行動や言動が変わる様子を見させてもらえる喜びと楽しさ

短期集中コースでは、半年〜2年間といった年単位で生徒さんと密にやりとりをします。

占い以外のプライベートなことや、日頃あったこと、何気ないやりとりなども含めると、結構な頻度でやりとりします。

オンラインでの打ち合わせの場合は、復習や見直しできるように、毎回録画してご視聴してもらえるようにしているのですが…

1年ほどやりとりしていると、最初の面談のときとは明らかに受講されている方の表情・言動・行動が変わっているんですね。

最初は自信がない方が多いですし、なかなか行動に移せない方も多いです。固定観念やこだわりのようなものが強い方もいます。

でも、1年一緒にあれやこれやと勉強したり、やりとりをしていると、だんだん変化されるんですね。

最初のころは、自分で自分を縛ったり、自分はできないと決めて諦めてしまっている方が多いんですけど、コースが終わるころには、ご自身で新たな可能性を見出そうと行動的になっていくんですね。

個人差がありますが、考え方や行動に変化が出るのは、だいたい1年半〜2年ぐらいかなーという感じです。

でも、受けられた方は皆さまご自身の足で踏み出されていくようになります。一人の人間の変化を定点観測させていただけるのは、すごくおもしろいですし、素直に嬉しいです。嬉しい。

短期集中コース以外でも、基本的に長期的なお付き合いになる方が多くて、携わらせていただく中で、みなさんの変化や進展の様子を伺えるのはとても嬉しいことです。

 

年齢を重ねても人は変われる

 

僕の講座を受講されている方の平均年齢は50歳前後です。なので、ほぼ全員が僕より年上の方です。

僕が50歳になったときに、この人たちのように「自分よりも若い人の意見を聞いて、変わろうと思えるだろうか」と考えると、すごいことだなと感心します。

年齢を重ねると、経験も相まって少しずつ頭が固くなっていきます。

これまで蓄積した慣習や考え方を変えることは、億劫かもしれませんし、怖いかもしれません。プライドもあるはずです。

でも、おそらく講座にお申し込みされる方は、そういったものを「壊したい」「変えたい」という方がほとんどだと思います。

僕がやっていることは一般的な占いのイメージからかけ離れた、よくわからない理解されにくいものなはずです。水深がわからないプールに飛び込むようなもので、たぶん多くの人たちは飛び込みたくないと思います。それは生物として正常な感覚だと思います。

なので、僕は僕自身なんかより、僕と接したいと思える人のほうがすごいなと思います。僕だったら「にしけいのプール」には飛び込める勇気がありませんし、ましてや年齢を重ねて「今までの自分でええわい」という状態になったら、なおさら「にしけいのプール」は遠ざかる一方だと思います。

先日、20年以上占い師をされている80代の方から短期集中コースのお申し込みがありました。素直にすごいなと思いました。面談してみると、「何か変えたい」「このままじゃよくない」という想いがあってお申し込みされたことがわかりました。

固定観念を壊すのは怖いし、本当はやりたくないことだと思います。でも、心のどこかで「このままじゃだめだ」「もっとこうしたい」という想いがあるのです。僕はその想いに、占いというツールを使って、ほんのちょっとだけお力添えしているだけなんですね。

 

変化へのハードル

 

僕は学生時代に、円形脱毛症になるぐらい研究でしごかれたのですが、今思うと「若い人」を変えるのは簡単なんじゃないかなと思うんですね。

大学に入りたての20歳そこそこの学生なんて、だいたいが無知で人生経験もない白いキャンバスのようなものだと思うんですね。よく言えば可能性の塊だし、柔軟性があります。

僕の講座を受けられる方の中には、「物忘れがひどくて」「なんか目が最近見えにくくなってきて」「何度も動画を見直してるんですけど、頭に入らなくて…」とおっしゃられる方もいます。

つまり、「若い人」よりも変化することに対してのハードルが高いのです。

しかし、それでも1〜2年お付き合いしていると、変化していきます。

若い方への教育も必要だと思いますが、これからは「現役」の時代が長くなります。50代でも「まだまだこれから」という時代です。

何歳になっても変われますし、そのためには固定観念を壊す勇気と踏み出す一歩が必要になるのですが、みなさん本当にそれを平気でやってのけるので、すごいなと思っています。

媚びるとか、お世話になっているから褒めているとかじゃないんですね。単純に、僕だったら「にしけいのプール」に飛び込む勇気がないんですよ。笑

このブログを長年読んでくださっている方もすごいなと思います。記事を書いている本人よりすごいと思います。

こんな生意気小僧の書いている記事を読んで、話を聞ける方はすごいなと思います。笑

 

つっこんでくれる人がいないキツさ

 

子供たちから「パパ、おもしろい!」と言ってもらえることもあれば、「ちがう!そうじゃない!」「パパ、知らないの?」と指摘されることもあります。

僕の両親は離婚していてそれぞれ一人暮らしをしているのですが、やっぱり久しぶりに会うと「つっこみどころ」がいっぱいあります。

食生活、お金の使い方、健康や体型、スマホやパソコンの使い方、服のチョイス、その人は恋人にして大丈夫なの?…一人の子として、親につっこみをいれます。

年齢を重ねると、「なんでも知っているようなフリ」をしなければならない場面が出てきます。でも、大人になっても知らないことばかりだし、わからないことは次から次へと出てきます。

年齢を重ねても、中身はまだまだ未熟だし、失敗してしまうこともありますし、ミスすることもあります。そういったときに、「何やってんの!違うよ!」とツッコミを入れてもらえるというのは、何かこう救われるものがあると思うんですね。

 

中身は未熟なのに

 

あと、占い師というお仕事は「先生」と呼ばれたりするので、偉そうな顔をしている人も多いんですけど、あの、たぶんですけど、多くの年配の占い師さんが「なんでも知っているようなフリ」をしていると思うんですよ。笑

というか、そういうポジショニングをして、身を固めてきたので、なかなか壊せないと思うんですよ。

でも、だんだんしんどくなってくると思うんですよね。

キャラを固めたり、プライドや知識で武装した自分を演じる…だから、つっこみを入れてくれる人も年々少なくなる…

想像しただけで、ゾッとするんですよね…それだったら確かに、にしけいプールに飛び込んだ方がマシな気がします。笑

たぶん、僕と長期間にわたり携わってくださっている方の中には、「つっこみが欲しい」という方も多いんじゃないかなと思うんですね。

僕自身、「指摘してくれる人」「そっちはおかしいよ」と言ってくれる人がまわりからいなくなったら終わりだなと思っているので、そんな感じがするんですよね。

僕はけっこう「現象に怒られる」と考えていまして。調子に乗ったり、合わないことをしていたら、自然とうまくいかなくなるので、それに従って生きているんですけど、大きな事故やトラブルになる前の段階で指摘してくれる人がいるのは、長く生き残る上で大事だなと実感します。

 

ということで、今日も「にしけいプール」を掘り進めていきます。

 

にしけい

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書いている

西田 圭一郎 (にしけい)

1987年富山市生まれ。化学系工学修士。商社の開発営業職を辞めて、占いとWeb開発などを生業にしています。趣味は読書と旅とポケモン。文章を書くことが好きです。三児の父。詳しくはこちらから。

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月に1〜2回ゆるっと配信しています。お知らせや占いに関するトピックを書いています。

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