同じ言葉でも発信者や背景が変わると意味が変わってしまう不思議な現象あるよね

とても当たり前の話になるのですが、同じ言葉でも発信する人や状況が異なればニュアンスや意味が変わってきます。

また、同じ言葉でも受り取り手や受け取り手の状況が異なれば、これまたニュアンスや意味が変わってきます。

とても当たり前の話なはずなのですが、意外と「言葉自体」が一人歩きしているような現象が結構見受けられます。

 

天使が言う「お待ちしております」と、悪魔が言う「お待ちしております」は同じ文字列なはずなのですが、意味や印象が変わるはずです。

「誰が発信するのか」
「どのような状況で発信するのか」
「どのような状況で受信するのか」

こういった言葉の「背景」を理解しておかないと、ささいなことでつまらない争いや誤解が生まれたりします。

そのため、「同じ言葉」を使えば、その発信者と同じニュアンスで使えるかというと全くそんなわけではないということです。

香川県に住んでいるおじさんが「やっぱりうどんだよね」と語っている様子を見て、僕が「何だかいいなぁ」と思い、同じように「やっぱりうどんだよね」と話したとしても、全く意味や重みが違ってくるような気がするのです。

ほぼ毎日うどんを食べているおじさんと、うどんは年に10回ぐらいしか食べない僕の間では、明らかに「言葉の背景」が異なってきます。

話し言葉や表情があればこれが伝わると思いきや、おそらく文章だけでも伝わります。ブログや書籍でも「背景」のようなものが見えてくることがあります。それは前後の言葉の組み合わせなのかもしれませんが、短文でも何かこう背景のようなものが見えてくることがあります。

何度も言いますが、「誰が発信するか」「どのような背景で発信するか」なのです。

「言葉自体」が一人歩きしているような現象が見受けられるとき、なんというか違和感があるんですね。本当にこれはこの人の言葉なのか…そういうことが文章から伝わってくるんですね。

何が言いたいかと言うと、等身大の素直な言葉でいいんじゃないかということなんですね。

分からないなら分からないことを素直に書けばいいし、それをあたかも「自分は理解しています」というような態度で書いてしまうと「言葉の一人歩き」が起きるんですよね。僕が普段着ないスーツを着るときに生まれるような「全然着慣れてないじゃん」みたいな違和感が生まれるんですね。

 

何度もお伝えしますが、「言葉」は発信者・発信者の状況・受信者の状況で、天国と地獄ぐらい意味が変わってしまうことがあります。

言葉はとても便利なのですが、なんかこうまだまだ完璧なツールではないよなぁ…と、実感します。

 

ともあき

 

 

 

 

 

「ともあき」まで含めて、僕が書いた文章ってすぐバレちゃいますよね。しょうもないことして、すみませんでした。

にしけい

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書いている

西田 圭一郎 (にしけい)

1987年富山市生まれ。化学系工学修士。商社の開発営業職を辞めて、占いとWeb開発などを生業にしています。趣味は読書と旅とポケモン。文章を書くことが好きです。三児の父。詳しくはこちらから。

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