自分のショボさを知ると走り出したくなる

 

どうも、にしけいです。

 

謙遜とか抜きで、本当に自分はショボいなと思います。

「ショボいとか言ってんのがかっこいいと思ってんでしょ?」とも思ってません。

 

今の会社やめて◯◯するんだ!

 

「なんかやりたいんだけど、なにをやればいいのかわかんないんだよなぁ」

「会社やめたいけど、まだ俺には武器がないからなぁ」

「最終的には◯◯やりたいんだよなぁ」

居酒屋での友人の一言。

 

サラリーマンである以上こういう悩みはつきものだと思います。

入社して1年目、中堅クラス、管理職…になっても「今の自分でいいのか」という疑問は尽きず

「今の会社大好きだから!」と明るく言える人の方が少ない気がします。

 

まぁ半分「愚痴」だったり、シャイな日本人にとっての「のろけ」だったりするわけですが…。

 

「今の会社やめたい」という話は、サラリーマンが社外の人間と飲むときによく出てきます。

答えも出ないけどお互いをねぎらい、傷を舐め合い、最後には「まぁ頑張ろうよ」と謎の予定調和が生まれる鉄板の話題。

こういう場があるから、明日から頑張ろうと思えるわけで、僕は全然ありだと思います。

 

何かやりたいけど星人

 

「今の会社以外のことをやりたい」って言ってたのに、次の日になるとまた同じ「毎日」を繰り返す。

「あれ?居酒屋で言ってたこととやってること違うじゃん」ってツッコミたくもなるし、ツッコんだらツッコんだで「あれは酒が入ってたから」って言うんです。

なんだよそれ。何か新しいことやるんじゃないかって期待しちゃったじゃんって言うと、「忙しいから」って言うんだよ。それでタバコ吸いながらパズドラなんかしてるし。

確かにお酒は人を変えるっていうけど、じゃあお酒飲み続けてていいから早くパズドラ閉じて新しいこと何かやったらいいじゃんって思っちゃったり。

 

そんな「何かやりたいけどサラリーマン」「何かやりたいけど◯◯」って人結構多いんじゃないかなと思う。

 

僕も何かやりたいけど星人の時期がありました

 

僕も実際そういう時期がありました。

自分も何かしたいけど、どうしたらいいかわからない。というかなんかイマイチ気乗りしない。

自己啓発セミナーに行ってみたり、ネットワークビジネスに勧誘されたり、元気が出そうなワクワクしそうな本をたくさん読んだり、変な宗教にも入りそうになったり…。

でも、どれも入ろうと思わなかったし、飽き性だから入り込めなかった…。こういうとき飽き性っていいんですよね。つまらないと感じると次々と新しいことを始められるから。

最終的にはこうやって一人で占い師やら植物やらいろいろ好き勝手やっているわけなんですが…。

 

原動力はどこからくるか

 

こうやって植物屋を始めたり、図書館始めたり、いろいろ手当たり次第に動いていますが

その原動力はどこからくるの?ってたまに聞かれますが、その答えはいたってシンプル。

自分がショボいからです。ザコだからなんです。

 

自分がザコだと知ると恥ずかしくていてもたってもいられなくなる

 

「何かやりたいけど星人」だったころ、不思議なことにいろんな人に会っていました。

「1週間に10人以上、初めましての人に会う」という謎の目標を立てて動いていました。

当時は全然気づいていなかったんですが、1週間に10人会うと年間約500人という自分との比較データが得られて、たくさんデータがあればあるほど「自分」の現在地が精確に明確になるんですよね。

 

 

さらに、人にたくさん会うと、自分がいかに何も知らなかった、経験していなかったことを思い知らされるんです。

小さなコミュニティや限られた人としか接していなかった自分のショボさが浮き彫りになったんですね。

そして、本当に自分のショボさに気づいたら、恥ずかしくて恥ずかしくて。いてもらってもいられなくなって。

僕は「世界旅行好きが集まるパーティ」みたいなところに行ってそれを思い知らされて、いてもたってもいられなくなってインド旅行のチケットを手配してしまいました。うわー…自分、海外のこと何も知らないじゃん…って。

 

恥ずかしかったことに気づかなかったことにさらに恥ずかしくなって、いてもたってもいられなくなる。

この感覚が芽生えると何でもやってみなきゃという感覚になる。今も本当にそう。羞恥心が自分を動かしている部分もあると思う。

 

自分は仕事柄、いろんな人に会うけど

内勤や工場勤務の方、限られたコミュニティの人としか普段接する機会がない人は、より意識しないと、本当に気付いたら何も知らなかったことすら知らずに死んでいくことになる。

それはそれでその人の勝手だから別にいいんだけど、今の自分を変えたいとか、漠然と何をしたらいいのか迷っている人はとにかく新しく人に会ってコミュニケーションをとってみるといいと思います。

僕自身も実際、コミュニケーションがうまいかどうかと言われると下手だと思う。

けど、人に会っていくうちに引き出しが増えていって「こういうタイプの人はこういうジャンルの話が好きなのかな?」というアタリがつけられるようになりました。

それでもまだまだ下手ですし、ショボいんですけどね。

 

「自分らしく」「個性を引き出して」「やりたいことをやる」っていうのが、最近の自己啓発系の常套句で、「ホイミ」とか「メラ」ぐらいの基本呪文になってるけど

個人的には「人と会って」「比較して」「恥を知る」の方がその人の原動力や成長につながると思うんだけどなぁ。

 

にしけい

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書いている

西田 圭一郎 (にしけい)

1987年富山市生まれ。化学系工学修士。商社の開発営業職を辞めて、占いとWeb開発などを生業にしています。趣味は読書と旅とポケモン。文章を書くことが好きです。三児の父。詳しくはこちらから。

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