手相教室を続けていると
「手相の本を読んだけどよくわからなくてここに来ました」という方が5人に1人ぐらいの割合でいらっしゃいます。
この記事にたどり着いたあなたも「本読んだけど組」の方かもしれませんので
読本と独学のみで手相教室まで開けるようになった僕にしけいが
手相独学習得のコツをお伝えします。
市販の本は基本「暗記系」
手相を習得しようとして、まずパラパラペラペラと適当に本を買って読みますと
「Aという線ならば○○という意味です!」みたいな線の暗記を要する本がほとんどです。
無数にある線と意味の組み合わせを暗記するのは非常に非効率的だし、暗記苦手な人にとっては苦痛な時間でしかありません。
僕は記憶力が悪いので何か簡単に習得できる方法はないかと必死に考えました。
線の意味の共通点を絞り出す
まず僕がやった作業はまず5冊ほど手相本を購入して、同じ線を説明している文章を比較しました。
例) 知能線がカーブしている人は…
Aなところがある。
Bなところがある。
Cなところがある。
表現の仕方は違っても同じ線を見ているのであればA・B・Cに共通項が浮かび上がります。
像をどの角度から見ても「大きい」というワードは出てくるように、大まかな共通項を掴みます。
この作業を繰り返していると「丘」の理論が重要だとすぐに気づくはずです。
さらに、古今東西ありとあらゆる手相本を読んでいると…
陰陽エントロピー手相術というものを編み出しました。
宣伝になってしまい申し訳ないですが、無数にある共通項を凝縮し抽象化した概念なので、本当にこの本を読むと手相の習得は格段に早くなるはずですから初級者ほど読んで欲しいです。
先日始まった東京六本木教室でもこの概念をベースに教室を進めましたが
第1回目の授業後にある生徒さんから
面白かったです!ありがとうございました(((o(*゚▽゚*)o)))本も読みましたが、お話聞いてよくわかりました!
というご感想をいただきました。
手相を本を読んで独学で習得したい人は暗記ではなく
まずは「本の共通項探し」を始めてください。
比較こそ学問の教養なり
手相独学のコツ。2つ目が「比較」です。
多くの方が、本に描いてある手相の絵と自分の手の線を見比べながら
「うーん、私の手の線よくわかんない」と眉をひそめているようです。
僕も最初は自分の手相がどのタイプなのかとか、どういう線に該当するのかがわかりませんでした。
ここで手相の独学をやめてしまう人がほとんどのようですが
自分の手だけを眺めていても分かるようにはなりません。
自分以外の人間の手と見比べてみて始めて自分の「手の特徴」がわかります。
なので、分からなくなったらまず「比べること」をオススメします。
そのためにはたくさんの手相のデータを集める必要がありますが
50人ぐらいの手相データを集めた時点である程度この問題はクリアできちゃいます。
個人差はありますが、僕はそれぐらいで「ポン」と見えるようになりました。
教室やセミナーで習うのも手
手相教室やセミナーでコツだけ教わるのも手です。
手相本を大量に読み漁って、大量に手相のデータを集める労力を考えると、習った方が効率的だったりします。
もちろんどこの誰に習うかが重要ですが、本を5冊〜10冊ほど読んでおけば
「あ、この人は本と同じで暗記系の手相をすすめてくる人だ!」ということが分かるはずです。
見抜くコツとしては「なぜ、あなたはそのようにお考えになったのですか?」と一言聞いたときのリアクションでわかります。
暗記系のセミナーでは「理論」がないので、理由を聞かれたときに答えることができません。
その理論が正しいか正しくないかはさておき、本に書いてある内容しか話さないような先生に習うぐらいなら本を買った方がコスパが良いですからね。
本を読んで独学で手相占いを習得したい人は
・手相本5冊ほど買って線の共通項を探す
・手の生写真データを50人ほど集めて比較する
これらをやってみてください。
さらにそれでも難しい場合は、誰かに習うのも手です。
にしけい