人相講座?と言っていいのか分からないぐらいかなり外堀からアプローチする講座がスタートしましたが…
明日からの人相のテキスト作ってるけど、原始従属栄養生物あたりの話から入って、どうやって顔ができたかを説明することにしました。楽しすぎる。https://t.co/08dPjadNNE
— にしけい (西田 圭一郎) (@nishikei_) January 11, 2023
人間の顔は意思表示・情動表出・コミュニケーションを目的に進化してきているため、私たちは顔からたくさんの情報を得ています。
「たくさん情報を得ているならいいんじゃないの?わかりやすいんじゃないの?」と思われるかもしれません。
しかし、情報が多すぎることが逆に問題なのです。刺激の種類が多く強度が強いのです。
ひとつひとつが刺激的になりやすいので、時限爆弾の線を切るように「どれを選択するか」によってアウトプットに劇的な差が出てしまうのです。
鼻ばかり見ている人、ホクロやアザを拾ってしまう人、輪郭や顔の形だけを見る人…
「私は全体を見て判断しています」と言っても、判断者によって印象に残る部分が大きく異なり、さらにそこからアウトプットされる言葉が術者によって差が出ます。
講座の中でもお話しているのですが、判断者によって顔のどのような要素をピックアップするかが大きく異なってくるということは、判断する人の人柄やセンスが大きく影響を受けるわけです。
ということは、「何かを見る側」が実は「見られる側」になっている可能性が高いのです。
「あなたは悲しそうな顔をしている」とか「あなたのホクロが気になる」といった「何をピックアップするか」で、占うはずの判断者自体が占われているわけです。
人間の何に反応するか。何が気になるのか。
「何に反応してしまうのか」という方法は、新たな人相の使い方のひとつになるのではないでしょうか。
それは相手が人ではなくても犬でも猫でも鳥でも使える相術になるのです。
2回目以降もそういった話をベースに、鼻・目についてお話していこうと思います。
にしけい