手相の新しい使い方「手卦」について解説しておきます(陰陽エントロピー手相術の活用方法)

 

陰陽エントロピー手相術を出版して早2ヶ月が経とうとしております。

「陰陽エントロピー手相術」をkindleで出版しました

ここ30年ぐらいの間に国内で出版されている手相書籍の中では少々高めの値段設定にも関わらず、50人以上の方に読んで頂きました。

こんなマニアックな本にここまで反響があるとは思わなかったので正直、自分が一番驚いています。

紙での購入希望者もいらっしゃるので、現在紙本の作成を検討中です。

確かに手元にあった方が書き込めたりするから紙本もいいですよね。僕も好きです。

 

「材料だけ渡されても困る派」

 

本書でも書いておりますが、この手相術は「源流」に近い考え方なので、いくらでも応用可能です。

 

これまでに手相を学んできた方はもちろん、はじめて手相を学ぶ方でも

この「手相の源流となりうる概念」を理解し、あとは皆さん自身で手相を楽しむ「アプリケーション」をたくさん作って欲しいのです。

僕は出来上がった豚の貯金箱ではなく、真っ白な紙粘土を皆さんに提供したいのです。

確かに「豚の貯金箱」という目的が明確になった状態で提供される従来の手相書籍の方が便利かもしれません。

しかし、僕はたくさんの手垢がついてこねくりまわされ、それ以上新しいものを作り出すことができない手相ではなく

ありとあらゆる可能性を秘めた「手相の考え方の原料」となるものをお伝えし、より便利で面白い手相に慣れ親しみ活用して欲しいのです。

 

にしけい/陰陽エントロピー手相術

 

既に作られたものではなく、新しい「言葉」や「占い方」を生み出すために作られた概念です。

おそらく、従来の手相術のみを勉強されてきた方にはどうしていいのか分からないでしょう。

 

今まで、既に誰かに調理してもらった料理ばかりを食べてきていた人が、材料や原料のみを「はい、どうぞ」と言って手渡されるわけですから、拒否反応や困惑が生まれて当然でしょうね。

 

 

コメント欄には拒否反応を起こしてしまった方のご意見も頂きました。

 

 

 

事前に手相教室でもこの概念について話をしたところ、賛否極論でした。すごく分かりやすいと言ってくださる方と拒否反応を示す方で二極化しました。

なので、出版後も「材料だけ渡されても困る派」がたくさん出てくるだろうなと予想していたのですが、意外とすんなり受け入れられてしまったのでちょっと拍子抜けでした。

 

手相のアプリケーション作りは楽しい

 

この「材料だけ渡されても困る派」「何が作れるのかわからない派」の方々のために、本ブログで少しずつ活用方法を書いていきます。

「ニンジンがあるなら、こういうレシピがあるよ」という手相のクックパッド的なものを書いていきます。しかし、本来はやっぱり「自分で新しい手相の活用方法を見出して楽しんで欲しい」という目論見がありますので

もうちょっと自分で頭を柔らかくして、ニンジンと格闘して欲しいという気持ちも60%ぐらいあります。

口をあけてピーチクパーチクとただエサとなる情報を待っているだけのヒナドリちゃんにはちょっと難しいかもしれませんので、僕が「楽しみ方」というエサをお口まで運ぶことにします。

 

手から卦を起こす手卦

 

僕が出版前に書いていた【手相×カタカムナ】手の中にもイザナギとイザナミが存在しているという記事。

正直、この記事を書いたあとに

「あっ、これ手占とか知ってる人がいたら、本が出版される前に手卦に使えることに気付いちゃう人いるんじゃないかな」

と、ちょっと複雑な気持ちになっていたのですが、これも意外と取り越し苦労でした。

 

陰陽エントロピー手相術は、手の縦軸が「陰陽のパロメータ」で、指先側が純陽・手首側が純陰という考え方が基本となっています。

 

易というのは「上」と「下」が分かるものであれば、ありとあらゆるものから立卦できます。

なので、手の中に陰陽があるということに気づくことができたら、手を使って卦を立ててもいいんじゃないの?という発想が自然と生まれてきます。

これが手卦です。

 

手卦のやり方

 

過去にも別の方法の「手卦」についてはご紹介しております。

https://nishikei.jp/teso-technique/7055/

しかし、今回の方法はよりシンプルで分かりやすいです。

 

まず、手を六等分します。

 

ここで、例えば左手の5と1の場所にキズ・アザ・ホクロ・シミ・鉛筆痕などの「目立った相」があったとします。

左手は純陽、右手は純陰です。

なので、ここでは「左手」だったので純陽の卦でスタートします。

 

ここで5と1の部分に×印をつけて変爻させます。

すると、火風「鼎(てい)」という卦が得られました。

ここで卦の意味を読んでいきます。64ある卦の意味は易の本を買って読んでもらってもいいですし、ネットで「八卦 一覧」と検索すれば意味などが出てきます。

3つ以上のサイトから卦の意味を読めばだいたい「こんな感じか」というものは見えてきます。

爻辞は読めないです。「何かあるな」と思わせた手相自体がすでに「変化したあと」の状態だからです。

 

過去にご紹介したものよりも、シンプルですがよく当たります。

純陽か純陰どちらから始まるかは今後もいろいろと模索するファクターではありますが、ひとまずサブミットします。

 

手相=手の姿形から目に見えないものを読み取る

 

「こんなの手相じゃない、易だ!」と反論したくなる方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、「手の相から、目に見えない情報を読みとっている」時点でやっていることは「手相占い」なわけです。

手のアザやシミといった手の微妙な「異常」に気づけるかどうかはセンスが問われますし、れっきとした手相占いです。

従来の西洋手相術ばかりが全てではないですし、手の線の意味だけを覚えるコンピュータ手相占いはコンピュータの発達とともに不要になります。

なので、こういう閃きが使える手相を開発しておけば今後、人間がやるべき仕事や楽しさが残ります。

この活用方法は手相のみで「閃き」と「理論」を同時に使用できるところが新しいし、いつもと違った切り口で手相占いができるため非常におもしろいと思います。

 

それ以外の「応用方法」が見つかるかもしれない、陰陽エントロピー手相術。ご一読を。

 

にしけい

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書いている

西田 圭一郎 (にしけい)

1987年富山市生まれ。化学系工学修士。商社の開発営業職を辞めて、占いとWeb開発などを生業にしています。趣味は読書と旅とポケモン。文章を書くことが好きです。三児の父。詳しくはこちらから。

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月に1〜2回ゆるっと配信しています。お知らせや占いに関するトピックを書いています。

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