矛盾を両立させる「ジンテーゼ」は次元を超える可能性を秘めている。

 

 

 

 

 

すごくモヤモヤしていたのですよね。

容易には受け入れがたい、理解しがたい事象が発生して。

思考の対立というか。

「受け入ようとする自分」と「受け入れたくない自分」が完全に対立していたんですよね。

でも、あるアイディアがポンと浮かんで、その矛盾を両方とも成立させたのです。

これを「ジンテーゼ」というらしく、僕は少々興奮気味でした。

思いついた考えを語るのはまた別の機会に譲るとして。

 

このジンテーゼが浮かんだ瞬間というのは、これまた凄まじい快感でして。

こういう経験ができるのなら「批判」や「否定」も大歓迎だなーと思いました。

ちょっと似た記事:異を受容して新たなものが生まれる~毒こそ最高の薬~

といっても迎合しちゃうと「アンチテーゼ」が生まれないからダメなのだけどね。

 

矛盾が成立するから存在できる

ジンテーゼが発生する前のモヤモヤしていたころの自分は

「死ね!ぶっ殺す!やっちまえぇえええ!」みたいなデスメタル系の激しい曲と

「平凡な毎日、今日という日を大事に生きよう。合唱」みたいなピアノのシンガーソングライターの優しい曲を

ひとつの「お気に入りフォルダー」に入れて、交互に聴いていたのです。

そのとき好き好んで聴いている音楽って「今の自分の心境の映し鏡」だから

まさに、人間の矛盾みたいなものを強く感じていたのかもしれない。

「人を殺す」ことも「人を生かす」こともできる人間という存在。

あなたも「クソ!こんなやつ消えてしまえ!」というドス黒い感情が胸のあたりに渦巻く経験はありませんか?

そして、反対に「死にたくない、消えて欲しくない」というホンワカした感情に全身が包まれることもあると思います。

 

そうなのです。

あなたの中に矛盾が生じれば生じるほど、「あなた」という存在はより高次元なジンターゼを成立させているわけです。

矛盾に苛まれている最中は、ドロドロと辛いものですが、それを成立させるようなハッピーニューアイディアが浮かんだときの快感ときたら…。

なので、もしあなたが今何かに悩んでいたり受け入れたくないことがあるなら、とことん憎しみ切ってみてもいいのかもしれない。

「なんで?なんで?」を繰り返してみるのもありかもしれない。

でも、その次に必ず考えて欲しいこと。

それは「同じ思考ループの脱出経路」について。

 

何で受け入れられないのか?

受け入れられないことは意外と普通なのかな?

「受け入れられない自分」を受け入れられないということは、受け入れる余地があるってことだし。

ということは「受け入れられない自分」を受け入れてみると、それはそれで解決しちゃったりね。

「ジンテーゼ」は意外とシンプルで、難しく考えない方が成立するのかもしれない。

 

 

「この記事のオチ」を思いつけない自分を受け入れたくありません。

受け入れちゃうと「ジンテーゼ」が成立しなくなっちゃうからね。

よし、ちゃんと「オチ」がついた!ついたよね!

 

にしけい

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書いている

西田 圭一郎 (にしけい)

1987年富山市生まれ。化学系工学修士。商社の開発営業職を辞めて、占いとWeb開発などを生業にしています。趣味は読書と旅とポケモン。文章を書くことが好きです。三児の父。詳しくはこちらから。

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