性別を陰と陽で分けるときに、陽を男性・陰を女性とする考え方があります。これは先天定位盤(先天八卦)的な考え方になります。先天八卦では南側に男性(乾)が位置していて、北側に女性(坤)が位置しています。
しかし、実相(実際の季節や社会の循環など)に即している後天定位盤(後天八卦)では、南側に女性、北側に男性が位置しています。
混化はイレギュラーや変化をもたらし、分化は固定や安定をもたらします。有性生殖は「親がもつベースの性質」を残しつつ、子特有の「変化」があります。親の完全コピーではありませんし、クローンではありません。必ず「違い」が生まれます。この違いをもたらす因子のようなものが「混化側」になります。
混化はイレギュラーや変化があり、不安定な性質です。リスクが伴うので、刺激的ではありますが、一般的には忌避される存在です。もしあなたが所属する組織やチームにイレギュラーをもたらす存在がいればそれは「混化的な存在」と言えます。あなたの予定やスケジュールにイレギュラーをもたらす出来事があったら、それも「混化的な存在」と言えます。
本当に一概には言えないことですが、投資行動における男女差という面から見ると、男性のほうが「リスクを伴う行為をしやすい」という傾向があります。
参考文献:
・GENDER-BASED RISK AVERSION AND RETIREMENT ASSET ALLOCATION/ KATHLEEN ARANO, CARL PARKER, RORY TERRY
・The Gender Investment Gap: Reasons and Consequences/ Alexandra Niessen-Ruenzi, Leah Zimmerer
状況や国や文化によって異なる場合もありますが、男性のほうが混化(イレギュラー/変化)に対して女性に比べ寛容ですが、女性はリスクやイレギュラーを回避しようとする傾向があります。
九星でも南側(分化)に位置する九紫火星は女性、北側(混化)に位置する一白水星は男性が該当するのは、このようなおおまかな行動傾向の違い(性差)がベースにあるのかもしれません。
九星八卦象意一覧
https://nishikei.jp/syoui/
物件選びにも表れる男女差傾向
混化には霊的作用・目に見えない存在という象意があります。引っ越しや家のご相談で、「ヤバい物件」をもってくるのはなぜか男性が多いです。取り憑かれたように、ヤバい物件を推して「ここに住みたい!」と頑なになっているパターンは大体男性が多いです。女性のほうが霊的な作用を受けやすいように思われるかもしれませんが、物件探しにおいては男性のほうが「おかしな物件」を引く確率が高いです(にしけい調べ)。
女性は実用性や毎日の使いやすさを重視する傾向があるので、それなりに無難な物件を引きやすいんですね。「使いにくい物件」ってやっぱり「住みやすさ」を重視していない場合も多いので、長期的に住み続けるには適していなかったりします。
なので、物件探しや家づくりは女性(妻や彼女)が積極的に動いたほうが割と安パイな引っ越しになりやすいです。とはいえ、これもあくまでおおまかな傾向なので、女性でもおかしな物件をもってくる人もいれば、男性でも安定した物件をもってくる人もいますので、「ご参考」程度に。
にしけい