にしけい ポン

【メンタルの鍛え方】ツッコまれてボケるのをやめてしまったら漫才は成立しない

 

「何やってんの?」

「君は小学生以下の知能だなぁー」

「またわけわかんないことやってるなぁー」

「意味不明!頭イカれてんじゃないの?」

「バカじゃないの?」

 

今思うと、僕の人生はとにかく「ツッコまれ」まみれのボケボケ人生でした。

 

とにかく否定しかしない強敵「実姉」

 

まず僕の人生でもっとも「ツッコミ」を入れてきた人物は間違いなく実姉です。

小学3年を過ぎたぐらいから僕の一挙手一投足に「きもい」「きしょい」「死ね」「臭い」と常にツッコミを入れ、とにかく僕の存在を否定し続けたのが実姉です。

兄弟というものは生まれながらにして「親の愛情や注目を浴びる」という報酬を得るための競合(ライバル)なわけです。

突如現れた弟という強烈なライバルに、姉は自我を崩壊させるぐらい強烈な言葉で攻撃してきました。今なら彼女の気持ちも少し理解できます。

今も年に数回会いますが、ほぼ100%「髪型がダサい」「髪長過ぎてキモい」と口撃を仕掛けて来ます。30歳を過ぎても口撃の手をゆるめることはなさそうです。

こんな痛烈なツッコミがあったからこそ、僕はツッコまれることに耐性というか免疫ができました。

この耐性のおかげで、僕は社会に出てから受けた(受けている)数多くのツッコミにも耐えられるようになったわけです。

この場を借りて姉に感謝の辞を述べる同時に髪型については「これが自分の中では1番かっこいいんだよ!」と反抗期の中学生がオカンに言うような反論をしておきます。

 

ツッコまれてボケるのをやめたら漫才は成立しない

 

コントや漫才を見ていて気づくこと。

それはツッコまれてボケをやめてしまったら漫才が成立しないということです。

 

ボケ「昨日スタバで抹茶フラペチーノ頼んだら”全裸なのに寒くないんですか?フラペチーノでいいんですか?”って確認されたんだけど、あの店員さん俺に惚れてるのかな?」

ツッコミ「おい店員!確認するところ違うわ!そもそも何で裸でうろついてんだよ!服着ろよ!」

ボ「ごめん…その、ほんの出来心で…」

ツ「なんでそんなシューンとしてんのよ!謝るところ違うし!」

ボ「そんなに強く言わないでよ…本当にごめんって…確かにそのときも股間がシューンとしてたわ…それがよくなかったのかな…警察呼ばれちゃったんだよね…」

ツ「当たり前だわ!てか股間関係ないわ!アホか!」

ボ「そうだよね…ごめん。気をつけます…本当にごめん…」

 

ボケた方がツッコまれて、シューン…と意気消沈してしまったら

すごくめんどくさい感じになって、ツッコミの方が「お、おう、なんかごめん」となって微妙な空気が漂ってしまいます。

 

人は「自分が経験したことがないもの」「自分の理解の許容範囲を超えるもの」にツッコミを入れたがる傾向があります。

批判・叱咤・炎上といったものは総じて「ツッコミ」です。おそらく国内で最大級のツッコミは「逮捕」です。

 

僕は本当にいろんなことをやらかして、その度に姉をはじめとしたたくさんの人たちから批判や叱咤といったツッコミをいただいてきました。

しかし、僕はそれでも「ボケること」をやめません。

やめてしまうと誰かとの漫才が成立しなくなっちゃいます。それってすごくお互いにとって後味が悪い感じになってしまいます。

なので僕は「なんだそれ!」ということをし続けなくてはならないと勝手に覚悟を決めています。親鳥が小鳥たちを守ろうと野良猫に立ち向かう覚悟を決めたときの気持ちに迫る覚悟です。

僕はいつだって真剣にボケ続けなくてはいけません。親鳥が小鳥たちを守ろうと野良犬に立ち向かう覚悟を決めたときの気持ちに迫る覚悟だと、似たようなことを2回言ってしまうぐらいの鬼気迫る覚悟です。

これは相当なものです。何せ親鳥が小鳥たちを守ろうとする覚悟なのですから。

 

姉「どうやったらメンタル鍛えられる?」

 

僕をここまで覚悟させるきっかけを作ったといっても過言ではない姉から

ある日、こんなLINEがきたことがあります。

 

姉「メンタル鍛えるにはどうしたらいい?」

 

おい!姉よ!ボケは僕の仕事だ!何ボケにまわろうとしてるんだ!

僕は憤慨しました。思わず姉のボケにツッコミを入れてしまいました。

おそらく姉は若干メンヘラなのでガチの質問だと思われますが、僕は野良猫に立ち向かう親鳥の気持ちで憤慨しました。

しょうがない。姉よ。メンタルの鍛え方を教えてやろう。

分数が理解できれば誰でも理解できるメンタルの鍛え方を!

 

慣れ

 

人生で「バカ!」と言われた回数が1回しかないひとにとって

その1回の「バカ!」は1分の1なので100%のダメージを受けます。

しかし、100回「バカ!」と言われた人にとってのバカ1回は

100分の1なので「1%」しかダメージを受けません。

これが1000回、5000回…とバカを言われ続けると、0.01%、0.0001%…とダメージが薄まっていきます。

だいたい批判・ツッコミを入れられてシュンとしてしまう人は分母が少ない人です。なので、けっこうダメージを食らってしまいます。

僕のように「バカ死ね」と幼少期から誹謗中傷を受けてきた人間にとって、ダメージはほとんど皆無。むしろ応援と捉えてしまうほどです。

 

 

メンタルの鍛え方。

もうこれは「慣れ」としか言いようがありません。

そしてコツとしては「へこんでいる時間」を限りなくゼロにすることです。

 

正直、ツッコミを入れられてへこんでいる時間はもったいないのです。

次にどんなボケをするか、どうやったらよりツッコんでもらえるかを真剣に探求するのです。

 

成長のためにはツッコミが必要

 

ツッコまれては、知恵と工夫を凝らしボケを進化させる…。

誰かに何か言われてへこんでいるそこのあなた。

失敗しちゃって自分に嫌気がさして反省しているあなた。

へこんでいるヒマがあったら、反省しているヒマがあったら、次のボケを考えてください。

 

 

にしけい

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西田 圭一郎

1987年富山市生まれ。化学系工学修士。商社の開発営業職を辞めて、占いとWeb開発などを生業にしています。趣味は読書と旅とポケモン。文章を書くことが好きです。三児の父。詳しくはこちらから。

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