アイススケート初体験の親子が平日昼の「大須スケートリンク」に行ったら…

娘が「アイススケートをやってみたい」というので、名古屋の家の近所にある「大須スケートリンク」に行ってきました。

スケート靴の履き方すら分からない僕と娘でしたが、とりあえず行ってみようということで行ってみました。

まず、受付があるフロントに入った段階でウォーミングアップのランニングをしている少年がいて、「あれ?これって入って大丈夫かな?」と思いました。

受付の男性に「初めてなのですが…」とお伺いしましたが、止められず案内されたので、とりあえずシューズを履いてスケートリンクに向かいます。スケート靴代と合わせて3000円ぐらいでした。

娘の靴を履き替えさせて、ヘルメットもレンタルしていざスケートリンクへ!

 

難しいけどおもしろい

 

アイススケートは初めてだったので、リンクのフェンスにへばりつきながら立って歩くことから始めました。

 

ほぼフェンスで過ごしていた西田親子

 

アイススケート初めての西田親子はスケートリンクに立っていた1時間のうち50分ぐらいはフェンスにへばりついていました。

最後の10分ぐらいは少しずつ慣れてきて、エッジの部分の角度を変えたり、踏み込んで歩いてみたり、滑ったり止まったり、滑り方を模索して楽しみました。でも、そんなことよりも貴重な体験ができました…。

 

世界で活躍する選手を輩出するスケートリンク

 

ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、大須スケートリンクは世界で活躍された伊藤みどりさん、浅田真央さん、村上佳菜子さん、宇野昌磨さんがホームリンクとして使っていたということもあって、この日もフィギュアスケートの練習に励む少年少女たちがビュンビュン滑っていました。

 

 

彼らの練習風景を見守るコーチらしき方がベンチにいたり、コーチも演技指導で滑っていたり…遠足気分でスケートリンクに入ってしまった僕たち西田親子が申し訳なくなるぐらい真剣でした。

ほとんどリンクの隅っこにいたので、彼らの練習の邪魔はしていないと思いますが…これはちゃんと初心者教室に参加するところから始めるべきだったなと反省しました。

 

絶望と喜びは枠から生まれる

 

フィギュアスケートの大会に出場する選手たち、おそらくプロを目指しているであろう彼らが、飛んだり回ったりする姿を間近で見られたことは、思いがけない貴重な体験でした。

フェンスにへばりつきながら、軽やかにリンクを滑る彼らの様子を眺めていると、彼らが背負っている「重み」みたいなものが伝わってきました。

あれほどまでに滑れるようになるまでに、きっと多くの時間と青春をアイススケートに注ぎ込んできたのだろう…。親御さんのサポートも必要で、莫大な費用もかかる。怪我をしたり、思うように進まないこともあるはず。結果が出ないことへの罪悪感に押しつぶされそうになることもあるのだろう…。そう想像すると胸が締め付けられました。

最初は純粋な楽しみだったことも、結果や評価を意識し始めると重荷になることもあるでしょう。挑戦できる機会は限られ、スポーツである以上、選手としての寿命という制約もあります。

「結果」「終わり」「伸びしろ」といった「枠」を常に意識しながら生きるというのはしんどいときもあるでしょうけれど、その「枠」に少しでも近づけていることを実感できたら、それはそれでジワーッと喜び汁が出るのでしょうね…。

「枠」は自分自身を追い込む冷たい重厚な壁であると同時に、自分自身の伸びしろや成長を感じるための「ものさし」でもあります。絶望も希望も「枠」から生まれるのかもしれません。この「枠」とどう付き合うか、「枠」にどう対応するか。帰り道にまたひとつ新しい占いの手法を思いついたので、試してみたいと思います。

にしけい

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書いている

西田 圭一郎 (にしけい)

1987年富山市生まれ。化学系工学修士。商社の開発営業職を辞めて、占いとWeb開発などを生業にしています。趣味は読書と旅とポケモン。文章を書くことが好きです。三児の父。詳しくはこちらから。

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