特定のイメージで固定しようとしているということは、実際はそのイメージとは異なる状況だと認識していることになります。
「固定しようとする度合い」が強ければ強いほど、そのイメージとはかけ離れていっていると認識しているわけです。
特定のイメージからかけ離れたとき下記の3つの行動パターンが考えられます。
- 固定しようとする
- かけ離れている状況を受け入れる
- 特定のイメージを捨てる
1と2を行き来する人も多いと思います。
2に移行すると、3に速やかに移行できる場合が多いです。
例えば、「若くて痩せていたころの自分」というセルフイメージがあったとします。
年齢を重ねたり、体質が変わると「若くて痩せていたころの自分」とはかけ離れていきます。
- 痩せようとする・若くあろうとする・変わっていないと思い込む
- 変化を受け入れてスタイルを変える
- 自分自身の体や体質の状態の認識を変える
2≒3なので、さらに大まかに「固定しようとする」「認識を変える」の2つでもいいかもしれません。
「固定しようとする」と「認識を変える」どちらにもコストやエネルギーが必要となるのですが、両者のコストを天秤にかけながら、よりコストが少ないと感じる方を選択しているはずです。
しかし、冒頭にも申し上げましたように、特定のイメージで固定しようとしているということは、実際はそのイメージとは異なる状況だと認識していることになります。
「イメージ」と「現実」の乖離が大きくなると、「固定しようとする」よりも「認識を変える」ほうがコストは少なくて済むはずですし、長期的に見るとそのほうが成長や発展につながる場合が多いです。
にしけい