呼ばれるインドでの手相の実情とインド人の手相の特徴(インド旅行記15)

 

ニューデリー、ジャイプール、アーグラでインド人の手相を見てきて気づいたことやちょっとしたお話。

インド人も占いがお好きなようで

 

話しかけてくる人に「手を見せて」と言って、手相を見て開運線が出ている時期や結婚の時期などをアドバイスすると、とても喜んでくれた。

アーグラでもピッキーと名乗る男の子の手相を見ていたら、たくさんのインド人に囲まれた。

右から2番目の男の子がピッキーくん

 

「幸福=お金」と捉えているインド人(男性)が多かった印象。

 「人によって何が幸せかは違うんだよ」と話しても

「いつ大金が入ってくるんだ!」と必死に聞いてきた。

まぁ、そんなもんかもしれないなぁ。人々は自分に足りないものを求める。

お金に関しては万国共通なのかもしれない。

財運線は水星線といって、小指下の線で判断することが多い。僕は、水星線に加えて運命線・知能線・生命線の順で見て総合的に判断している。

それにしてもピッキー君

ここ数年で両親を亡くしているとのこと。

4人の兄弟を養うためにリキシャーを毎月500ルピーで借りてリキシャー屋をやっているんだとか。

 そして、今妻のお腹の中に二人目の子どもがいるんだとか。

インド人にけっこう騙されてきたので、話半分に相槌を打ちながら聞いていた。

「嬉しいメッセージ(手相の鑑定結果)をくれたから、タダでホテルまで送っていくよ!」

 と言いつつ、途中よくわからない骨董品店に連れていこうとしたり、帰り際に「お金がないなら日本のモノをくれよ!」と言い出したので

 「ピッキー、君は最初にあなたはタダでいいって言ったでしょ?」と毅然とした態度で言うとシュンとしながらも「わかったよ」といって降ろしてくれました。

本当に自分もお金がなかったので、日本からもってきたポケットティッシュだけプレゼントしてホテルに帰りました。

 この時点である意味金銭感覚が「日本の旅行者」というよりも「現地のインド人」に近いものになっていたのかもしれない。

インド人の手相について

・驚くほどみんなシンプル。

・原始型+分析型の手相の人が多い。

 ・左手の運命線が濃い人が多い気がする。

 やっぱりカースト制がまだ残っていて、生まれもった不変のファクターが強いからかもしれない。使命感というか、現状を運命だと受け入れている部分があるというか。

 ・手の肉(丘)全体が盛り上がっている人が多い。活力のかたまり。

 ・お世話になったコビンさんはマスカケ崩れで、右手感情線が人差し指、中指の間に走り、生命線にかかる雑線が多く刻まれていました。なかなか苦労していらっしゃる。

 ・日本でやっている流年法はインド人にも通用した

 ・インド人たちは自分のきちんとした誕生日を知らない人たちが多いらしい。特にコビンさんの世代(40~50代)の人たちはそういう人が多いんだとか。

 ・お金について必ず質問してきたリキシャー乗りはほとんど水星線(お金の線)がツルツルだった。

 ・お金がなくても、彼らはなんだか毎日楽しそうだった。お金がなくてもなんとかなって生きていけることを知っているのかもしれない。

インド人の顔相について

 

みんな同じような顔に見えてしまって、どういう人なのか?という

プロファイルができなかったのが正直なところ。

ただ、日が経つにつれ微妙に顔の違いがわかってきて

一緒に行動を共にしていたコビンさんについては「眉=門」説は当てはまっているようだった。

この日記を書いている時に、電車の出発時間が22時から0時に変更になったことを知って、もう駅のベンチで靴と靴下を脱いでくつろぎモードに入っております。

あと4時間…まぁ他の列車はキャンセルになっているけど

僕が乗る列車はまだキャンセルとは表示されていないから大丈夫な方かな…

キャンセルになったらどうしよ…手相見て交通費稼げるかな…。

にしけい

寝台列車でアーグラーからバラナシへ(インド旅行記16)

にしけい (西田圭一郎)

1987年富山生。工学修士。商社の開発営業職を辞めて、占いや相術を生業にしています。三児の父。本と旅とポケモンと文章を書くことが好きです。学生気分が抜けません。詳細はこちらから

にしけい (西田圭一郎)

1987年富山生。工学修士。商社の開発営業職を辞めて、占いや相術を生業にしています。三児の父。本と旅とポケモンと文章を書くことが好きです。学生気分が抜けません。詳細はこちらから

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手相の入門書としてたくさんの方々に読んでいただいる1冊です。

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