「何でもできる」は「何にもできない」万能型よりもバチカン市国型を目指せ!

 

「なんでもできる」

これを追い求めると、逆に自分を追い込むことになります。

仕事も、家事も、趣味も、副業も、恋人や他人から頼まれたことも完璧にこなそうとする。

うまくいってるのならそれでいいのですが、基本的にはどこかでパンクして終焉を迎えます。

終焉は、人間関係の破綻だったり体調やメンタルが崩壊を意味します。

万能型を追い求める人は、一点特化型のバチカン市国を見習ってみてください。という話です。

 

ポケモンだと勝てない

 

ポケモンの新作が出て廃人と化しておりますが。

 

 

 

ポケモン廃人になるもっとも大きな要因は、裏パラメータ「努力値」の存在です。

 

HP、攻撃、防御、特攻、特防、素早さの6パラメータに、自分が好きなように努力値を振り分けていきます。

小学校や中学校のテストではすべての科目で高い点数を保持する必要があります。

算数だけ100点で、他はゼロ点という一点集中型の努力値配分では評価されなかったわけです。

しかし、ポケモンで勝ち抜くには必ず「何かに絞って」努力値を振り分ける必要があります。

 

なぜなら、ポケモンでは割振れる努力値にリミットがあるからです。

 

中途半端に満遍なく努力値を割り振ると

何の特徴もない、ポケモン廃人用語でいうところの「役割」のないポケモンになってしまいます。

ポケモンでは、学校のテストとは真逆で何かに特化させ個体が勝ち残るのです。

 

僕が思うに「なんでもできる」ようになりたい人々の多くは

すべてのパラメータに努力値を振り、結果中途半端な状態で努力値が切れてしまうことで

挫折や継続の終焉を迎えるようです。

 

なんでもできるはなんにもできない

 

僕はとにかく人と違うことをしろと、母親から言われて育ちました。

(他にも大事なことを教わっていたのかもしれませんが、自分の都合のいいところだけインプットして育ってきたのかもしれません)

そんな僕にとってキャラかぶり=死でした。

 

高専の学園祭で女装コンテストに出場した際

当時流行っていた沢尻エリカ風の強気系の女性キャラに扮していた自分が

他の参加者とキャラが被っていると司会者に言われた時は

ショックのあまり女装をやめようかと悩みに悩みました…。

 

本当に消えてしまいたいぐらい悩みました。

この件からパラメータを分散することをやめて、とにかく一点集中型で生きようと決意した僕は

1人だけ真っ赤なサンバイザーをかぶって授業を受けたりした時期もありました。

 

何がしたかったのかはわかりませんが、あの頃の僕はとにかくいかにボケられるかを常に試行錯誤していました。

 

それゆえ、僕は常に浮いていました。

それは、日本が何でもそつなくこなすバランス型のジェネラリストを求めてきたからです。

僕が浮いていたのは、国のせいだったのです。

精子だったころの自分にタイムスリップできるなら、もっと違う国の男性のトンネルから飛び出すべきだったと教えてあげたいです。

 

生まれてくる国をミスったと思った僕ですが、ミスったわけではなかったようです。

現在は一点集中型が生きやすくなる個の時代に突入しつつあります。

学校のテストのように満遍なくやろうとする人は淘汰されるか、フォローする側にまわると思います。

 

ポケモン廃人的に言うと「なんでもできる」は「なんにもできない」「役割をもてないポケモン」です。

「なんでもできるようになる」ことは

裏を返せば「何かあったらどうしよう」「評価されなかったらどうしよう」という恐れをもっているからです。

自分に自信がない人ほど、万能型に走ろうとしますが

何にもない人ほど一点集中型にシフトしないと、この先より状況が悪化します。

分散すればするほど、特徴がなくなりキャラがかぶりやすくなります。

 

 

バチカン市国を目指せ

 

万能型を目指す人の特徴として基準とか指標を他人に求める傾向があります。

その根っこには「役に立ちたい」「評価されたい」という願望があるからです。

確かに他人から評価されたら嬉しいですが

他人に評価されることが目標になると、途端に発想が小さくなって陳腐なものになります。

そういう人はまず「他人からの評価はゴミです」と言っているアドラーを読んでください。

というより

他人からの評価って実際のところ自分で作っていますよね。

「こう思われてるんじゃないか」とか

「相手は自分のことが嫌いなんじゃないか」とかって

結局のところは自分が作っています。

他人からの評価や基準は全く不要です。

 

占いもそうですけど「自分流」を作ってはじめて一人前だと思います。

自分流を作るために先人たちの技術や失敗を参考にすることはあっても

結局のところ自分ルールを作れない人は中途半端になってしまいます。

 

その点、イタリアという国の中にキリスト教の国を作ってしまった

バチカン市国って最強だと思います。

国の中に国を作るって…どういう経緯であれすごいですよね…本当に勇気をもらいます。

僕が理想として求めているのはあんな感じです。

万能型を目指していてキツくなってきた人は

バチカン市国を見習って自分だけの国を築いてみてください。

にしけい

▶︎ブログ記事一覧へ

関連記事

書いている

西田 圭一郎 (にしけい)

1987年富山市生まれ。化学系工学修士。商社の開発営業職を辞めて、占いとWeb開発などを生業にしています。趣味は読書と旅とポケモン。文章を書くことが好きです。三児の父。詳しくはこちらから。

無料メルマガを読んでくださっている方の手相を解説する企画です。まずは1000人の手相を解説します。Youtube手相談室で解説しています。

月に1〜2回ゆるっと配信しています。お知らせや占いに関するトピックを書いています。

記事カテゴリーで検索

 
お買い物カゴ
上部へスクロール